草花好きのひとりごと

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さくらそう鉢植え栽培方法8.植え替え1(鉢開け~芽分け)

2011-12-18 | さくらそう栽培方法
この記事は2013年以降更新していないため、現時点では栽培方法として不適切と考えられる内容が含まれている可能性があります。

さくらそう(日本桜草)は、土の水はけが悪くなると根腐れしやすくなり、毎年芽の位置が前(先)の方にできるために2年以上植え替えないでいると鉢の縁の方ばかりに株が生える状態となり、見た目が良くなくなりますので、なるべく毎年11月~2月頃の間(関東地方の場合)に植え替えます。

寒さが厳しい地方では作業中に芽が凍って傷んでしまう危険があるため、厳寒期を避け、寒さが厳しくなる前の晩秋か寒さが緩み始める早春に植え替える方が多いようです。

このページの画像は大きな鉢のものですが、鉢の大きさが違っても方法に大きな違いはありません。

前年に芽を植え付けてからほぼ一年経った鉢です。
植え替え作業の1週間ほど前から、水やりをしないで雨にも当てずに土をやや乾かし気味にしておくと、芽に付いた土を落としたり芽を分けたりといった作業がしやすくなります。

鉢から古い用土ごと芽を取り出してから土を落とします。
寒い日には土が凍っていることがありますが、凍った状態で作業すると芽を折ってしまいやすいので、しばらく日当たりの良い場所に置き、氷が解けてから始めます。
土が付いていて芽が見えにくい場合は、水洗いしても良いです。


土が落ちてくると芽や地下茎(根茎)、根などがはっきり見えてくるので、一つ一つの芽に根が付くように注意しながら地下茎を指(爪)かはさみで切って分けます。
大きな芽が付いた根茎から、小さな芽を取り外していくような感じに作業を進めます。
黒っぽく見える根は枯れたものなので、取り除きます。

たまに芽と芽がぴったり触れ合うように付いている時がありますが、無理に外そうとすると芽だけが取れてしまうことが多いので、その場合は分けずに植えつけます。
小さな芽は次の開花時期には花が咲きませんが、鉢の置き場所に余裕があれば翌年以降のために育てておきます。



上記の作業(芽分け)をせず、古い根茎と枯れた根を取り除いてから、数芽付いた株の状態で植えつける方法もあります。
開花株と未開花株が混在する事になるので、大鉢やプランターに植え、自生地風の風情を楽しむ場合に向いた方法かと思います。

(次は9.植え替え2(植え付け)
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