リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

搾取

2008-11-30 21:54:44 | 賃金・価値・権力
こんばんは。どこにも行かなくても、田舎はそこここが晩秋。

昨夜テレビを聞いてましたら(目が悪いので大体「聞いて」ます)、番組紹介の声が「今、年収1億以上の27万人に販売ターゲットを絞り、、、」とか言ってまして。
いや、そりゃウソだろう、とは思っても、前回書いた147万人のこともあり(こっちは大体そんなもののようで。いいのか日本、そんなんで)ネットで調べました。

結局、年収1億円以上は1万人くらいみたいですね。(某政党系が140万人とか何箇所かで言ってましたが、しっかりしろよ。そんなにパーか。なにいっても疑われるぞ、ってそのまんまですが。)

それにしたって、金持ちの取った分け前というのは、今バイトで年120万円くらいで生活している人が消費物資に使うはずの分です(注)。
(って、教えろよ高校教師。)
ですから、そんな人たちに配分すれば、バイト暮らしの人一人で200万ずつということで、50人OK。金持ちが1万人で、最低の1億だけの拠出でも、適齢期でお金のない50万人が300万以上の年齢相応の年収になります。
カネはね、労働者が労働分を取り返す対価なのですよ。

って某政党は、デマ振りまく代わりに、なんでいわないのかな。
そこまでいっちゃオシマイだからでしょうけどね。腰、入ってないよ。
1万の票が減ったっていいだろうが。どうせ投票なんかしてくれないのに。

とにかく、若いひとたち、金持ちの金はあなた方のものです。その金持ちの持ち会社の労働者の分ではなくて、労働者一般の消費物資の対価。蟹工船なんて読んでないで、マルクスでも読んでください。
ほんとひどい退化ですよね、社会科学も。こんなことは百年来の常識だったんですけどね。
わたしは教師じゃないですが、教育実習で教えましたよ。生徒さんとケンカもしましたが。
はい、都立千歳高校卒業生のみなさん、わたしがあの教生です。


(注)これはほんとの話である一方、バブルで儲けてるカネは、労働の基礎がないからそうではありません。ありませんが、あるかのごとく取り扱われているので、返せと主張しても間違いではありません。




コメント
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