庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

半夏生と半夏雨

2017-07-02 06:53:58 | 日記・エッセイ・コラム

今日も雨模様の朝ですが・・・ 七月二日は雑節の「半夏生」で、
田植えを済ませた農家が休息をとる日です。

この日に降る雨は「半夏雨」 と呼ばれ、この日の天気によって
一年の豊作を占う習慣があったとか。。

田植えを終えた田んぼから、田の神様が天へ昇って行くのが
半夏雨になったとも言われ、大雨になることが多いと言われ
ています。

また、この半夏生の頃に花が咲く植物に「半化粧」がありますが、
混同されて「半夏生」とも書かれるようになったそうです。

散歩道に咲く、半夏生(半化粧)。

 

「半化粧」は花の咲く頃になると、葉っぱの半分だけが、白粉を塗ったよう
に真っ白になり、花は地味な穂で 葉っぱの方がよほど目立ちます。

半夏生は花よりも、この白くなった目立つ葉っぱの方で、
虫をおびき寄せて受粉しているのだそうです。。

尚、半夏生は花が咲き終わって夏の盛りの頃になると、葉の白い
部分は色落ちして(化粧を落として?)、スッピンの緑色っぽくなる。

花(繁殖期)が終わると虫(男)を呼んで受粉する必要も無くなるせいか?。。 
植物の戦略も色々あって面白いですね! 。(^o^)/

コメント
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