庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

熊谷草(クマガイソウ)。

2016-04-09 22:08:53 | 日記・エッセイ・コラム

今日訪れた公園の古民家の庭に、山野草のクマガイソウが咲いていた。

クマガイソウの花の大きさは8cmくらいあり、日本の野生ランの中では
一番大きいとされています。

葉が傘のようでユニークで、名前の由来は花の袋状のところを、源氏の
武将である熊谷直実(くまがいなおざね)が背負った、「母衣(ほろ)」に
見立てたもの。

当時の武者は、後ろからの矢を防ぐために大きな風船のようにふくらませ
た布、母衣(ほろ)を背負っていたそうです。

クマガイソウとよく似た花で、初夏にピンク色に咲くアツモリソウがあります。

熊谷直実は、神戸の一の谷の合戦で敗れた平家を追って、自分の息子と
同じ年ごろの平敦盛の首を討ち取らざるを得なかった・・・
その後、その霊を弔うために出家したそうです。。

クマガイソウ。

こちらは忘れな草。
 


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1 コメント

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ユニークなお花 (maria)
2016-04-11 14:45:56
大変ユニークなお花ですね!
クマガイソウですか。
熊谷直実が背負った母衣に似ている所から名前の由来が有ると伺い納得したような気がいたします
貴重なお写真を拝見させていただき有難うございます。

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