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BIG FARMの農事日誌です。

金峰山を日帰りでー大弛峠から往復

2014-10-20 | 登山

うーん、のびやかな眺めだ。朝日岳から金峰山を望む。五丈岩が目に飛び込んでくる


山行日 2014年10月19日(日)日帰り
天気 晴れ
山域 奥秩父
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅4:54=5:06新松戸5:14=6:11西国分寺6:23=6:28立川6:43=8:13塩山8:30(バス)=9:15柳平乗り換え=10:00大弛峠10:15-11:05大ナギ-11:20朝日岳11:25-12:25金峰山頂13:25-14:20朝日岳-15:30大弛峠(バス)16:00=17:30塩山駅17:51=神田経由=21:06我孫子駅


塩山駅から奥秩父の大弛峠まで、バスがことし6月から運行している。このことを知ったのはつい最近だった。奥秩父縦走路にある2365㍍のこの峠まで行くにはこれまでは当然ながらマイカーかタクシーに限られていた。

このバス運営会社は「栄和交通」。
甲斐大和駅から大菩薩嶺の上日川峠までバスを運行しているあの会社である。登山者にとって大菩薩嶺登山口の最寄り駅といえば塩山駅だったのに、いまや甲斐大和駅からのこのバスが登山者の間では人気が高い。じつはこのこともだいぶあとで知り、それならと話のタネに昨年利用してみた。

こんかいの大弛峠までのバス運行の詳細は
この会社のHPに譲るとして、さっそく話のタネにと利用した。私の最寄駅は常磐線・我孫子駅。どんなに早起きしても大弛峠につくのは10時になる。帰りの最終便が大弛峠16時出発だ。山中での行動時間は6時間と制約される。

わたくしの奥秩父全山縦走(瑞牆山~雲取山)はいまだに線で結ばれていない。金峰山と甲武信ケ岳 の両山の頂に立ってはいるのだが、その間を歩いていない。この際だからつなげようかと思うのだがどうもその気になれない。6時間と制約された時間の中で歩くには金峰山への往復がぴったり合った。往路が2時間30分。山頂で1時間。復路が2時間。合計5時間30分である。

出発点の大弛峠が2365㍍、金峰山が2595㍍。これならお手軽登山だなと気軽に考えていた。ところがこれが大外れ。体が思うように動かないのである。足がスムーズに運ばない。まるでロボットが歩くがごとくで、ぎくしゃくとしてなんとも危なっかしい足取りだ。おかしい。おかしいぞ。それに縦走路だからアップダウンがあるとはいえ高が知れた標高差なのにだいぶ疲れてしまった。なんとか標準タイムで歩けたものの、こんなコースでもこんなに疲れてしまうのかといまの自分の体力に唖然としてしまった。

というのは山をしばらく離れていたからだ。いろいろあって5カ月近くも山を歩いていなかった。この夏は出鼻をくじかれた。晴れ男がこの夏は雨男どころか泣き男になってしまった。夏山に向けてそれなりに体力面で気合を入れてきた。それなのに、という局面が続いた。ツキから見放された。しばらくは様子を見ようと決めざるを得なかった。そのあいだも山を意識して体力は維持してきたつもりだが、このざまだ。山を歩く体は山で作るっていうのを思い知らされた。

天気がいい日を選んだ。期待は展望だ。金峰山からの眺めは奥秩父でも最上等になる。疲れた体を展望が励ましてくれた。


いつものことだが前置きが長くなった。ぐずぐずしていないで出発だ。金峰山を歩くのは10年ぶりになる。

塩山駅の北口がバス停。私が一番乗り。どれほど乗るのか。車内から眺めている。予約制になっているから全員座れる。補助席を含め満員になった。こんなに乗るんだ。このバスの運行をみんなは知っていたのか。隣りに座った団体の人に尋ねた。「私は知らなかったがリーダが」。いえることは「ただ付いていくだけの登山者」は知らない人が多いと思う。さて、進行方向どちら側の席に座るか。こんなことまで考える。ルートを頭に描いてみる。今回は左側だな。正解であった。富士だ! 左後方に冠雪した富士が見えてくる。

柳平でジャンボタクシーに乗り換える。9人乗りのジャンボタクシーも左側の席がいい。左が谷側で、右が山側の林道を行くから左側が開けている。特等席は運転手の隣りの席になる。正面には金峰山。五丈岩でそれとわかる。

目の前の小学校跡。このあたりは戦後入植した開拓村だが、いまは人がいなくなった。

大弛峠に着く前から林道の路肩駐車が続く。峠の駐車場は満杯だ。



塩山駅から1時間30分でいっきに2365㍍の大弛峠に到着。気さくな運転手さんで気分がいい出発ができた。

 用足しをすませて登山口へ。ところでどこなんだ。道標が車に遮られていてまごついた。

奥秩父縦走路は樹林の中を歩く。この日も展望が開けるのはピークぐらいで、シラビソの林の中を歩く。それに奥秩父は紅葉がイマイチという印象があるからあまり期待していない。きょうはは展望が目的だ。

 

この岩場を登ると「大ナギ」だ。最初の展望が期待できる。

ここが大ナギ。ここからの眺めはすばらしい。いいぞ。期待できるぞ。
この写真は帰りに撮ったものですでに日が陰ってきている。
左のとんがりが国師岳、すぐ隣りの右のなだらかな山が北奥千丈岳。



そのまま目を移すと甲武信ケ岳 の眺め。甲武信ケ岳 を真ん中に左に三宝山、右に木賊山。

 

気をよくして次の展望地の「朝日岳」はすぐだった。この頂からの展望もよかった。これから歩む先に金峰山だ。おーい、いま行くからね、と呼びかけたくなる。

そして富士山。数日前に冠雪した。峠に向かうジャンボタクシーからは富士の姿を見ることができた。きょうは冠雪した富士が拝める。そう確信できた。しかし登り始めると南に雲が広がり始めた。もしやと不安になる。朝日岳の山頂に着いた。富士はどこだ。見えない。隣りにいた人が、あそこ、頭だけ出してる。そう教えてくれた。見上げるほどのところに富士のてっぺんがあった。きょうはこの姿のままで下山まで顔を見せてくれた。きのう18日はきょうと同じく天気がよかったのに富士は見えなかったという。



展望を楽しむには午前10時出発では遅過ぎる。そう嘆いてもしょうがない。

朝日岳を後に先を急ごう。朝日岳を振り返る。山頂付近の露岩が見える。



鉄山にはのぼらないで道は北を巻いていく。 



森林限界をこえてハイマツ帯に入った。急に視界が広がった。
「賽の河原」だ。山頂はまもなくだが、ここでまたも展望タイムとなった。
瑞牆山を前景に八ケ岳が後方に横一線に並んでいる。瑞牆山も八ケ岳を気持ち良さそうに眺めているように見える。

富士も依然として姿を見せてくれる。こうなるとなかなか先にすすめなくなる。



八ケ岳から西に目を転じると御嶽山だ。噴煙がまっすぐに上がっているのがわかる。私の粗末なカメラではこれが限度。
しずかに合掌する。その姿を見て周囲が不思議そうにしていたので、あれが御嶽山です、と。

目を戻すと、前景にさきほど頂を踏んだ朝日岳の後方に甲武信ケ岳 と国師ケ岳。



景色にばかり目を奪われていては先にすすめない。さあ頂上へ。



金峰山頂付近は大きな岩がごろごろ。足元に気をつけながら山頂だ。
きょうは日曜日で天気がいいから大にぎわい。この写真だって順番待ちだ。逆光になった。



山頂には多くの登山者。

山頂から五丈岩へ。見上げながら昼飯。岩のてっぺんに登っている人がたくさんいる。見ているだけではらはらどきどき。

富士は正午を過ぎたのにまだ見える。しだいにうすっらとガスが出てきたようでぼんやりしてきた。
期待以上の展望に満足した。
下山開始。

樹林帯に入る前のハイマツ帯でもう一度展望タイム。ここでまたも時間を食ってしまった。

 朝日岳から。これで金峰山とはお別れ。

 

 大ナギから。秋の日は落ちるのがはやい。

大弛峠がまもなくのところで太ももがつった。やっぱりきたか! 太ももの痙攣がこの2,3年よくある。痛い。10分も休んでいると痛みが取れて歩けるようになるのだが、いつもそうなるとは限らない。不安である。そこで今回は筋肉のけいれんに効くという「芍薬甘草湯」を持った。すぐに飲んだ。これが不思議なほどすぐに効いた。歩きだすことができてほっとした。

15時30分に大弛峠についた。予定通りだ。16時のバスの時間まで30分ほどある。大弛小屋へ行き、小屋の水を汲んだ。

ジャンボタクシーは予約制だ。運転手がひとりひとり名前を確認する。
最後に乗ってきた人に車内は静かな驚きに包まれた。
「お名前は」
「ハセガワカズオです」 

柳平でバスに乗り換え、塩山駅には予定通り17時30に着いた。 

 

家に着いたのが21時30分。家を出てから長い一日だった。思うように足の運びができなく、体力の衰えには愕然としたものの山の展望は久しぶりに楽しむことができた。やっぱりいいもんだ。


      
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