カボチャが取れた。わが家のカボチャは毎年8月中旬から取れる。夏野菜のなかでは収穫が一番遅い。
ことしのカボチャは2株。ポットにタネを1粒ずつまいて育苗し、5月初旬に植えつけたから収穫まで4カ月近くかかった。毎年こんなものである。植えつけたあとは放任栽培。放ったらかしだ。それでも実をつけてくれる。雑草をかき分けてかぞえたところ、2株で10個ほどできている。ヘタの所がコルク状になってきた。これが収穫してもいいよというサイン。すべて収穫できる状態だがまずは4個を取ってきた。
ことしの品種はタキイ種苗の「えびす」。大きさが揃っている。直径で18から20センチ。カボチャは毎年違うものを育てている。同じ種苗会社だが、昨年は「近成えびす」、一昨年は「栗えびす」・・・。それぞれにうまい。文句はない。しかし飛びきりうまいものに出合っていない。
カボチャは好きだ。わが家のものが収穫できるまでは買ってきたものを食べている。市販のものだってアタリハズレがある。菜園のものにだってある。これが面白い。カボチャの品種はたぶん数え切れないくらいあるはずだ。これはうまいよとすすめられたものを毎年順番につくっている。ことしの味はどんな具合だろうと期待するのも楽しみのうちである。
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