蔵っ子日記

これは中堅(?)蔵人の日々を綴った素朴な日記です。
だんだん「蔵っ子」と言えない歳になってきたか?でもよろしくね。

ひとつの区切り。精米退場。

2007年01月21日 20時49分23秒 | 日本酒
出雲は晴天でした。でも少し寒いですかね。酒母室(もとば)の室温は8.5度。体動かさないとやっぱり寒いです。
本日はひとつの区切り・・・全ての精米作業が終了しました。精米担当の人は、ひとりみんなより早く蔵入りし、11月初から、今まで無事頑張ってくれました。何はともあれ感謝ですね。
いまごろは家で晩酌の後、ゆっくりテレビでも見て、家族でくつろいでいることでしょう。

最近では各々の役割を持たさない蔵も多くなったと聞いています。人間(蔵人)も少なくなり、みんなで全ての作業をやらねばならない事情もあるのだろうと思いますが。心境はやはり寂しい? うちの酒造りはみなさん泊まりこみで寝食をともにし、毎日一緒に仕事をしていますので、くだらない話でも一人分の「会話」がなくなることは寂しいですよね。(ちなみに精米さんは毎朝の食事の配膳をしてくれていました。味噌汁を温めたり、食堂にストーブをつけてくれたり、ありがたかったなあ。話のネタは「イカ採り」が主でしたが)

大仕舞いまで残り約1ヶ月。残された我々も怪我無く無事に終えなければ。また明日から気持ち入れ替えて頑張ります!