お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 6 (MF文庫J)タイトルを以下「おにあい」という公式略称?をもって表記するけども、アニメ化も決定して、秋から放送するとか。原作も9月に7巻、10月に8巻という、売れる時に売っとけという、実にビスネスライクな判断、嫌いではありません。
さて、ここで語るべきはまずは6巻になるわけだけど、結論から言ってしまえば満点。☆5。もちろん5点満点で。
6巻はラノベではたまに入る短編集みたいな巻で、全部で5つのエピソードで構成されているんだけど、最初の4つまでのエピソードだったら☆3くらいの評価。イベント集としては及第点だけども、これといって突き抜けた面白さがあるわけでもない。まさにイベント消化試合と言ってもいい。
しかし最後を飾る「那須原アナスタシア」は実に素晴らしい出来映えで、これだけで一気に評価は掌返しで満点となってしまった。もともとアナは面白い側面を多々持ったキャラではあるんだけど、うまく1巻の内容をアナの視点で見せる事によって、よりキャラクターを魅せることに成功している。
どちらかといえば、これまで秋人(主人公)の視点でキャラクターが描かれている為に、女性陣が表面的な部分しか見えてこない・・・といった不満点が、アナの短編ではうまく解消されていて、これは賞賛するに値する出来だろうと思う。
しかしながら、同じことをキャラの数だけやっては、それはそれで問題だとも思う訳で、キャラ小説の抱える構造不況的問題については、今後とも解決を模索しなければならない問題だと考える。
ここまで書いて、「おにあい」って結局買いてないじゃん・・・と気づきました。
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