冬の陽だまり 夏の木かげ

宮澤賢治じゃないけれど、ソウイウモノニワタシハナリタイ !
旧ブログタイトル 「 アラ環の人生立て直しプログラム 」

親としての葛藤

2017-05-16 09:30:00 | 生きかた
『 変でいい!? 』 から始まった一連の記事の締めくくりに。

どちらかと言えば、人と歩調を合わせること、自分を抑えて人に従うことが苦手な私…。

それなのに、人の相談業務にあたる立場上、
他の模範的存在でいなければならないような気がして、
4世代家族の中で、長い間無理を重ねてきました。

別居したいと思ったことも何度もありますが、
一方、ムラ社会の中にあって、4世代家族の中で円満に暮らす、
いい嫁、いい母親という体面を保ちたかった事も否定できません。
( あれ、いい妻がありませんね!? )

でも、形だけ取り繕っても内情は悲惨なものでしたし、その代償は大きかったのです。

やはり、心にもないこと ( ご機嫌とりができません ) は言えないし、
曲がっていることをまっすぐとは言えませんでした。

その結果、姑、上司からは 「 わがまま 」「 生意気 」 たぶん100回以上言われています。
陰湿ないじめも受け続けてきました。

 
まだ子どもたちが幼かった頃…。

ファミレスでの出来事を、いまだに思い出すことがあります。

私たち夫婦は、周りの迷惑になるからと、
「 大きな声を出さないでね!」
「 騒ぎまわっちゃだめだよ!」
「 それ壊すといけないから、触っちゃだめだよ!」

ところが後から来た親子
子どもたちが奇声をあげて店内を走り周り、
挙句にテーブルの上の物を落としたり、椅子を倒したり…

こっちがハラハラしてしまうのに、その子どもたちの両親は、
注意もしませんし、それ以前に眼中にないという感じです。

思わず眉をひそめたくなりましたが、
そちらの子どもたちは、実に生き生きとした表情をしていました。

一方、我が家の子どもたちは、ちょっと複雑な表情でした。

公共の場での、まさにそのような子どもと親の振る舞いが、
盛んにバッシングを受けていた頃でした。

社会で生きていくためのルールは、教えてあげた方が子どものためと思っていたわけですが、
その時、はたしてどちらの子どもが幸せなんだろうかと、ふと考えてしまったことを、
今でも覚えています。


それよりも、もっと教えるべきことがありました。




NHKのプレミアムトークだかスタジオパークだかに、
プリンセスプリンセスの 岸谷(旧姓:奥居)香 が出演していました。
彼女は、俳優の岸谷五郎と夫婦です。

「私達夫婦は世間からは変わっていると思われているかもしれないけど、
人生って、こんなにきらきらしていて楽しいものなんだよっていうことを
子ども達に示せていることに、自信と誇りを持っている。」
要約するとこんなことを言ったのでした。

それを聞いて、私は頭をハンマーか何かで殴られたような衝撃を受けました。


私は、人生は辛く苦しいものだということを、
子どもたちに刷り込んでしまったのではないだろうか


さらに、人に迷惑をかけないように、人のことを考えて行動するようにと、
人目を気にすることばかり教え込んできてしまったのではないだろうか?


結果、子どもたちも私と同じようなことで悩み苦しみ、人生を困難なものだと感じています。


今になって思います。
もっと自分本位に生きても良かったんだと…。

辛かったら辛いと言う、一人で抱え込まずに人に助けを求める、
できないと言っても良い、放棄しても良い
、・・・
もっと自分を守るすべを教えるべきだったと…。


還暦の数年前にして、ようやくそのことに気付いたのです。
他人の相談には、いつもそんな風に助言してきたはずなのに…。


自分らしさを無理に抑え、無理をして人に合わせてばかり、
人の犠牲になってばかりでは、いつしかそれは恨みに変わってしまいますし、
やがて心身も病んでいきます。

私はそのことを、体現してしまいました。


子どもたちには、それを反面教師として、もっと自由に、人生を楽しんでほしいと思います。
そして、私自身も残りの人生は、そんな風に生きたいと思っています。


ただ今、親子でそのへんのところを、上書き修正中です。


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6 コメント

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Unknown (小唄)
2017-05-16 12:45:41
職場で読みながら、なんだか泣きそうになってしまいました。
母ちゃんにはとにかく色んなことで悩ませて、いっぱい背負わせてしまったね。

でも、迷って考えて悩み抜いて、腹の底から納得して今この答えに辿り着けたことを
これからは何よりの宝にしたいな、などと娘は勝手に思いました。
私自身がしっかりとそれを体現することで、次の世代に良いバトンを渡したいなとも。

これから楽しくしていきましょう。
今までの分も取り返すぐらいに。
これからはそのサポートをさせてね。もちろん、そこには私自身が楽しむことも含めて。
ひとまず東京には家事のこととか忘れて遊びに来てね。待ってるよー(^o^)/~~
Re.Unknown (紅実子)
2017-05-16 12:58:24
変わっているくせに、妙に真面目
それが生きづらさの根底にあったような気がする。
私たちがムラ社会で生きることは、土台無理だったんだよね~。
「 逃げる恥 」 を行使したら、こんなに楽になったものね!
小唄にはずいぶん助けてもらったね。
これからも 「 強固な協力体制で! 」 人生を謳歌して生きましょう!
Unknown (私魚人)
2017-05-16 18:06:52
自由に生きるということと
気遣いができ、
社会的な規範を大切にするということとは
両立できることだと信じてます。

決してウラオモテの関係ではないですよね?

紅実子さんも実践されてきたから
例えば、お子さん優しい子たちに育ったんですよ。

昔のことも胸を張っていいと思いました。

こんにちは (のびた)
2017-05-16 18:08:31
岸谷さん 私は存じ上げませんが紅実子さんと同じ年代ですか?
多少 時代の背景 環境の差 嫁姑があります
都会と地方の差もあって 一概に比べられるものも難しいでしょう
そして仕事の面もあればその殻から抜け出せません
だから 私はマイナスだとは思いませんよ
これまでの生き方を否定しなくても良いですね
少なくとも社会のルールは守るように 私も言ってきました
そして中学生以後は大人として対等に見るようにもしました
何をしても良い 但しルールは守れ それ以外はお前たちのやりたいと思うことをやれ 勉強しなくとも遊んでいても良い ただ学歴社会では学校も必要 遊びつくしてホームレスになったって自分の責任で私は面倒を見ないと 一面では放任主義でしたね
紅実子さん一家 還暦過ぎたら少し自由も出来たでしょう これからですよ 親子で出来るのは今のうちです 
良い娘さんが 親の背中を見て育ちました
勿論息子さんも まともな生き方をしている
それだけで十分です
先ず 自分が楽しんで下さいね 少し殻から抜け出すことも必要です
いろいろ書き始めたらだらだら 申し訳ありません
80になろうかと言うじいさんのおせっかいでと受け止めて下さい(笑)
Re.Unknown (紅実子)
2017-05-16 18:31:54
私魚人さん、ありがとうございます。
嬉しくて、涙があふれました。
本当にそうですね!

私の場合、数年前まで 「 人のために 」 を優先し、過ぎた自己犠牲的な生き方をして、
いつも苦しんでいる姿を、子どもたちに見せてきてしまいました。
子どもって、親の思うようにはならないけど、
知らず知らず、親の生き方をなぞってしまうんだと、特に娘を見ていて思わされます。
むしろ反面教師にしてほしいのに…。
苦しいばかりの人生は、もうすでに脱出していますが、
これからは深刻にならずに、「 Take it easy ! 」 でいきたいと思います。
Re.こんにちは (紅実子)
2017-05-16 18:40:32
のびたさん、いつもありがとうございます。
岸谷さんは、人気芸能人で、私より若い世代の人です。
比べること自体無理があると思いますが、
いろいろなことで悩み苦しんでいる時、たまたまテレビで目にして、
自分に一番欠如しているのは、こういうことなんじゃないかと思ったのです。
まず親が幸せでいないと子どもは幸せになれないし、親が人生を楽しめないと子どもも楽しめない、…と。
やはり親は子どもにとって、一番身近なロールモデルなんだと思います。

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