KU Outdoor Life

アウトドアおやじの日常冒険生活

山靴選び騒動記

2014年02月23日 | 道具

 この夏予定の「プロジェクトK」に向け登山靴が欲しくなり、しばらく前からあれこれ物色。
 このたびようやく購入したので、そのご報告を。

(以下、長いので登山靴マニア、道具ヲタクで興味のある方だけどうぞ)

 今度の旅はアプローチのトレッキングが下山を含めて4~5日間。上部から頂上アタックでは氷河のトラバースや岩登りの可能性もある。
 そのため、靴選びの条件としては、

1 軽い(歩きやすく、疲れないもの。目安としては片足700g以内。湿地帯もあるのでミドルカット以上の防水仕様)
2 堅い(雪面でのキックステップ及びある程度アイゼン着用に耐えるソールの固さで、クライミングも可能なもの)
3 安い(消耗品なので、予算としてはせいぜい25,000円以下)
以上、三点がチェック・ポイント。

 ちなみに現在持っている山靴は、

  A.モントレイル「バルトロ」(Montrail"Baltoro"・・・だったかな?)
 厳冬期用シングルブーツ。南町田「REI」(現・モンベル)の閉店セールで定価58,000円のものを18,000円位でGet!
 モントレイルながらイタリア製のレアものだが、やや重く最近ではあまり出番無し。

   B.ミレー「ロック&アイス」 (Millet"Rock&Ice GTX")
 現在、冬から残雪期まで雪のある山に使用。定価4万円超だがヤフオクで中古良品を8,000円でGet!
 厳冬の北アはちとキツイが、昨年のカナダもこれでOK。

  C.ファイブテン「キャンプ・フォー」 (FiveTen"Camp4")
 ご存じアプローチ・シューズの定番。
 ローカットだがこれまで西穂~槍、剱岳・源治郎尾根~北方稜線~下ノ廊下、残雪の飯豊など日本の山なら大抵OK。

 その他、トレラン(モントレイル)、クライミング(スポルティバ・ミウラー3足ほか)、沢靴(キャラバンのフェルト及びアクアステルス)等々、用途に応じていくつもあるが、
 BとCの間、いわゆる一般的な3シーズン用の登山靴というのを持ってないのである。

 というわけで、このひと月あまりいろいろなモデルの靴を見たり履いたりしたので、自分なりの印象をまとめてみた。

 まず、最初に買おうと思ったのは
  スポルティバの「ボルダーXミッド GTX」。
 位置付けとしては登山靴というよりはアプローチシューズ。軽くて、そのままちょっとしたバリエーションも行けそうなのが気に入った。
 ただソールが軟らかく、雪渓でのキックステップやアイゼン着用は厳しそう。またソールも張替不可ということで一旦保留とする。

 次に目に付いたのが、
  同じくスポルティバの「トランゴ・ガイド」。
 こちらはアイゼン着用、ソール張替可能ながら、何と重さがボルダーXと同じで片足500gしかない!
 本場ヨーロッパ・アルプスのガイドのための靴ということで、カッコ良く大いにそそられた。
 ただ、値段が35,000円(税別)と明らかに予算オーバー。さらにネットで某ユーザーから耐久性に難有りの記事を見てちょっと躊躇。
 その後、ヤフオクで自分のサイズよりハーフ大きめが格安で出品されたが、やはり目を付けている人は多く、最終的に自分の予定価格を超えてしまったところで見送ってしまった。
 ちなみにこの靴、某ショップの店長によると「(少し前の)AKBで言えば大島-板野-前田の「板野」的存在」とコメントされている。ワケがわからないながら言い得て妙だと思った。
 
 で、次に来るのは当然、
  スポルティバの売れ筋「トランゴSエボ」
 
となるのだが、これについては「みんなが履いていて面白くない」「なぜか足型が微妙に合わない」「持っているミレーと使い方がカブる」そして何より「予算オーバー」ということでハナから却下。

 ここまで来るといよいよ山靴探しの迷宮にハマり暗中模索。ああでもない、こうでもないとで本腰を入れて探すようになってくる。
 で、次に目に付いたのがコレ。

  シリオ「41A」
 パッと見、キャラバンの沢靴みたいなデザインだが、このクラスで片足600gを切り、さらに幅広甲高の日本人に合わせた足型のせいもあってかなり履きやすい。
 ソールも手ではほとんど曲がらない堅さで合格だ。でも29,000円ぐらいして、ちょっと予算オーバー。一旦保留とする。

 さらにそれより少し安いので
  サレワ「ラペスGTX」
 デザイン的に白いワイヤー部分が気になるが、価格を除いて機能的には自分の条件にバッチリ。
 ただ残念ながらサイズの在庫が無く、今後入荷する時は消費税の影響もあって3万円超えるとか?

  吉祥寺「山幸」のオリジナル軽登山靴
 ザンバランのロングセラー「フジヤマ」に似たモデルで、価格が安くネットでの評判も良い。
 思いっきり中高年登山者風だが、底も堅そうで何より歩きやすそう。
 ただ皮製なのでメンテ・フリーでなく、また片足800gと聞いてやむなく却下。
 
 と、他にも多くのメーカーのいろいろなタイプをとっかえひっかえ見て回るが、「重い」「ダサい」「高い」「ヤワ」「狭い」「緩い」・・・となかなかイイのが見つからない。
 もちろん今は便利な時代で、こんな海外通販サイトもある。

 クライムス・ワールド(URLは省略)
 Treckkinn http://www.treckkinn.com/
 モデルによっては送料込みでも日本より相当格安に買えるが、いかんせんこちらもサイズ切れだったり、また、合わなかった時の返品、交換が面倒臭そう。

 で、そんな時についに現れたのがこちら。
  ガルモント「ベッタ・マウンテン GTX」
 旧モデルなのか何と定価の40%offの13,000円ちょっと。
 本当はその上のアイゼン対応「ベッタ・プラス~」を狙っていたが、あまりソールが堅いと平坦な舗装路や緩いトレッキングではかえって疲れそうなので、こちらにした。
 何より安いのが決め手となり、思わず楽天のSスポーツのサイトでポチッと入れる。

 翌日夕方には到着。早っ!これまであれこれ悩んだのが嘘のようなあっけない結末だった。

 ・・・ところが、実際履いてみるとちょっと違和感が。
 こちらのモデルは横浜の山の店には無く、しかたなく同じガルモントで同じ型のローカット「ドラゴンテイル」で十分にサイズ確認をしたはずだったのだが。
 なぜか左足の小指だけビミョーに当たる・・・ような気がするのである。 (右足は大丈夫。)
 ならばもうハーフサイズ上に交換すれば良いのであるが、それは既に絶品とのこと。

 ま、値段が安いし、履けばそのうち足に馴染んできそうな気もするが、最初の第一印象で気になることは後々まで引きずるような気がしてならない。
 で、迷ったあげく、そのSスポーツに電話を入れ、交換も前提にやっぱり店に出向くことにした。 (店員さん、面倒くさくてゴメンナサイ。)

 店でも多くのモデルがあり大いに迷わされたが、そこで真っ先に目に付いたのがコレ!

  
  LOWA"Triolet GTX" 

 定価32,000円(税別)が現品1足限りで40%超offの19,800円!
 サイズが自分の足よりハーフ上で、店員は「明らかに大きいです!」と断言するが、たしかに爪先は余っているものの靴幅がタイトなので、履いた感じでは今までのどの靴よりもしっくりとし、中で足がブレない。
 重さもトランゴ・ガイドと同じ片足500gで、このクラスではかなり軽い。
 
 あるサイトで、買い物に迷った時「買わずに後悔するなら、買って後悔しろ!」という金言があったが、こちらの店でもある店員さんがこんな名言を吐いていた。
 「最後は、その靴が好きになれるかどうかです。好きでないと結局、履かなくなります!」
 なるほど。たしかに!

 サイズが少し大きめだろうが関係なし!とにかくこの靴が気に入った。
 たった一つだけ残っていて、ここで出会えたのも何かの縁?いや、運命的なものすら感じてしまう。

 たかが山道具、されど登山靴・・・というわけで随分振り回されてしまったが、最後は「ローバ(LOWA)は一日にして成らず」というオチで無事終了。

 あまり履いている人はいないと思うので、どこかの山で見かけたらお声がけください。

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2 コメント

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Unknown (ぴょん太郎)
2014-03-09 17:49:04
現場監督さんこんにちは。
今はいている靴が登山ショップにいって、冬靴コーナにいた周りの客達から冷たい視線や失笑を浴びながら、店員さんに雪山をやりたいので2万円以下で買える冬靴を下さいと張り切って伝えたら、倉庫で眠っていたバーゲンの売れ残りのセール価格の3万5千円(予算オーバーだったので1万5千円は月賦払いにしてカードで払いました。)の無名メーカーの非ゴアの重くしかも硬い冬靴がでてきました。これしかなかったので、結局購入しましたが、3万も出せばこんな立派のもが買えるなんて、、、
冬靴って手間をかければ結構安く買えるんですね。5万円以上出さないとまともなものがかえないという先入観かあったこの記事は、目から鱗です。勉強になりました。
Unknown (現場監督)
2014-03-15 15:21:19
 ぴょん太郎さん、こんにちは。

 たしかに冬靴、高いですねぇ。
 昔はそこまで高いとは思いませんでしたが、現在は冬用のものを新品で買おうとすると、やはり5万円以上が平均です。
 今回いくつか山の店をいくつか見て回りましたが、自分の横でこれから冬山を始めようとしている人が大枚はたいて高価な靴を買ってましたが、家の中でオブジェと化さないよう祈るばかりです。

 靴の場合、ゴアが有効なのは最初のうちだけですね。
 ぴょん太郎さんはどんな靴を買ったのでしょう?
 装備も揃ってきて夏の遠征が楽しみですね。

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