30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

そうだ、津軽の温泉と山へ行こう(1)ー古遠部温泉

2009-09-13 | 登山

9月10日から12日の3日間、「大人の休日倶楽部会員パス」を利用して、かみさんと津軽の温泉と山を楽しんできた。温泉は「古遠部温泉」と「嶽温泉」、山は「岩木山」だ。

古遠部温泉は楽しみだった。温泉好きの私が長年あこがれていたところだ。まさにその通りで文句なしの風呂だった。私の好みにぴったりの温泉だったからうれしいといったらない。すっかり感激し満足してしまった。こんなに遠くまで来てよかったと、しみじみと幸せにしてくれた。そのうえ、この宿の主人の温泉を守る姿勢が素晴らしく、だからこそこの温泉があるんだとわかった。ホント、うれしくなってしまった。

岩木山の登山は私がこれで3度目になる。かみさんははじめてだ。この日は雨模様かと心配したが、一転絶好の天気に恵まれた。津軽地方は寒気の影響でこのところ曇りや雨ばかりだった。この好天は4日ぶりだという。おかげで山頂からは遠く北海道まで見える展望を得ることができた。雨女と一緒なので心配したが晴れ男の勝利となった。どうだ、オレの晴れ男の実力はと、かみさんに自慢したのはいうまでもない。

この3日間利用した「大人の休日倶楽部会員パス」。JR東日本の新幹線、特急が乗り放題だ。私の住まいの我孫子駅から、「古遠部温泉」の津軽湯の沢駅まで、通常運賃なら往復3万4千円もするが、このパスを利用すれば1万2千円で行き来できる。車中ではこの会員パスを利用している中高年を多く見かける。こんどは11月に利用できる。またどこかに遠出したいと思っている。

古遠部温泉は ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン

9月10日(木)
我孫子=上野=八戸=青森=弘前=15:20津軽湯の沢(泊)古遠部温泉

古遠部温泉への最寄り駅は奥羽本線の津軽湯の沢駅。新幹線と特急で私の住まいから6時間以上かかる。上野から八戸まで新幹線で行き、特急で弘前へ。そこから奥羽本線に乗り換えて25分。やっと到着だ。ホームに下り立つとまったくの山の中。家一軒見えない。憧れの温泉とはいえ、思えば遠くに来たもんだとつぶやいてしまう。15時20分到着のこの電車で行くと、駅から宿まで送り迎えしてくれる。駅に下りたのは3人。1人は若い男性で同宿だった。

宿の主人の運転で、まったく人家も人けもない道を行く。ホントになにもない山の中の一軒家だった。それでも日帰り客でごったがえし、宿の周辺は車だらけ、湯船はイモの子を洗うがごとくと聞いていたが、この日は小雨が降っていたせいか、客は少ない。当然私にはこのほうがいい。 玄関の看板には「療養の古遠部温泉」。 

宿は斜面に立っている。見下ろすと掛け流しの湯が流れ、湯けむりがあがっている。 

部屋に案内される。宿は古いが、掃除が行き届いて清潔だ。聞いていた通りだ。気持ちがいい。すでにふとんが敷いてあった。期待、そして不安? 妄想してしまいそうだが、湯治の宿だからこうなっている。

さあ温泉だ。一刻も早く湯だ。 部屋に入るなり、浴衣に着替え、カメラを持って、それっとばかりに湯舟を目指す。ひとりの先客があった。日帰り客のようだ。混雑していては困るなと思っていただけにこれを見て安心した。ガラス戸を開けるとむっとする暑い湯気がどっと押し寄せて体を包む。これはスゴイ。カメラのレンズが曇ってしまうのではと心配しながら「写真を撮っていいですか」。「ああいいよ」と笑顔をみせてくれた。大事なところまで見えてしまったが、ぎりぎりセーフといったところだろう。

山を歩いているので、山のいで湯の多くに入った。そのなかでもこの古遠部温泉は間違いなくベスト3だ。

まず湯船と洗い場。いずれも青森ヒバで作られているというのだが、どうみても岩か石ででできるように見えてしまう。というのは析出物が重なって、全体が赤茶色に染まってごつごつした岩風呂のようになってしまっている。洗い場も岩か石を敷いたような感じだ。シブイねえ。いい雰囲気だ。気分が落ち着く。

そして肝心の湯はどうか。源泉がどばどばと湯船にそそがれている。スゴイ量だ。湯船からは絶えずあふれて、洗い場に流れている。洗い場はまるで川の流れ状態だ。ずばり私の好きなお風呂である。なぜ好きかといえば、洗い場を湯が流れているとそこに寝そべっていられるからである。こんな掛け流しの風呂が少なくなった。
今回も喜々として洗い場に寝そべった。ケロリンの風呂桶を枕に、大事なところをタオルで隠して。ときたま天井から湯気がぽたりと落ちてくる。極楽、極楽。脳みそ空っぽ状態で過ごすこの贅沢。全身から汗が吹き出てくる。

夕飯前に1時間、寝る前に1時間。「よく入ってられるわね」とかみさん。私の好みにぴったしの温泉なので、すっかり気に入ってしまった。ホントに来てよかったと思わせる温泉だ。これはいい。

温泉も素晴らしいが、この宿の食事も素晴らしいと聞く。そうなると夕飯が楽しみだ。期待にたがわずどれもかも美味しかった。おかげで酒は飲むわ、ご飯はおかわりするわですべていただき、満腹になった。旅館の食事といえば、見た目はいいが箸をつけてみるとまずい思いをしたことのほうが多い。ここのはすべて真っ当だ。温泉に感心し、こんどは食事に感心してしまった。どこまでも心底喜ばせてくれる。特にイワナがうまかった。山の宿でがよくイワナが出るがうまいとは思わなかった。ここのは絶品だった。翌日、宿の主人に尋ねたら、ここのは冷凍物ではなくナマのイワナしか出さないから、と言っていた。

9月11日(金)
古遠部温泉=津軽湯の沢8:04=8:29弘前9:25(弘南バス)=10:19嶽温泉10:25(スカイライン)=10:55岩木山八合目11:00-11:50岩木山山頂12:50-13:45八合目13:50-15:30嶽温泉(泊)高原の宿・山楽

翌朝は午前5時半前起きて入浴。やはり1時間も入ってしまった。この日は岩木山に登るからあまり長湯をすると湯疲れでどうかなと思うのだがこの湯の誘惑には負けてしまう。この際だから存分にこの湯を楽しみたい。こうなるのも仕方ない。

朝食は7時。夕飯もうまかったが朝食も完璧だ。うまかった。一品一品がきちんとして味付けだ。

岩木山登山のため津軽湯の沢駅8時4分の電車に乗って弘前に出る。宿を出る前に、もういちど湯船の写真を撮る。ガラス戸をあけると湯気でレンズが曇ってしまい、どうにもだめだ。そこでカラス戸を閉めて外から撮ったらうまくいった。あわただしくこの宿を去るのはなんとも惜しい。

こんな文句のつけようがない温泉宿の料金は、1泊2食付で一人6千9百円だった。安いに越したことはないが、それにしてもこれだけ満足してこの料金とは頭が下がる。駅には主人に送ってもらった。宿の経営も大変だと言っておられたが、できるだけ安い料金でいい温泉に入って喜んでもらうためがんばっているという。この姿勢にも頭が下がってしまった。

お世話になりました。すべてに満足しました。ここまで来たかいがありました。それではさようなら。 心からそう挨拶した。



8時4分の弘前行きが入ってきた。

2日目の岩木山登山に続く

 

  

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