冬の陽だまり 夏の木かげ

宮澤賢治じゃないけれど、ソウイウモノニワタシハナリタイ !
旧ブログタイトル 「 アラ環の人生立て直しプログラム 」

あこがれの人 篠田 桃紅

2017-01-31 19:30:01 | 生きかた
この方の作品に触れる時、それが書であれ、文章であれ、
自然と背筋が伸び、襟を正してしまいます。

凛としたたたずまいの方です。

篠田桃紅さんは、1913年3月28日大連でお生まれになり、現在103歳、
驚くべきことに、まだ現役の書道家でいらっしゃいます。

映画監督の篠田正浩氏が従弟にあたるとのこと、
やはり芸術家の家系なんでしょうね。

私が桃紅さんを知ったのは、
2001年1月頃の雑誌『クロワッサン』に掲載された記事からだったと思います。
桃紅 私というひとり』 世界文化社 2000年12月初版
の紹介記事が載っていた記憶があります。

早速書店を探し回り、買い求めました。

桃紅さんは、結婚せず、ひとりで生きることを選びました。
最初は書道の先生をして生計を立て、
その後、墨絵に転向なさっています。
1956年(私が生まれる前の年!)渡米し、現地でも高い評価を得ていますが、
乾いた気候が墨絵には合わないということがわかり、
帰国なさって、以来ずっと国内で活動されています。

多くの著書の中から
一○三歳になってわかったこと』 幻冬舎 2015年4月初版
一○三歳一人で生きる作法』 幻冬舎 2015年12月初版
人生は一本の線』 幻冬舎 2016年4月初版
も買い求めましたが、昨年最後の1冊を残し、断捨離しました。
 
3/700冊です。 そのことに関しましては、良かったら こちら からお読みいただけます。

手元に残したのが、下の写真のものです。




本文の一節を引用させていただきます。

必然だった

わがままに言いたいことを言って、女手で暮らしているから、
羨ましいと思う人もいるかもしれない。
だけど、現実に、それほど
幸福感を自分が持っているわけではない。
幸福とか不幸とかいう次元で、
自分を判断できないけど、
こういうふうにしか生きられない性格で、
こういう風に生きたんだから、
すべてしようがないと思っている。
これは必然だった。
ほかに生きようがあったかというと、
ないんですよ。
こういう性格で、
こういうふうに生きるしかなかった。
 」 

『人生は1本の線』 幻冬舎 2016年版 P74~76より引用


たった一人で、ストイックに、一つのことを極め、今なお精進を続けていらっしゃる。
最高にカッコイイ!! やっぱり永遠の憧れの存在!!
…とは思うけど、一方、
桃紅さんも、やはり一人の生身の人間なんだなと思います。
誰はばかることなく存分に才能を発揮された裏側では、
孤独との戦いがあったということが、この1節から伺われますし、
それは生きている限り続いていくのでしょう。

収録されている言葉は、どれも深いものばかりです。
おすすめの1冊です。


岐阜県関市・関市役所庁舎内「関市立篠田桃紅美術空間」や
同じ関市内の「岐阜現代美術館」に、作品が展示されているそうです。
いつか本物を拝見し、その迫力に触れてみたいと切望しています。



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適材適所な物々交換 その後

2017-01-30 19:30:00 | 友人
物々交換の友人と、無事、2週間後に会いました。
事前に、時間・場所を打合せする2人のメールには、
10年後にならなくて本当に良かったね! 」の文字が…。

いきさつをご存じない方は、こちら からご覧いただけます。

無事に、約束の端切れを彼女に渡すことが出来ました。

今日も手作りのオーバーコートとプルオーバーで現れた彼女、
待ち合わせの店内で、早速、嬉しそうに布合わせを始めました。


目の前の彼女は、幸せそうに微笑んでいますが、
実は彼女には、私にもうちあけられない、深くて大きな悲しみがあるのです。

彼女は、悩み苦しみの類を解決するには、「3つのT」 が必要と言います。

Tears (涙)
Talk (話す)
Times (時間)


そう言いながら、
彼女は、まだ私に 話し(Talk)、泣く(Tears) ことが出来ないでいるのです。


…というか、彼女はむしろその悲しみを、手放すまいとしているように、私には見えます。
手放してはいけないと思っている…と言った方が近いでしょうか?
そうして、自分を責め続けているようにも感じてしまうのです。

以前の私なら、短絡的に、
目の前の彼女を、何とか楽にしてあげたいと思ったことでしょう。

でも、今はちょっと違います。
その苦しみに、うんざりするほど、どっぷりつかってほしいと思うのです。
気が済むまで…。

だって、それは、彼女が大切にしたいことだから…。


40歳を過ぎても、ど真ん中ストレートでしか勝負できない私に、
変化球を教えてくれた人がいました。
いや、むしろ、「故意四球(フォアボール)=敬遠」というべきでしょうか?

良くならない権利も、認めてあげるべきではないですか?」

その人のことも、これから語る日が来るかもしれません。



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吉報

2017-01-29 19:30:13 | 暮らし
昨日は父方の祖母の命日でした。 27回忌になります。
ささやかな精進のお膳を作り、故人とご先祖様たちに思いを馳せました。

そんな日に、
今まで、私の肩にずっしりと重くのしかかっていた大きな荷物を、
下ろすことが出来ました。

私の実家は、一昨年の6月から空き家になっています。

6年前に父がこの世を去ってから、
8LDKの大きな家に、母が一人で住んでいました。

この母もまた持病持ちで、父が亡くなったショックも加わったのでしょう、
時々救急車のお世話になっていました。
当時私は、車で25分くらいのところに住んでいましたので、
その度に、母の実家の叔父さん、叔母さんをお騒がせしていました。

冬期間だけ、私が実家に行き一緒に暮らしたりもしましたが、
そんな時、長男に大変な事態が起こったりもしました。

私も限界でした。
血圧が180~100㎜Hgを超えるようになり、
常に頭痛と疲労感が抜けず、自分本位な母に苛立っていました。
「こっちが先に逝っちゃうよ!」と、母に怒りをぶつけたこともあります。
その頃から、「網膜静脈分岐閉塞症(眼底出血)が、始まっていたのかもしれません。

その病気についての記事は こちら と こちら からご覧いただけます。

一昨年の6月、それまでかたくなに拒んでいた母も、その状況を受け入れ、
ようやく名古屋に住む妹夫婦の近くに、居を移してくれました。
妹夫婦のご両親はそちらの3男夫婦と同居していらっしゃるし、
妹の夫は内科医なので、そんな意味でも安心です。

でも、これで私は、親戚中を敵に回してしまったかもしれません。
なんて薄情な娘だ」と…。


さて、母が一人暮らしをしている時から、
近所に、なにかとお世話をして下さったご夫婦がいます。

その方たちは、母が引っ越した後も、土地や空き家の管理を続けて下さいました。

昨日、「雪下ろし終わったよ。」というお電話を頂いた時、
かねてから思っていたことを、勇気を出して、言ってみました。

「今、納屋を使っていただいてるけど、母屋の方も使っていただけない?
もう誰も住む予定もないし、解体するしかないと思っていたんだけど。」と…。

それは、以前母も口にしていたことでした。
でも、そのご夫婦にも、現在お住まいの家がある訳ですから、
ずっと口にするのを、ためらっていたのです。

一瞬、間がありましたが、その方は快諾して下さいました。
「壊すなやぁ~!!(壊してはいけない。) 俺が引き受ける。最後は俺がカタを付ける。」
そう言って下さいました。

解体費用の350万円も頭の痛いことだったのですが、
この家は、祖父が、当時地域で最高といわれた宮大工にお願いして、
材料も吟味し、凝りに凝って、そして頑丈に建てた家でした。
私が生まれる前年に建てたと言いますから、この家も還暦を迎えています。
あちこちに傷みもありますが、「古き良き昭和の雰囲気」を残した家です。


その会話を横で聞いていた夫と長男は、
「譲渡」「売買」どちらが、双方にとって負担が少ないか、2人で試算を始めました。

今は、母に所有権がありますから、
それは、私と妹、それに私の次男(跡継ぎのいなくなった両親の養子になってくれています。)が、
相続した後の話になるかもしれませんけど…。

祖母の命日にこんな展開…。
あちらの世界のご先祖様たちの応援を感じました。
そして、病床で、「お前にばっかり苦労をかけてすまない。」
と繰り返していた父の顔が浮かびました。

それに、このことは、
父と母が、そのご夫婦と良い関係を築いてきたからこそ、実現したことだと思います。


娘によれば、みずがめ座の新月は、
停滞した状況に革命的な変化を起こす力を授かる日」なのだとか…。

本当に、そんな日になりました。



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遅ればせのご挨拶 イントロなしのAメロ

2017-01-28 19:31:57 | 本ブログについて
改めまして…

皆さん、こんにちは!! 紅実子です。

昨年の12月28日に、なんのご挨拶も、導入もなく、
いきなり、眼の病気「網膜静脈分岐閉塞症」の記事で、
ブログデビューしてしまいました。

その記事は こちら です。

ツイッターは、何とか自力で開設できたのですが、
ブログは、娘が帰省したら手伝ってもらおうと考えていました。

その記事は こちら です。

ブログタイトルは「アラ環の人生立て直しプログラム」に決めていましたが、
最初の記事の構想はまるで考えていなくて、
(「いつもどこか抜けている!誤字も多い!」と、夫からのツッコミ… 

娘に「じゃ、試しに何か書いてみて!」と促され、
焦って その時ふっと心に浮かんだことを、とにかく書いてみたのが、
上記の、眼の記事でした。

それから、今日が32日目
昨日で、31日間、つまり最初の1か月間が経過しました。
とにかく毎日更新することが出来ました。

最初の頃は おそるおそる … でしたが、
いつの間にか、すっかりブログのとりこになってしまいました。

記事を書くのも楽しい!
他の方の記事を読むのも楽しい!
コメントをいただいたりすると、ホントにウレシイ!!

本を手にする時間が激減しました。

ブログには、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさがありますね。
写真、絵画、手芸、料理、エッセイ、…
文章も、社説調なものからジョークまで… 超ネガティブなものから、超ポジティブなものまで…


後半は、のめりこみ過ぎて、ザイタック(運動編)もどっかに飛んで行っちゃいました。
それなのに、体重はわずかずつですが、減少しているんですよ!? 

ザイタック運動編の記事は こちら です。

毎日、ワクワク楽しく過ごせている分、
心身ともに活性化して、代謝が上がったのかな…!? 


なにはともあれ、


つたない私のブログを訪れて下さった皆様!

本当にありがとうございました!! 

そして、これからもどうぞよろしくお願いします!! 


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羽仁もと子の家計簿 その2

2017-01-27 19:30:01 | 家計管理
この家計簿の何が好きって、
当座帳と、各費目の差し引きの、2本立てになっているところです。

皆さんも、ポイントで買ったり、カードで買ったりすることが、
結構多いのではないでしょうか?
そのつじつま合わせをすることが、今まで結構ストレスでした。

その2本立てが、そのストレスを解消することが出来るのです。

当座帳のページは、現金の出入りを記入するページで、
財布の中身とぴったり一致します。
そして、費目毎のページは、
現金・カードにかかわらず、買ったものすべての合計を出すことが出来ます。

2015年版は、当座帳が別冊になっているタイプを購入しましたが、
2016年版、2017年版については、1冊に合体したタイプを購入しています。



2016年版・2017年版は、当座帳の機能を、以下の3ページで果たしています。
記入も楽ですし、節約にもなりました。




2015年版の当座帳はすでに断舎利してしまいましたので、
興味のある方は、婦人之友社ホームページか、店頭でご覧下さい。


次に、年間の収支表が、一目で見られるところです。




これは、次年度の予算を立てる時にすごく役に立ちます。
また年数回の、固定資産税や、自動車税・任意保険などの心づもりが出来ます。


…とは言え、やはり使い辛いところもあります。

何故か「光熱費」であって、水道料は「住居費」に含むなど、『?』なところもあります。
通信費も「住居費」に含まれています。
医療費も「保健・衛生費」に含まれています。
掛け捨て保険は、「特別費」です。

私の場合、通信費・医療費・掛け捨て保険は、妥協してそのままにしていますが、
水道料は「光熱費」の費目に移動させ、
「職業費」が2列になっているので、
左側を夫の業務遂行に必要な費用の差し引きに、
右側を私の小遣い帳として使うなどの工夫をしています。

フリーページが2ページあるので、それを活用する方法もあるのですが、
ウチの場合は、交通費と義父名義の土地の管理費に充てています。


ちなみに、この家計簿、『家計簿をつけ通す同盟』(婦人之友ホームページ参照)なるものがあって、
メンバーの中には、NHK「あさイチ」などに時々登場する
スーパーカリスマ主婦」の面々もいらっしゃるようです。


家計簿の要不要について、
ファイナンシャルプランナーの間でも意見が分かれるところですが、

必要なのか必要ないのか、ざっくりがいいのか、緻密がいいのか、…
それは人それぞれだと思います。
その人のライフスタイルに合った形があると思います。

私の場合は、安心安全のために、当分の間は記帳を続けたいと思っています。
そしてこれから時々、ここ3年分の内容を検証し、
より良い家計運営にフィードバックさせられれば、と思います。 


『家計簿』は、健全で幸せな家庭を築くための、あくまでもツールの一つであると考えます。




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