昨年の春のこと。岩田屋コミュニティーカレッジの講座リストを何気なく見ていましたら
「1日講座」というありがたいジャンルがあるではないですか。
普通カルチャーと言えば平日午前中もしくは夜。
幼稚園のお役目が決まっていたので、平日は無理。
小さい子供がいるのでもちろん夜も無理。
そういう思い込みで、敢えてチラシを見ることもありませんでした。
ところが、日曜午後の時間帯で設定されている
「1日講座」の講師のラインナップの素晴らしいこと!
すっかりはまった昨年後半でした。
(このお話はまた別の機会に、記事にします♪)
その煌めく講師陣のお一人が田中博子さん。
フランスのお菓子を中核に絶品のコンフィチュールを作る方でもあります。
私は「1日講座」で洋ナシとバニラのコンフィチュールを教えていただきました。
コンフィチュール(ジャム)は、フルーツとお砂糖があれば
誰でも気軽に作れて、それなりに美味しくできるものですが、
本当に「ああ、おいしいなぁ」と頭の芯がじわっと潤んでくるような
味・食感・香り・余韻という4つのelementがくっきり立つような
コンフィチュールにはなかなか出会えません。
私は、パンにつける以外にケーキやクッキーなどの焼き菓子に入れることも多いので
特に「余韻」が残らないコンフィチュールは、ぶっぶーーーーー。
和泉先生に初めて作り方を教えていただいて以来
随分舌も超えました(笑)
その舌が機会あれば是非に教えを乞いたいと思ったのが田中博子先生でした。
ほんの数時間のレクチャーで素人が受け止められる範囲のことなど
たかがしれていますが、
私なりに復習して作ってみたのが「3種の林檎のコンフィチュール」です。
リンゴは生協で買った長野県産の3種類1個ずつが入ったパック。
確か王林・しなのスイート・千秋のセットだったと思います(汗笑)
これをミクスチュアしてみました。
田中先生によりますと
砂糖を加えてさっと浅炊きして、一晩おくんですね。
次の日にさらに2回にわけて砂糖を加え、完成させていくのですが、
この「次の日」がクセモノ。
予定があったり、仕事があったりで時間を作れなかったりすること、ありますよね。
そういうときは、最初浅炊きした段階で冷凍しておくと、いわゆる「コンポート」状態で
保存しておけばよいとのこと。
そうすれば、時間のあるときにゆっくり完成させることができます。
ゆっくり糖度をあげていくので、甘みはしっかり。
時間をかけるので、香りや食味が壊れない。
さらに、ポイントとして、出来上がったコンフィチュールを瓶詰するときに
壜に好みのスパイスやハーブを入れて、壜の中で好みの香りを移していく
ということを習いました。
私も、スパイスは好んで使いますが、
鍋の中でプラスしていたので
この方法になるほど!と思いました。
控え目ながら余韻の深いこと、すばらしいです。
この日私が入れたのは
ヘーゼルナッツのリキュールと
アニスシードとコリアンダーシード。
シード状のスパイスは、低温のオーブンで少し火を入れておくと
香りがよくなるので、その手間を惜しまないようにしています。
ほんとはカルバドス(リンゴのブランデー)を入れたかったんですが
切らしてて、ううう。
シナモンスティックも切らしていたんですが、
リンゴとシナモンのマリアージュはすこし飽きてたので、これはよし。
イチゴの時期はスロージンやグレナデンリキュールに黒胡椒やジュニパーベリーを入れたり
レモンの時期はリモンチェッロにカルダモンを入れたり
とにかく、酒好きでスパイス好きの私にとって
コンフィチュールのマリアージュを考えることはまさにツボにハマるんです(笑)
でも、隠し味だから、隠れすぎない・出過ぎないの塩梅が難しいんですよね。
そのあたりの悩みを、クリアにしていただいた気がします。
ということで、習った素材とは違うのですが、とてもいい復習になりました!
このジャムは、次の日きんとんを作って、りんごきんとんに。
甘酸っぱくて、ほんの少し洋風の香りがして、重たくなくて、美味しかったです♪
でもね、惜しむらくは、壜詰めが終わったところで、
少し前に天日でじっくり乾燥させたバイマックルー(こぶみかん)の葉を見つけたこと。
次は、あの葉っぱを生かして何のコンフィチュール作るかな。







ほらほら、こんな感じで。









海老のビスク・南瓜と生姜のポタージュ セルクル仕立て
黒毛和牛のタンソテー トリュフ塩を添えて
家長のお仕事を前に緊張中のパパ

















