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居酒屋放浪記 0356 - 赤城おろしに地酒が沁みる - 「十七代鶴吉」(前橋市表町)

2010-07-20 04:10:24 | 居酒屋さすらい ◆地方版
フィリピンパブ「PINOY」を出て、わたしは一人酒場を探すことにした。
まだまだ飲み足りなかったからである。

中央前橋駅の裏手辺りを散策したが、あまり酒場はないようだ。
次にJRの前橋駅まで歩いたのいだが、町の暗さに驚いてしまった。ほとんど人が歩いておらず、クルマも通らない。
駅に近づいていく毎に寂しくなっていく。

駅に着いてみると、ものの見事に何もなかった。
コンビニが1件、煌々と灯りを点している以外は、本当に何もなかった。
コンビニでビールを買おうと店に入ってみると、ビールは置いていなかった。

仕方なく、ホテルにでも戻ろうかと、元来た道を歩いていくと、こっちに来るときには気がつかなかった居酒屋があることに気がついた。

「十七代鶴吉」と大書された店構え。
「上州の旨い地酒」「キリン生ビール」といったレトロな看板が、味わい深い。典型的な大衆酒場のようだ。
「入ってみようか」と思える店構えである。

ベタな大衆酒場と思いきや、店に入ってみると意外にもこぎれいな店で少しがっかりした。白木の木目調の店内、蛍光灯が少しまぶしい。だが、こざっぱりとしていて、チェーン系居酒屋とは全く異なる手作りの装飾が「頑張っているナ」と思わせるのだ。

カウンターに腰掛けた。
時刻は23時をとうに回っており、「ラストオーダーです」という。
致し方なし。

ビールはキリンラガーの樽生。
これは嬉しい!中ジョッキでもらうことに。
そして、1杯280円というこの値段。
なんとも、安すぎ。たしかに、ジョッキはやや小ぶりなのだが、それでも十分に安いと思う。
せっかくだからと飲み物は地酒も同時に頂いた。
「赤城山」の本醸造辛口を熱燗で。
2合が450円。
これも安い!

肴のメニューがまた泣かせる。
「下仁田ねぎ鍋」というのが目に入った。
早速頼むと、「下仁田ねぎ」を切らしてしまったとのこと。
残念。
しかし、地産地消とは実にいい。
名前だけしか知らず、「下仁田ねぎ」とはいかなるものか、実のところ知らないのだが、やはり地元のものを現地で食べるのが一番おいしいはずなのだ。
居酒屋はもっと地元の食材で勝負をして、地域の活性化に繋げていかなければならないと思う。その使命を居酒屋は持っていると思う。

さて、仕方がないから「焼きうどん」(380円)を頼むことにした。

もう、11月も中旬になり、少しずつ冬の足音が聞こえる季節になった。
赤城おろしはいつころから吹いてくるのだろうか。
その空っ風に吹かれながら飲む「赤城山」の辛口は一介の旅人にとっては心地よいものだったりする。

運ばれてきた「焼きうどん」は洋風だった。
やや薄味のしょうゆ味。
黒胡椒がまぶされている。
麺はやや平たく、これも近所のスーパーで仕入れてきたものでないことがうかがえる。
うまい!
さっぱりしており、実にうまい。

店内はわたしの他にカップルが一組。いちゃつきながら、酒を飲んでいる。
店内は掃除モードに入り、閉店が近くなってきた。
最高にうまい「焼きうどん」を平らげて、店を出た。

あれ?会計が合わないと思ったら、席料が380円含まれていた。
380円は高いなと思ったが、ビールや肴が安い金額だから、収支トントンといったところか。

いい酒場だったなと温かい気持ちでわたしはホテルへの帰路についたのだった。
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