ハコスカ ないしょ話

イチマルレーシングチーム監督ブログ

ドニントンパーク

2017-07-12 20:24:02 | レーシングカート


悪夢のフルウェットコンディション・・優勝できる可能性は極めて少なくなってきた。

「普通のスタートは危険なので1列スタートでいきましょう」

レースオーガナイザーの方からお達しがありました。

1番に押しがけをしてなんとかエンジンもかかり大雨のコースに出る。

1周回って隊列が揃わないのでストレートを全開で水たまりの中に突っ込むともろにハイドプレーニングでカートがふらふらになる。

1コーナーに入るとえげつなく滑ってアウト側にカートが滑っていってこらえきれずになんとスピーン!!

(終わった・・、スタートの前に終わってしまった・・、皆が私の横を抜けていく・・)

(たぶんエンジンがこのままかからんと思う)

(やっぱり、やらかし大明神が私の背中めがけて降臨してきた)

(はい、もうこのままレース始めてください)

でも一応押しがけを試みてみた。

①2コーナーにかけてやや下りになってる。

②キャブのローニードルは晴天よりだいぶんシボッテいた。

③高圧縮プラグより低圧縮の標準プラグに交換していた。

④アクセルヘルパーの握りのある部分でエンジンがかかりそうな気配を先ほどの押しがけで感じていた。

⑤やらかし大明神に勝利の女神がビンタしてくれた。

①~⑤のすべての条件が奇跡的に揃ってエンジンに火が入った!!!

ああ、走れるっ!!

スターターの方が私が隊列の前に並ぶのをもう1周待ってくださった!!

日章旗が振られた!!

大雨の1コーナーに鋭角的に切り込んでいく。

だがアクセルを深く踏むのが怖い・・さっきのスピンのトラウマと速く走りたいっていう気持ちが激しく戦う。

ああ、スピードがもどかしいほどに緩んでしまった。

と、そこにM山さんが1993年の雨のドニントンパークのオープニングラップのアイルトンセナのようなブレーキングでヘアピンに突っ込んできた!

おお、すごい、マネできない!って思った。

あっというまに2位に下がって「このまま引き離されるのか」

でもこの日の私、1989年の雨のアデレードGPの中嶋悟のように走れるのです。

前に出たM山さんがパトレーゼで私が中嶋悟(笑)

あの時の中嶋悟選手のロータスと違ったのはエンジンに水が入らず極めて調子良く走れた事。

雨の中でスリックタイヤで走るのはとても難しい。

アクセルを早く踏みすぎてもならないしブレーキロックもダメ、もちろん横Gもかけ過ぎてもダメ。

でも遅いのはもっとダメ。

中学生の男女交際のごとく超えてはならない一線を超えずにその一線に極めて近づかないとダメ。

ダメダメづくし・・

でも前に出たM山さんもスライドが多いし離れていかない・・

そーして4コーナーでうまくスピードがのせられてS字コーナーまでM山さんに並んだ!!

もう千載一遇のチャンスなので引く気はまったく無かった・・

サイドカウルで押し合う準備を内心いたしました(笑)

でもギリギリのギリギリで引いてくれた(ような気がする)

またトップに返り咲きました。

でもここからも自分との戦いが続きます・・

ほんの一瞬の気の緩みでカートをコース上に留められずにレースが終わる・・

ああ、本日中に書き終えようとしましたが無理だった。

続く

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