30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

2011北アルプス(5)ー薬師岳山荘から太郎兵衛平を経て折立へ

2011-08-25 | 登山


薬師岳山荘から太郎兵衛平を経て折立へ

 
さすが夏の北アルプスだ、下山しながら太郎兵衛平への道を仰ぐと登山者の列が続いている

←4日目から続く

8月18日 薬師岳山荘7:45-8:35薬師峠8:45-9:10太郎平小屋-12:10折立12:30=亀谷温泉(白樺ハイツ)=有峰口=富山駅22:50(夜行バス)

5日目は最終日。折立に下山する。薬師岳にはきのうのうちに登っている。富山発22時50分のバス夜行便を予約してあるので、折立からのバス最終便の15時10分に間に合うように下山すればいい。

きょうは朝飯を食べてから連日のようにあわただしく小屋を出発することもなく、部屋でのんびりしている。ほとんどの人はすでに早出した。残っているのは、私と同じく折立に下山するだけの人たちだ。やはり外はガスだ。きょうとあすは天気が悪いという。

小屋の壁に「窓からの展望」の写生図があった。これを見ながらここからの展望を想像していた。



連日の疲れで、だれもいなくなった部屋で大の字になって横になっている。こんな時間まで山小屋にいるなんて初めてのことだ。新しい小屋だけに気分良く過ごせる。しかし、ゆっくりできない性分なのか、どうも落ち着かない。ぼんやりしていればいいのだが、それができない。やっぱり下山するかと、準備をして7時45分に小屋を出た。どんなにゆっくり歩いても早く着いてしまうのに。

道々、チングルマの群生地が続く。すでに花は終わっている。



富山駅に着いたら銭湯「観音湯」で汗を流
すつもりだ。しかし、太郎兵衛平への道を歩きながら、ふと思い出した。そんなに時間があるのなら「亀谷温泉」に寄ればいいのではと。なんでこんなことがいままで思い浮かばなかったのだ。自分でもあきれる。亀谷温泉は以前帰りに寄ったことがある。いまからなら最終便の前のバス、12時30分に間に合うはずだ。太郎平小屋で尋ねた。「バスは亀谷温泉に寄るのか」「運転手にその旨伝えると温泉で止めてくれる」。亀谷温泉で汗を流して、最終のバス便に乗ればいい。ついでに太郎平小屋の人はさらに亀谷温泉の「 白樺ハイツ」なら、有峰口駅まで車で送ってくれるという。これは貴重な情報だった。

これですべて整った。すなわち、折立発12時30分のバスに乗り、亀谷温泉で下車。「白樺ハイツ」の日帰りの湯に入りる。そこでゆっくりして有峰口駅まで送ってもらう。これなら最終便のバスにあわせることなく温泉に入っていられる。なにしろ富山発の夜行便が22時50分なのだから時間は余るほどある。温泉でゆっくりできるなんてありがたいことだ。

太郎平小屋に着いたのが9時10分。ここから折立まではおよそ3時間かかる。バスの時間は12時30分だから、ゆっくりはできないが、間に合うはずだ。それっとばかりに下山開始。

今日明日と天気が悪いのに続々と登ってくる。25人の団体とも会った。下山しているときに細い道でこんな団体とあったら困ってしまう。いくら登り優先だからといって、25人もが通過するのをじっと待ってはいられない。下山しているときに、こんな団体と出会ったときは「単独だから先に通してくれ」といって、団体には待ってもらう。25人もの団体でどうして歩く必要があるのだろう。わたしからすれば正気の沙汰ではない。混雑する夏の北アルプスでは、ほかの登山者に迷惑をかけるばかりだ。団体はせめて5、6人ぐらいが上限だろうなと思う。
 



それにしても次々と登ってくる。感心するほどだ。太郎兵衛平への道は遠くまで見通せる。高みを目指している人が小さく見える。



折立まで3時間というが、ゆっくり歩いていてはこの時間内には着かない。急いだせいかヒザが痛くなってきた。最後の1時間がつらかった。それでも3時間ジャストで折立についた。時間は12時10分。バスの発車まで20分ほどある。バス停の先に駐車場がある。満杯らしく、はみ出して路上駐車をしているのもあるくらいだ。

バスは7,8人を乗せて出発した。これで北アルプスともお別れである。家を出るときは腰痛などもあって不安であったが、山に入ると日に日に元気になり、計画通りに歩き通すことができた。車窓の景色を眺めながら充実した気持ちであった。沿道は穂が出たススキ野が広がり、すっかり秋の気配だ。

富山駅前発の夜行バスの発車までには十分な時間がある。亀谷温泉「白樺ハイツ」でゆっくり風呂につかった。露天風呂は地元の人で占領されていた。勇気を奮って参戦した。おかげで楽しませてもらった。長話になり長い風呂になった。宿のマイクロバスで有峰口駅まで送ってもらい、富山地鉄で富山駅へ着いた。とたんに激しい雷雨に見舞われた。これでは街中に出られない。しばし駅ビル内で時間をつぶす。

夜行バスにしたのは、富山の夜を久しぶりに楽しみたかったからである。久しぶりだけに夜の街は右も左もわからない。飲兵衛の感で飲み屋を探す。しかし入った飲み屋は2軒とも気に入らなかった。飲兵衛の感も錆びたもんだ。それでもアルコールのおかげで池袋まで熟睡できた。夜行バスでここまで眠れたのははじめてなのではないか。朝が明けた池袋駅。残暑が肌にまつわりついてきた。こうして日常に戻った。

早いもので18日に下山してからちょうど1週間がたった。歩いた山々を思い浮かべなら、いつのように拙速ながら報告を書き終えた。


第1日:新穂高温泉から笠新道を経て笠ケ岳へ  

    

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