雪の徒然日記

マンガと小説とアニメと映画が大好き、というかそれしか趣味らしい趣味がない。

『ハドソン川の奇跡』

2016-10-21 22:01:15 | 映画 は




今日は『ハドソン川の奇跡』をやっと観てきた。

実際に起こった事件だが、乗客全員を墜落の危険から救った機長が
わざと飛行機を墜落させたのではないかと追及されていたなんて。

もちろん結果はわかっていることだけど、90分余りを
どう見せていくか。それがイーストウッド監督の腕の見せ所なのだろう。

シミュレーションはシミュレーションでしかなく、
コンピューターでわからないこともあるはずだ。

どうするのか。
悪夢に唸らせられながら調査を待つサリー機長が痛々しくてたまらなかった。

ショットバーに行けば、自分の名前のカクテルなんかが
勝手に作られていて、一杯飲みに来ても落ち着かない。
勝手に英雄扱いされて苦笑するしかない。

そして終盤が爽快だった。
コンピューターの結果ばかり発言する調査委員会を相手に
トム・ハンクス演じるサリー機長が投げかけていく場面が小気味いい。

シミュレーションしたパイロットたちは、
飛行機が調子悪くなったらすぐに空港に引き返している。
しかし、現場ではそうはいかない。
サリー機長たちは、その場で何かできることはないかと
208秒の間に色々と冷静にできるだけのことはしているからだ。

イヤミスとか流行っているけれど、読後感が悪いのは現実だけでいいと思う私。
この映画も観終わってとても爽快感いっぱいだった。素晴らしかった。

エンドロールで実際にあの現場にいた人たちが実際出てきたのも
感動的。奥さんが涙ぐみながら語ったのにはウルっときてしまった。

これだから映画を観たいと思う。

ただ・・・4人組で来ていた高齢者のおばさまたちが
エンドロールでしゃべりだしたのが・・・。
お願いだからエンドロールも静かに観てほしい・・・・。

・・・・・そして、やっぱり思い出した。
あのブログとあの記事を書いたあの人。
観てない映画を、語らないでほしいわ。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。