30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

九州2010:温泉ざんまいの山歩き(その5)-はげの湯・岳の湯

2010-05-23 | 登山

小国町のはげの湯・岳の湯 

涌蓋山下山のあとは、小国町の温泉だ
湯けむりが立ちのぼり、のどかな山里の風景が広がる



はげの湯。背後に涌蓋山が見える


2010年5月13日(木)
筋湯温泉6:10=6:25疥癬湯(ひぜんゆ)登山口-7:20石ノ塔・駐車場-7:45涌蓋越え-8:15女岳8:20-8:35涌蓋山9:00-9:45涌蓋山登山口-10:40はげの湯-11:00岳の湯・豊礼の湯12:25-12:35岳の湯・バス停13:05=13:40ゆうステーション15:02=17:25福岡・天神(泊)

←5月13日の涌蓋山登山

涌蓋山を下山して「はげの湯」と「岳の湯」に入る予定だ。岳の湯には期待がある。温泉地一帯は、地面のいたるところからもうもうと吹き上げる蒸気で、あたり一面まっ白、というテレビ映像を見ていたからだ。

舗装された道を下っていく。予定通り歩いたのでバスの時間までだいぶ余裕がある。途中でおばさん二人が山菜採りをしていた。
「なにを採っているんですか」
「ワラビとウド」
「ウドがたくさん採れたので少し持っていくかい」

ぶらぶら歩いていくと、さきほどのおばさんの車がわきに止まった。
「どこまで行くの」
「はげの湯まで」
てっきり車で送ってくれるのかなと期待したのだが、そのまま走り去った。

登山口から一時間ほど歩くとはげの湯だ。振り返ると涌蓋山が見える。あちこちから湯けむりが立ちのぼる。ここに共同浴場があるのだが、目立たないから注意が必要との事前情報を得ていた。

すぐに分かった。右手にコンクリート打ちっぱなしの建物があった。新しい。たしかに事前情報がないと通り過ぎてしまうだろう。入口が分からない。裏手に回る。1回が浴場で、2階が地区の集会所になっている。湯船をのぞいた。これも事前情報通りコンクリートだ。あまりにそっけなくて、入ってみようという気が起らない。見るだけにした。







「はげの湯」はパスしてしまった。そうなると「岳の湯」となる。「だけのゆ」では「たけのゆ」と読む。
歩いていくと左手に大きな、どことなく殺風景で、畑の中にと突如現れた温泉といったいた雰囲気だ。位置的にはげの湯と岳の湯の中間あたりになる。ここが「豊礼の湯」。かなり有名な温泉だ。ここでゆっくりすることにした。

 

さっそく露天風呂だ。評判だけになかなかのものだ。



この露天風呂から涌蓋山が見える。日が差す日中に湯につかりながらきょう歩いてきた山を眺めるのはいい気分だ。ここの温泉は宿泊できる。食事は出さないので湯治場と考えればいい。そうこうしているとおじさんが一人入ってきた。赤穂から車で来て1週間ほど湯治しているという。すっかり打ち解けて長話になった。
だいぶゆっくりしてしまった。湯から出て行くと、廊下でさきほど下山中に出会った久留米からの夫婦にまた会った。登って下山してきたのだから、いかにここで私がゆっくりしたかわかる。



この温泉の敷地内には、地熱の蒸気を利用した「かまど」がある。仲間同士で温泉に入りに来たのだろう、地元の女性が5人ほど、このかまどを利用して食事を楽しんでいた。食材は持ち上げてきたものだ。ちょうど卵が蒸し上がったところだった。
「たくさんあるからどうぞ食べてよ」
茹で卵、いや蒸し卵を2個いただいた。
半熟状態になっているか、まず私に見てもらいたいらしい。
熱い。アチアチといながら、殻をむく。きれいにむける。
半熟にはいまいちだが、余熱でちょうどいい具合なるはずだ。
この蒸し卵、シンまで熱く、うまかった。



すっかり長湯してしまった。「豊礼の湯」をあとにして岳の湯のバス停に着いた。ザックをおろした。あたりを見た。どうもおかしい。イメージとちがうのである。てっきり、テレビでみたとおり、田んぼ、道路、庭とあたりかまわず湯けむりが立ちのぼっているものと思っていたのだが、そうでもない。ここではなくて近くの場所がそうなのか。バス停前に「白地商店」がある。ご主人に尋ねてみた。
「このすぐ下あたりがそうなのだが、今日は天気がいいので蒸気がすぐに消えてしまう。もうもうと蒸気に包まれる景色を見るなら冬がいい」
そういうことだったのか。少々がっかりしながらも、商店の前の坂をおりて行った。

このあたりか。そう思わせる地域。たしかにきょうの天気では、湯けむりもうもう状態といった独特の景観とはほど遠かった。この温泉地は地熱を利用した蒸し地鶏などの料理が名物。バス停の周りには、蒸気を利用した「かまど」が多くみられる。

この岳の湯では、白地商店で「蒸し鶏」を食べ、白地商店のお風呂に入る予定でいたのだが、「豊礼の湯」ですっかり満足してしまい、おなかもいっぱいだ。







帰りのバスがやってきた。運転手は白地商店で蒸し卵を買ってきた。



バスは小国町の「ゆうステーション」行きだ。途中で奴留湯の前を通った。
「あれっ、この湯の前を通るのか。知らなかった。知っていたら入りたかったな」
そう思ってみたところで、バスの便がないから無理なのだが、奴留湯は2004年にわざわざ立ち寄って入ったくらいだからよく覚えている。たしかにいい湯だった。

ここがバス発着場となっている小国町の「ゆうステーション」。



これで山旅は終わった。山歩きで心配なのは天気なのだが、連日五月晴れに恵まれた。これが一番うれしかった。加えて、これでもかというほどの連日の温泉ざんまい。5年ぶりの九州の山旅は、こんかいも満足だった。

ゆうステーションで福岡行きのバスを待つ。ここから高速バスで福岡市天神に向かった。あとの二日は会合のため福岡で過ごした。
(完)


九州:温泉ざんまいの山歩き 11日別府・鉄輪温泉と柴石温泉 12日由布岳と筋湯 13日涌蓋山と岳の湯


         

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