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居酒屋さすらい 1062 - バスペールエールと串焼き - 「炭焼 やきとり倶楽部」(品川区旗の台)

2016-09-08 23:53:17 | 居酒屋さすらい ◆東京都内

幸いなことに叔母の容体は回復に向かっていた。

見舞いに行った帰り道、ボクは「やきとり倶楽部」に足を向けた。

S柳さんが「鳥樹」の次にうまい店として教えてくれたのが「焼き鳥倶楽部」だった。

 

その噂通り、やはりこの店もただものではなかった。

まず、ビールのラインナップにバスペールエールの樽生が用意されていた。

何故にバスペールなのか。

時々、焼鳥屋でみかけるホップの強いビールは、正直、焼鳥の味を打ち消しているとボクは常々思っていた。

焼き鳥にはコクが強くて、それでいてすっきりのビールが合うのだろうと。

日本のビールはだいたいクリアな味なのだが、コクはない。

クリアとコクは両立しないのだろうか。

だが、この店に来てみて、バスペールを頼み、その味わいに深い納得感を覚えた。

クリアとコクが見事に両立している。

上面発酵のおかげか、ライト系ではありながらもコクが見事である。

まさか、このテイストとの相性を考えて仕入れたのかそれは分からないが、多分焼き鳥にバスペールが合うと判断した賜物なのだろうと思う。

断然、焼き鳥にマッチしている。

素晴らしい。

しかも、そのバスペールだが、陶器のビアマグに入れられて出てきた。

陶器のビアマグは泡をおいしくさせるというから、これは最高のビールコンディションで出されたものだといっていい。

 

焼き鳥の素材もさることながら、塩、タレの味付けにも凝っている。

沖縄の海より産出された塩。加えて、焼き鳥にかけるガーリックパウダー、甘辛の味噌も完備しているという徹底ぶり。

焼き鳥に関するあらゆるいいことがぎっしりと詰め込まれている。

「ねぎま」が1本120円。

「豚バラ」が150円。

決して安くはないが、このセッティングの状況から鑑みれば、安価な部類に入るだろう。

 

店の雰囲気もいい。

若い店長の感性がそのまま客にダイレクトに伝わってくる。

ちょっと気取りすぎている感もあるが、それは決して嫌味ではない。

大衆性のテイストも感じさせており、老若男女に受け入れられているのが分かる。

 

もう少し、身が大きければいいのに。

個人的はそう思うが、このこだわりぶりはぎりぎりのところなのだろう。

「鳥樹」に行くか、それとも「やきとり倶楽部」に行くか。

ここは悩ましいことになってきた。

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