久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

東京コンサルティンググループ(TCG)は、日本企業の収益改善・国際化をトータルサポート!!

インド赴任日記 Vol.9 ~India人のmanagementは難しい??~

2011年05月17日 | マネジメントセラピー(井上ゆかり、他)

India人のmanagementは難しい??

 


Indiaを一言であらわすと・・・
■自己中心的
■自己主張が激しい etc

言われることがあります。

実際、Indiaで仕事をしていると、、、、

はい。確かに。
そう感じることは良くあります。

 

でも、India人仕事をしていて感じることがあります。

それは、彼らが本当に自分の感情に素直であることです。


些細なことでも、「達成」すると、全力での自慢が始まりますし
(※誉めて!!と言わんばかりの、視線が凄い)

「未達成」であったときの、凹みようはこの世が終わったかのようです。
(※自分が重要視していたものに限る)


本当に素直に喜び、そして悲しむ彼らを見て
私は本当に可愛らしいと感じることがあります。

日本人は会社に対してのコミットが強いと言いますが
彼らを見ていると、日本人のコミットというのは
自分を一生補償してくれる「組織」に対してのコミットであり
彼らの持っている「会社への想い」とはまた違うものである気がします。

日本人にはない、素直な気持ちや感情がそこにあるように思います。


India人の離職率が高いから・・・
自己主張が激しいから・・・
コミットメントが弱いから・・・

Indiaにおいて、managementが難しいと感じる要因は
いくらでも見つかると思います。


私は、Indiaではmanagementが難しいのではなく・・・

「India」という土地に来て、「自分の本来の力」が
露呈しただけのように思います。

日本で自分のmanagementに社員がついてきたのは
自分についてきたのではなく「会社」についてきただけ!!

Indiaで自分のmanagementに社員がついてこないのは
「自分」にリーダーとして彼らを惹きつけるものがないだけ!!


社員の管理が出来ないのは、社員のせいではなく
私たち管理者の責任。

India人の持つ良さは、子供と同じような「素直さ」であり
そこを活かし、伸ばしてあげることが、彼らへの貢献あり
結果として組織が成長していくことができる要因であるように思います。

 

とはいいつつ・・・
もちろん、私も試行錯誤を繰り返していることに違いはありませんが

それでもこの国と、この国の人が好きです。
この国で想いを持って努力をされている、駐在員の方が好きです。

今日も子供のように素直な社員と向き合い
良い組織になるよう、多くの企業の役に立つことができるよう・・・
日々努力です。

 

井上ゆかり

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿