雪の徒然日記

マンガと小説とアニメと映画が大好き、というかそれしか趣味らしい趣味がない。

2017年 とうとう50歳になる

2017-01-04 00:58:57 | 日記

2017年になった。
幼なじみと「とうとう50代になるね」とメールで
新年のあいさつをした。

本当だったら銀婚式を48歳のときに迎えていたはずなのに、とか
思っていたらやっぱり泣けて仕方なかった。

40代になった時に、「40代から初老」に入るのだと知ったときは
なんだかなと思っていた。

年齢で差別をされるんだなーと思ったのは、
専門学校に30代後半から行こうと決意した時からだった。

30歳の女性に、「○○さんの年齢だったら、別の仕事の勉強を選ぶほうがよかったんじゃないの」と
笑いながら言われたことを今でも思い出す。

確かに自分の子供と同じような年齢の子供たちと机を並べているのだから
そういわれても仕方ないかもしれない。

私はその時は「とりあえずこの学校を卒業しないといけないから、たとえうわべだけでも
仲良くしているようにしておこう」と思って、言い返さずに過ごした。

若さだけを強調する相手には、私はどうあったって年上だったから
年齢云々のことを言われたら言い返しようがなかったもの。


母や姑だったら「じゃあ、あんたは30歳で未婚で結婚も出産もこれからだからもっと大変よね」などと
言い返すのだろうが、私は言い返す口を持っていないため言えないのだ。
母や姑は「そんなことを言う人間にはきちっと言い返せ」と言う人なのだが、
私や幼なじみは「言い返せない人間」なのだ。

言えたらスッキリするだろうけど、そういう相手はまた色々言いかえす性格をしているから面倒くさい。
テレビでそういう嫌な人間に対してスカッとする番組とかあっているけれど、そうそうスカッとすることは
実際にはなさそうな気がする。


心の中で「どうして貴重な私の人生で、こんな人間と出会わないといけないのか。どうしてこんな
言葉を平気で言う人間がのうのうと生きているんだろうなあ」と思っていた。

佐々木丸美の小説で「人間必死に生きていたら、殺したくなるような相手だって出てくる」
というような台詞があったのを当時は思い出してしまった。
主人も生きていたころ、「イヤミなヤツの前でにかーと笑って、腹ん中では
くそーって思ってる」と怒っていたけれど、まさにそうだ。「このブサイクデブ」と本気で思ったな。


ドラマ『逃げ恥』で石田ゆり子が、
「あなたと同じように(若さに価値を)感じている女性が、この国にはたくさんいる」
「あなたが価値がないと切り捨てたものは、この先あなたが向かっていく未来でもある」
「自分がバカにしているものに自分がなる。それってつらいんじゃないかな」
「そんな恐ろしい呪いからは、さっさと逃げてしまいなさい」と若い女の子に向かって言った台詞は印象的だ。

あの女性だったら石田ゆり子の言う台詞に何を思うだろう?
あの女性は40代に突入して、今も未婚らしいけれど、この世の終わりと思っているのだろうか?
「子供嫌いだから出産とかしないでいい」と言っていたし、口達者な人だし
結婚なんかしなくてもいいと言い返す程度だろうか。

今夜のテレビで芸能人が「50代になってしまった自分なんか腐っているようなものだ」と
人間の美醜のコメントの際に発言していたし、ああいう発言をされるから
ますます年をとることが絶望的なものにしかとられないようになってしまうんだろうなあ。

それこそ、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のフライング・ダッチマン号の船長にでも
なるしかないな。




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