リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

忖度と相互コミュニケーション

2017-05-25 09:57:41 | その他
 こんにちは。久しぶりのトップページ変更。いつもはさんざん罵詈雑言を書きちらした後ですることですが、この頃怒らなくなりましたねえ。もちろん、本日は昨日の(番外)記事隠しです。ここは旅行ブログではありません。
 
 といって大した話もないのですが、とりあえず役に立つブログ。鉄系中華鍋ご使用者用。
 これは永久モノと思ったステンレス18-8のフライ返しが、あれあれ、折れてしまいました。
 柄がまっすぐで、返し部分の途中から曲がってるタイプなので、その曲がり近辺の金属疲労。ステンレスで硬いだけに、千切れた、って感じ。20年くらいでした。前のは普通ステンレスで、早々にプラスチックの持ち手部分が外れてとても使いづらくなったので、一体型ステンレス18-8にしたんですが。
 というわけでステンレス18-8は永久ではありません。平たいフライパンならまだしも中華鍋は曲がっているので返し部分に余計負荷がかかると見ましたが。
 隠居なのでハンズに行くついでもなく、代わりは近くの金物屋で普通ステンレスのを買いましたが、どう違うかというと、18-8よりスベスベ度が落ちる(ピカピカしてるのに変か? とにかく汚れが落ちづらい。スベスベしすぎ?)。中国じゃなくて公称三条ものなんですけどね。このまえの関モノといい、日本の軽鉄技術はいまいちだなあ。
 以上ご参考まで。どこが? って、まあ買う際の気持ちね。しょうがないと思って買えば腹も立たない。
 (P.S.その後、これは失敗。柄がポリプロピレンなのですが、フライパンのふちに掛けたら溶けちゃった。深い溝。昔のはベークライトだったけど、この事態は想定外。ステンレス一体型使用の人は、買換え時、お気をつけください。)
 
 そういえば、以前より怒らなくなったせいの朝日コラム、天声人語。何年か前人が替わってずっとよくなったのですが、本日は「サギと間違って撃たれたコウノトリ」気の毒論が出てました。これこれ、それ違うでしょ。「残念」でしょ。じゃあ撃たれたはずのサギは気の毒じゃないのかね。「さんざん手間かけたコウノトリだったので残念」というのが正しい。正しいけれどなんだか人間の思い上がりを感じて美しくない。しかして「気の毒」というわけだろうけど、言葉を変えても意味は変わっていない。感想は書かないのが良い。
 このぐらいじゃあ怒らないけどね。ほんと昔のコラムはひどかった。フランス臭いやつでね。
 
 さて、本日は若人に知識。
 今日もアベの獣医学部増設問題が出てましたが、世間ではこういうのを「忖度」と呼んでおります。BUZZ FEEDで飯間浩明氏によると、『「上役などの心を推し量る」という用法で「忖度」がつかわれている』そうで、若人は、「そうか部下が推し量るのか」と思われるでしょう。
 違います。
 そういうのを社会学的現象論といいます。
 というと、中年でも「どこが違うんだ、その通りじゃないか、ばか」と言うでしょうが、現象論は現実を見ているようで、実は見ていない。現実はその間に「確認」行為が入るのです。
 部下はとりあえず後でなんか言われたくないから、上役本人に確認するのです。
 そこで上役本人は、「ああ」とか「うう」とか「そうねえ」とか言う。あるいは一瞥をくれる。恥ずかしい話なら「いやいや」とか呟く。そしてそのまま去ってゆく。
 これで確認されるわけです。
 おわかり?
 忖度とは官僚にとっては個人的な(観念)行為ではなく明確なコミュニケーションなのです。それで意味が不明だなんてやつは中央にはいません。アホがまれに間違えますでしょうが、別の上役からどやされれば気づきますし。
 「俺がそう指示したという証拠を見せろ」って「『いやいや』と呟いて去ったじゃないか」なんて現象論上反論(反対っていうか)になります(ていうかならないというか)が、本人たちにはよくわかっていることなのです。
 ま、場合によって、上役の秘書的準上役が「当たり前だろ、バカ」と具体的に言うかもしれませんが、明確なコミュニケーションが存在することには変わりません。
 と、こういうことを学問にするのが社会学的現象「学」。
 「当たり前」というレベルでは現象論と変わりませんが、より賢いアプローチではあります。
 でも大人の当事者には当たり前で、「ほんとにそれで大学の給料貰えるの」って感じですけどねえ。
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