日本食をご馳走したい、という友人の希望でシカゴ郊外にある日本人家庭にムスとファトゥを連れて行くことになったのだが、ちょっと気になることがあった。
僕自身も最近気づいたのだが、彼女たちは食べ慣れたアフリカ料理以外、ほとんど食事を受けつけないのだ。
リベリアではスパイスのきいた魚のスープとライス、チキンやキャッサバの葉などを良く食べるが、シカゴにはリベリア料理をだす店はない。そんなに極端には味も違わないから大丈夫だろうと先日連れていったケイジャン・フードの店では、魚のフライもライスも、一口舐めただけであとはまったく手をつけなかった。ぶどうなどの食べ慣れない果物もだめだし、りんごさえもグリーンアップルのほうが甘いといって、赤いりんごは食べないという徹底さ。。。
そんないきさつもあったので、まず日本食など無理だと思い、その旨を友人に忠告したあと、安全策にファトゥにリベリアの魚スープをつくってもらい持参することにした。
そして当日。。。
友人宅では、さすがに刺身は駄目だったようだが、ファトゥはかぼちゃの煮物や中華そばなどはなんとかクリアしていたようだ。ムスはほとんど日本食には手をつけなかったが、ほとんど友人の子供たちと走り回って遊んでいたので、食事はそれほどの関心ごとではなかったよう。心配していたほどの結果にはならなかったので、少しほっとする。
彼女たちには、僕らが普通に考えるように、「せっかく外国にきたのだからその土地の料理や、珍しいものを食べてみよう」という考え方自体が頭にないのかもしれない。生まれてから同じものをずっと食べ続けてきて、料理とか食べ物といえばこういうものだという固定観念ができているので、仕方がないのだろうか。単なる食べ物の好き嫌いとはまた違った次元の問題なんだろうな。
アメリカではジャンク・フードが氾濫しているから、それが幸か不幸かの判断はつけ難いが、とりあえずはいろいろな食文化を体験できる選択肢のある僕らは恵まれているのだと、とあらためて考えさせられた。
僕自身も最近気づいたのだが、彼女たちは食べ慣れたアフリカ料理以外、ほとんど食事を受けつけないのだ。
リベリアではスパイスのきいた魚のスープとライス、チキンやキャッサバの葉などを良く食べるが、シカゴにはリベリア料理をだす店はない。そんなに極端には味も違わないから大丈夫だろうと先日連れていったケイジャン・フードの店では、魚のフライもライスも、一口舐めただけであとはまったく手をつけなかった。ぶどうなどの食べ慣れない果物もだめだし、りんごさえもグリーンアップルのほうが甘いといって、赤いりんごは食べないという徹底さ。。。
そんないきさつもあったので、まず日本食など無理だと思い、その旨を友人に忠告したあと、安全策にファトゥにリベリアの魚スープをつくってもらい持参することにした。
そして当日。。。
友人宅では、さすがに刺身は駄目だったようだが、ファトゥはかぼちゃの煮物や中華そばなどはなんとかクリアしていたようだ。ムスはほとんど日本食には手をつけなかったが、ほとんど友人の子供たちと走り回って遊んでいたので、食事はそれほどの関心ごとではなかったよう。心配していたほどの結果にはならなかったので、少しほっとする。
彼女たちには、僕らが普通に考えるように、「せっかく外国にきたのだからその土地の料理や、珍しいものを食べてみよう」という考え方自体が頭にないのかもしれない。生まれてから同じものをずっと食べ続けてきて、料理とか食べ物といえばこういうものだという固定観念ができているので、仕方がないのだろうか。単なる食べ物の好き嫌いとはまた違った次元の問題なんだろうな。
アメリカではジャンク・フードが氾濫しているから、それが幸か不幸かの判断はつけ難いが、とりあえずはいろいろな食文化を体験できる選択肢のある僕らは恵まれているのだと、とあらためて考えさせられた。
特に料理に砂糖が入ることが信じられない感じでした。
私は「がんこもの」なんて思っていましたが、我が家の子どもたちも2年間のコートジボワール生活の間、ほとんど現地食を食べませんでしたから、やはりがんこものです。
>、「せっかく外国にきたのだからその土地の料理や、珍しいものを食べてみよう」
これは、結構大人の考えかもしれないです。(私も同じことを考えていましたから)
子どもは逆にチャレンジしたくないのかもしれないですね。
でも、同じ時期コートジボワールにいたほかの日本人家庭の子どもはどんどんチャレンジしていたから、やはり個性かしら??
私は「小心な、がんこもの」だけど、名前まで「がんこもの」にはしたくないです。。。
ファトゥの作ったペッパー(フィッシュ)スープもおいしかったですね。みんなで”完食~”でした。
ムスも我が家の男どもを従えて楽しそうに遊んでましたね~。「結構アネゴ肌ね」とか思いました。 でも片方の手ともう片方の腕で何の違和感もなくウチの2才前の娘に靴をはかせてあげている姿を見て、本当にやさしくていいお姉ちゃんだな、と思いました。(4才の弟がいるそうですね。)
それから、アメリカのメジャーのトークショーに出演したり、彼女をとりまく状況が大きく変わってきているようですね。「何が(どういうふうに、どこで暮らすのが)彼女にとって一番いいのか、というのは本当に難しい問題ですが、今の純朴で優しい心をずっと持ち続けて欲しいな、と思いました。
「一番忘れてはいけない事」なのでしょうね。
ファトゥのスープは魚、野菜、スパイス、いろいろ入ってムスにとって「一番おいしいお母さんのいつもの味」だったと思います。
余談ですが、高橋さんから事前に「日本食は100%ムリ」と聞いていたので、(ファトゥは自分で作って持って来るとのこと)開き直ってコテコテの日本の料理ばかりを用意していたら、なんのなんのファトゥは次から次へとトライしてくれるではありませんか~!もっとも、高橋さん他友人たちから「君は今日は大事なゲスト、クイーンなんだ。だからさしみも食べないと!」と、よくわからない論理で(こんなクイーンいやだ(笑))料理を勧められていましたが...手をつけてもらうことを期待していなかった私はとてもうれしかったです。
友人の紹介により高橋さんのブログを知りました。
さて食べ物の嗜好についてですが、心理学には素人ではありますが、心理学でいう「新奇恐怖」と言われる分野ではないかと思います。やさしい解説はこちらです。
http://kids21.gr.jp/syokuikutokusyu/tokushukiji0601_1.htm
味覚の嗜好はだいたい6才位までに形成されるとされています。日本人は大人になるまでに比較的広い分野の食物摂取をするので、嗜好の幅も広くなると考えていいのではないでしょうか。それでもやはり子供の頃に身に付いた食習慣はなかなか変わらないものだと思います。