クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

幼な子を“騎西城”に連れて行くと? ―騎西城―

2016年11月07日 | 城・館の部屋
騎西城は旧騎西町(現加須市)にある。
観光地ではないかもしれないが、知る人ぞ知る城だ。
発掘調査によって出土したその遺物の量は全国でも上位だろう。

享徳の乱では古河公方足利成氏の前線基地となり、
戦国末期には上杉謙信の猛攻を受けている。
近世以降は松平氏や大久保氏の支配を受けたが、
城主転封をもって廃城となった。

城の遺構としては土塁が残っているのみ。
本丸や二の丸は住宅地となり、
城を覆っていた沼も田んぼとなっている。
発掘調査で障子堀が検出し、その中から兜が出土した大きな注目を集めた。
が、現在は埋め立てられて道路になっている。

騎西城には思い入れがある。
城跡の上に図書館が建っていることもあり、
「城」目当てでなくても足を運ぶ機会は多い。
拙著『羽生加須行田 歴史周訪ヒストリア』(まつやま書房)でも、
思い入れをもって騎西城を取り上げた。

城の遺構はほとんど失われているものの、
跡地には天守閣めいたものが建っている。
郷土資料室となり出土した遺物などが展示されているのだが、
常時開いているわけではない。
一般公開は特別な時期のみだから、
思い付いて足を運んだところで中に入ることはできない。

息子を連れて騎西城を訪問。
幼い息子は土塁よりも天守閣に興味があったらしい。
天守閣に続く階段を登り始める。

放っておけばどんどん登ってしまう。
階段が急になったところでキャッチ。

騎西城の南側には、道路を挟んで荻原遺跡がある。
ここは公園になっていて、休日になると親子で遊んでいる姿を見かける。
城に興味のない子、あるいは幼過ぎて「城」がわからない子がいたら、
萩原遺跡の方が楽しめるかもしれない。
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