クニの部屋 −北武蔵の風土記−

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

昭和のはじめ、羽生の旭町に“シンボル”が登場した?

2012年02月04日 | 近現代の歴史部屋
かつて、羽生一の高さを誇るものが旭町に存在していた。
それは“火の見櫓”。
鉄骨造りで昭和初期に作られた。

現在は跡形もないが、
旭町大通り沿いに立っていた。
場所は、元お寿司屋さんの駐車場。
近くにはラーメン屋さんやそろばん塾がある。

昭和30年代を舞台にした映画「ALWEAYS」ではないが、
この火の見櫓を見上げた人はたくさんいただろう。
遠くからでもその雄姿を望むことができたのかもしれない。
それは旭町のシンボルだった。

しかし、この火の見櫓は短命だった。
太平洋戦争の最中、物資不足を補うため、
軍は全国から金属類を回収。
お寺の梵鐘などが供出されたが、
旭町の火の見櫓もその災から免れなかった。

昭和18年に撤去。
火の見櫓は旭町から姿を消した。
それが何に変わったのかはわからない。

前述のとおり、その火の見櫓跡は元お寿司屋さんの駐車場である。
お寿司屋さんもすでに営業していないらしく、
とても静かだ。
かつての雄姿をいまに留めることなく、
時を重ねている。

※最初の写真は旭町の火の見櫓跡(埼玉県羽生市)
ジャンル:
埼玉県
キーワード
太平洋戦争 ラーメン屋
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