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日記(12.21)記事「京都府庁北側の発掘調査」

2016-12-21 06:44:13 | 日常
12月21日  (水曜日) 

外国人を含め大勢の観光客が行き交う京。
だが450年前、その景観は現代とまるで異なり、
堀や土塁に囲まれた城塞都市だったことを知る人はどれほどいるだろう。

京都市上京区の京都府庁北側の発掘調査で
16世紀後半の大規模な堀(深さ5メートル、幅3・5メートル)が見つかった。


 当時の上京を囲った防御施設「惣構(そうがまえ)」とみられるが、
 将軍足利義昭の旧二条城との関連も考えられる
 

 当時の京は、応仁の乱による荒廃で都市域が大幅に縮小
 武家屋敷を中心とする上京、
 商工業者らの下京がそれぞれ惣構で自衛し、
 わずかに室町通が二つの京を結んでいた。

 室町幕府の権力が衰え、武家や仏教宗派の武力衝突が相次ぐ中、
 町衆は自治・自衛のために団結した

 今でこそ閉鎖的と批判される「京都人気質」も、
 そんな歴史と無関係ではあるまい。


~~~~~~~~~~~~~~~
 だが同時代の京を描いた洛中洛外図屏風に描かれる人々は
 思いのほか躍動的だ。
 復興して間もない祇園祭、商店や行商人、牛飼い、山伏、
 大原女や桂女、相撲や風流踊り、床屋や公衆浴場、闘鶏、綱引き…

 発掘現場を訪れれば、住居跡や日用雑器など当時の人々が生きた証に出会える。
 文化庁の京都移転が来年度以降本格化する。

 文化発信などに期待する声が強いが、
 まず私たち自身が足元の歴史を見つめ直すことが肝要だ。
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以下 蛇足)
洛中洛外図屏風


そもそも「洛中洛外図」ってなにかがわからない
洛中洛外図とは、京都の市街(洛中)と郊外(洛外)の景観や季節の風物を描いた
屏風絵のことだった。
一般的に、右隻に京都東部、左隻に京都西部が描かれている。
屏風は、部屋の間仕切りや風よけとして平安時代くらいから広く普及していったようだ。
お金持ちの嫁入り道具のひとつとしても持たされたらしい。
洛中洛外図と呼ばれる屏風絵は現在70点以上残されているが、
国宝は上杉本だけである。

● 上杉屏風にまつわる謎 ● 
上杉屏風には、作者がほんとうに狩野永徳なのかという謎が今もってある。
さらに、上杉屏風に描かれた景観年代にもいくつかの推定があり、
その推定のひとつの1547年5月から閏7月頃の景観だとすれば、
その頃狩野永徳は4才。年端もいかない子どもがこのような筆致で描けるはずがない。永徳が成長してから描いたにしても、幼い頃の記憶をもとにここまでリアルな完成度の高い作品を描けるのか、ほかの作者が描いた原本を模写したのではないかと、さまざまな説があるのだ。

また誰が何のためにこの屏風を描かせたのか、
上杉謙信にこの屏風を贈ったのは本当に織田信長なのかなど論争がつきない。
とにかく上杉屏風を見てみよう!

所蔵されているのは、上杉神社の隣にある米沢市上杉博物館。
常設展示されているのはレプリカだが、縮小サイズの写真で見るのと、
現物サイズで見るのとでは大違い。
まず大きい!

左隻・右隻合わせて横幅7.2mだから、その大きさに圧倒される。
庶民の家屋には入らないサイズ。
そして金色(きんいろ)というよりは金色(こんじき)と呼びたい、
全面に彩られた金雲・金地のなんとゴージャスなこと。
さらに屏風は、折られた状態で展示されているので、平面写真で見るよりぐっと立体感が出て、
描かれている人物もいきいきと見えてくる。
● 何人いるか? ● 
上杉屏風で注目したいのは、描かれている人々。
公家から町人までその数全部で2,479人。

当時の京都の人口は10万人程度なので、40人に1人がこの屏風に登場していることになるそうだ。
中には猿や犬、鶏などの動物の姿もある。

軒先で立ち話をする町民、五条橋を渡ってお参りにいくのかもしれない旅人、
鴨川で遊ぶ子ども達、犬に追いかけられ困惑している琵琶法師、
医者で順番待ちをしている患者達など、
ひとりひとりの動きや表情を見ていくだけでも充分に楽しめる。
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歴史オンチがすすめるココが見どころ!

屏風の中に探してみたいのは、描かれている京都の有名な名所。
①試しに清水寺、三十三間堂、八坂の塔、金閣寺を探してみよう 

清水寺は右隻1扇の上部、清水の舞台から景色を眺めている参拝客がいて、
現代人とちっとも変わらない。

清水寺の右下には三十三間堂が。鮮やかな彩色は、ちょっとイメージと違うかも・・・。
清水寺の左下には八坂の塔が、その左には八坂神社が描かれ、位置関係もほぼ合っている。
左隻2扇の金閣寺は冬景色で、屋根が雪化粧している。

入浴中の裸の男を探してみよう 
大河ドラマ『天地人』では、妻夫木聡演じる若き日の直江兼続が、
上杉屏風の中の裸で入浴する男に驚いていた。
これは当時一条風呂と呼ばれた銭湯で、湯女(ゆな)がいてお客の背中を流すなどの
世話をしていた。左隻5扇の中ほどに描かれている。

床屋のおもしろ看板を探してみよう! 
おもしろいなと思ったのは右隻4扇の下部右寄りにある床屋。よーく見ると
髪結師の隣に看板があり、ハサミやカミソリの絵が描かれていのが見える。
当時からこんなユニークなサインがあったのかと感心してしまう。

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