リーダーシップの本を読むと、よくリーダーには色々なタイプがいると書かれている。
例えば、権威型リーダー、調整型リーダーなどなどである。
リーダーに色々なタイプがあるとすると、自分がどのタイプになっても、一長一短であり、自分がどのようなリーダーになるべきか、過去数年私は悩み続けていた。
しかし、昨日、この問題から完全に解き放たれた。
「リーダーにタイプがあったのではない。フォローワーの方に反応する行動特性があったに過ぎないのである。」
私にとって、これは、久しぶりの大発見である。
経営学の体系を再構築したくらいの発見と思っている。
一般的に、経営学の教科書では、リーダーシップの章とモチベーションの章は当然、別になっている。
しかし、これは、表と裏の関係にあるため、同一の章で扱う方が実践的な相乗効果は非常に高くなる。
今までのリーダーシップ論では、あまりにもリーダーの行動特性にのみ焦点が当てられていたため、つかみ所のないものになっていたのである。
現状でのフォローワーの行動特性を研究することによって、その組織で最も望ましい、リーダーのあり方が結果として導かれるのである。
そして、リーダーが経営環境に応じた方向で会社を導きたい時は、それに従ったリーダーシップを取ることによって、合わない社員の入れ替わりが起きてくるのである。