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映画、人生、ここにあり!

「人生、ここにあり!」 は2008年のイタリア映画。またもやマイナーな映画だ。どのくらいマイナーかといえば、先週から日本で公開が始まったのだが、上映館がシネスイッチ銀座だけというマイナーさ。公開初日に銀座まで出かけた。

 原題はSi può fare。 英語ならCan be doneだろうか。口語訳すると「できるさ!」くらいだと思うが配給会社のつけた邦題が「人生、ここにあり!」

 1970年代、法律により精神病院が廃止されたイタリアの実話にインスピレーションを得て製作されたコメディタッチの作品。実話の映画化は私の不得意分野だが、これは楽しむことができた。

 あまりにも急進的な労働組合員ネッロは、組織からはじき出されてしまう。そして与えられた仕事が精神病患者たちの組合の管理。そこでは廃止された精神病院から社会に放り出された患者たちが組合を作り、無目的に単純作業を繰り返している。

 まじめで何事にも一生懸命なネッロは精神病患者をできる限り普通の人間として扱う。そうするべきだという確固たる信念があるわけではなく、不器用なネッロはそれしかできなかったのだ。ところがこれが病状を大いに改善するという効果をあげる。

 しかし、患者たちの人間性が改善し始めると、必然的にトラブルも発生する。そしてついに事故が起こってしまい、、、という話。

 実話に基づく映画には悪人が登場しない。この映画も例外ではなく、いい人たちしか出てこない。でも人生、案外そんなものかもしれない。

 大笑いしながら見た映画だが、声高には主張していないその裏にあるメッセージを受け取ることができたのではないかと思っている。

 機会があればご覧になってみてください。


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