久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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言い訳なのか言い分なのか?

2006年05月30日 | ビジネスの感性

優秀な人間にとって『言い訳』と聞こえる言葉も

言い訳している本人にとっては、『言い分』である。



『言い分』は、聞いてあげないと、話を聞いてくれない人と思われる。

『言い分』と思っている部下と、『言い訳』と切り捨てる上司。。
いつまで経っても、この溝が埋まらない・・・




成長の早い人と遅い人との違いは、『反省力』の高さと思います。

自らを省みる力の高い人は、当然、早く成長できます。

反省力の低い人は、とかく自分を正当化してしまいます。


しかし、ここからがポイントですか・・・

優秀な人間からすると、そうでない人に対して、
『言い訳するな!!』
と直ぐに思ってしまいがちです。

しかし、『言い訳』とは、優秀な人間が、判断したものであって、当の本人からすれば、それは、『言い訳』ではなく『言い分』だと・・・昨日、気づきました。


つまり、『言い分』に関しては、聞いてあげることが非常に重要なのです。

ついつい、『言い訳するな』といって、耳を傾けないことが私を含めた経営者には良くあることです。

この聞く技術(傾聴法ともいいますが)が、コーチングの本質で、この目的は、信頼関係作りにあります。


人の話(大半は、取るに足らない話が多い)を聞くことは、非常に辛いことです。人間は、人の話を聞くより、聞いてもらう方がうれしいのです。

だから、銀座などの飲み屋で高いお金を払って自分の話を聞いてもらう人が沢山いるのです。


とにかく、部下の『言い分』は、聞いてあげましょう!


ただし、優秀な人間は、【反省力】が高いので、頭ごなしに怒っても、ちゃんと気づきます。

(コーチングではなく、ティーチングでOKなのです。)