昨日から本日にかけて和歌山で1番ハッピーな男はワタクシであります。
今日は1日中エビス顔で何を言われても終始上機嫌。
レース前日の土曜日に練習と用意に行って古いタイヤと練習用のエンジンで走ったのですが全くダメでアンダーステアは強いしエンジンもとりたてて速いってこともなし。
また「こりゃ参加することに意義がある」ってところだなって正直思った。
そーして帰り際に一応のレース用エンジンとレース用のユニディタイヤを入れて少しだけ走ってみた。
「おろっ??」
なんか曲がる!!フロントがコーナーのインにスパっと向く!エンジンもピックアップがそこそこだ。
狙ったクリッピングポイントにほぼ忠実に寄っていってくれるイントレちゃん。
タイヤが終始キュルキュル鳴く。
タイムも最速29.5秒って好タイムが出た。
グリップ感と共にカートの動きに好印象を持つことが出来ました。
それからちょうど明日のレースの為にカート場入りしてきたMさんとKさんと3人で夕暮れ迫るコースを歩いて詳しく走り方をレクチャーしてもらった。
Mさんの話を聞くとものすごく繊細に走り方を考えていてすごく参考になる。
自分なんかコーナーが迫ってきたらばかーんとブレーキングをしてハンドルを切って次にアクセルを踏んで加速するだけじゃんって考えているのが情けなくなるほどだ。
う~ん、色々と聞いたがその中でも自分でできそうなことを3つだけでもできればって思った。
ちなみにMさんは昨年度のチャンピオン。
今回からCRGにマシンチェンジしたMさん。
新品ステッカーを買って貼ったらしいですがステッカー一式の定価は4万円らしい・・
もしかして私の今回の勝利の要因のひとつがこのステッカーかも(意味不明)
やっぱり速い人は何に乗っても姿勢が良くてカッコいい。
そーしてレース当日になり観戦してる人に大人気の私の出場オヤジクラスのエントリーが8台ということで大盛況だ。
誰もが勝利を狙って必死に練習して良かれと思うパーツを惜しみなく投入してきてます。
ここで勝つのはマジに滅茶苦茶難しく、ここ数年間はトップ3の方が順番に勝っているだけでBグループの私は表彰台すらも遠い存在っていうのがホントのところ。
朝のミーティングが終わり練習走行が始まる。
ここで皆さんを見てると誰もが速く見えてテンションが下がりそうだ。
「ああ、今日も普通にいったら表彰台もムズイかなあ?」って思う嘘偽らざる印象を持つ。
時間がきてタイムトライアルです。
気持ちは弱くなってきてるが限界までは絶対に攻めます。
若干インにつききれなかったコーナーもあったが大失敗もなく1周を回ってきた。
「また4~5番手な感じかな~~?」
全員のトライアルが終わりほどなくして結果発表の用紙が張り出された。
「えっ!?」
にゃんと私の名前が上のほうにあり2番手!!!
「ま、まじっすか?」
まさかのフロントローに並んじゃったじゃん!!
だがほとんどコンマ1~2秒差とか誤差の範囲でタイムが並んでます・・
「まあすぐに抜かれるな・・」ととことん弱気なイチマル監督。
現に今までほとんどそんな展開だった。
カートのおやじさんの「さー。予選やりましょか!」と悪魔の声が聞こえ、緊張はピークに達した。
ローリングが始まる・・
だがここで2位のまま1周を回ってこようなんて守りの意識だと絶対に良くて4番手で回ってこれるか接触でリタイヤだ。
カラ元気でも「トップを盗ってやる」と気合を入れて雑念を振り払う。
もうフライングやってやる!くらいの勢いでスタートラインを越えるとまさかの絶妙超絶スタートが決まってするするとトップのカートの前に出た!!!
「うそ!、やってしまった」
急に今度は抜かれるイメージが湧いてきて走りに焦りが出る。
ヘアピンにトップで入っていくとインフィールドのダートに1台のカートが飛んできたのが見えた。
いつもは自分が居るあたりでなんか起こったようだがトップは安全ですな・・
なんて言っている場合ではなく滅茶苦茶に2位のカートが私を抜こうとしてる気配で背中がむずむずする~~
いつもなら3周くらいはねばるがすぐに抜かれるパターンだがこの日はイントレちゃんの感触がとても良くてグリップは良いし立ち上がりでアクセルをどんどん踏んでイケル。
3回くらいは横にCRGが見えたし自分もダートに落ちて煙幕走行してしまうしではちゃめちゃ。
だが奇跡的にトップのままで予選ヒート1が終わった。
100パーセントどころか120パーセントの力を振り絞って走ったので「今日のレースはここでもう終わりにしてくれ」って泣きながら嘆願しようと思った・・
続く・・