クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

“血液型”から見る「NANA」は? ―文学とジャニーズ(少々)―

2006年12月12日 | レビュー部屋
映画「NANA2」の公開に伴って、
テレビで初めて放送された前作「NANA」。
“ハチ(宮崎あおい)”と“ナナ(中島美嘉)”の出会いとその日々が描かれていました。
原作に忠実で、映画でしか観られないものは特にありません。
ただ、漫画と違って映画には“音”があります。
“ブラスト”と“トラネス”の音は、漫画ではどうひっくり返っても表現できないものです。
特にナナとレンが別れるシーンで流れていたレイラの歌声は、
よりドラマチックに演出していました。

さて、映画「NANA」の山場は2つあったと思います。
すなわち、ひとつは“ハチ”と“章司”の別れ、
もうひとつは“ナナ”と“レン”の再会(と別れの回想シーン)です。
まさに、2人の「NANA」の物語だったわけです。
ただ、2つの山場の比重はまるで違います。
ハチの場合は単なる浮気現場の発覚と別れで、
観る側も同情か共感くらいのもの。極めて“普通”です。
総じてハチは何をしたいのかさっぱりわかりません。
妊娠してようやく目標が定まったくらいですが、
この映画ではまだそこまで至っていませんでした。

それに比べてナナは“文学”です。
「自立した女」であるが故に“葛藤”があり“悩み”がある。
感情の振り幅も複雑で、“人の幸せとは何か”というテーマが内在しています。
レンと一緒に暮らし家庭を持つことは、彼女にとっては幸せの形ではありません。
夢に生きることが彼女の言う「完全体」ですが、
レンへの想いは変わることなく続いています。
女としてではなく、夢に生きることを選んだのが彼女の精神の主柱です。
しかし、レンと再会したことで微妙に変化していきます。

女として生きることが幸せなのか、
それとも夢に生きることが幸せなのか……。
複雑な感情が入り混ざり、葛藤の振り幅はどんどん大きくなる……。
『NANA』がこれだけヒットしているのも、
彼女が内包する文学性所以かもしれません。
ナナの持つ“影”が物語を動かしていると言っても過言ではありません。

ところで、映画「NANA」に出演した俳優陣の中で、
登場時間のわりに目立っていたのはレン役の「松田龍平」だったと思います。
周知のように松田優作の子で、いわゆる二世俳優です。
1983年5月9日、東京生まれ。血液型B型。
あ、この人もB型なんだと、検索してふと手を止めてしまいました。
昨日少し書いたKAT-TUNの“亀梨和也”もB型。
新曲「Harmony of December」を出したばかりの
KinKi Kids(堂本光一・堂本剛)の2人もまたしかりです。
高校が一緒だという“松本潤(嵐)”も同じかと思いきやA型でした。
(ジャニーズの名前を並べてみると、漫画『NANA』に登場する男性陣はジャニーズ顔が多いかもしれませんね)

ちなみに、物語のレンはA型。
現在情報公開されている中では、A型が比較的多い気がします。
ナナもA型で、B型はハチとナオキだけです。
後者の2人は天然キャラのように描かれていますが、
B型の文学さんはいるはず。
シンとレイラはAB型でちょっと納得。
O型はタクミと京助とサチコの3人です。
血液型はさほど関係ないとは言え、一般的に認識されている特徴が、
それぞれのキャラに表れています。
描き始める以前に決めるのか、
それとも連載してから自ずと設定されるのかは不明ですが、
作者の人物造詣の確かさが感じられます。

余談ついでに、「NANA2」でハチ役になった“市川由衣”は、
血液型が不明なのだとか……
中島美嘉はAで、レン役の姜暢雄はO。

参考資料
矢沢あい著『NANA7.8』集英社
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