30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

青春18きっぷで、浜石岳へ(1)

2010-03-12 | 登山



山歩きを再開した
うららかな春の山と海を訪ねて



浜石岳の山頂からの富士の眺め。視界を遮るものはなにもない


3カ月ぶりに山歩きを再開した。
「どうしたんですか。どこか体の具合でも悪いんですか」
年下の友から電話があった。なにかとこの老人を“師匠”としてたててくれる。
「今年はまったく山に行っていませんね。HPを見て心配してしまいました」
「いやあ、気遣ってくれてありがとう。じつは……」
ということで、この2カ月の山歩きを自重、謹慎?してきたわけを話した。
「なんだ、そんなことでしたか。安心しました。体が悪くて山を歩けないわけではなかったのですね。話を聞くと、相手の誤解の上に師匠の誤解が重なったというわけですか。気にしない。気にしない。師匠に悪気があったわけではないのだから。それにしてもなんとも殊勝というか…」
「いつまでもガキでしようがないね」
「たしかに。せっかちで、喧嘩っ早くて、口が悪いのだから、そんなこと気にとめていたら毎日謹慎じゃないですか。もう年なんだから、いま遊ばないとあっという間にあの世に行ってしまいますよ」

いちいち気に障ることをずけずけ言ってくれる。それで間違いない。ありがたい忠告だった。そうだなあ、もういいだろうと、謹慎を解いて山歩きを再開することにした。この日のために謹慎中は足腰は鍛えていた。用意周到なのである。

3月は「青春18きっぷ」を使ってみることにした。5回分で11,500円。1回分が2,300円で乗り放題だ。この値段はよく利用するホリデーパスと同じ。18きっぷのほうが使い勝手がいい。平日も利用できるし、距離制限がない。春の18きっぷの利用期間は3月1日から4月10日まで。この間に5回分を使いきる。


(今回の浜石岳で使った青春18きっぷ。その1回目のスタンプ)

青春18キップで行く足慣らしの山をリストアップしてみた。最初の山行は静岡県の由比にある「浜石岳」を選んだ。初めて歩く山だが、以前から気にとめていた。歩きたい気持ちはあるのだがいつまでたっても実現できていない山が山ほどある。

静岡「由比」の名物といえば、桜エビ、薩埵峠(さったとうげ)、浜石岳となるのだが、ここにもうひとつ加えたい。それはマグロの油漬け缶詰だ。
「浜石岳に登ることがあれば立ち寄って、この缶詰を買ったほうがいいよ」
以前からすすめられていた。とにかくこのツナ缶はうまいのだという。一般のお店で販売されていないでネットでしか購入できないという。ここまで言われると、食べてみたくなる。その気になると居ても立ってもいられないたちだから、この機会だからとすぐに調べた。

このツナ缶を製造している由比缶詰所に問い合わせた。
1)現地では工場に直売所を設けてある。そこで購入できる。
2)直売所は月~金までの8時から17時まで。

買うのはいいのだが缶詰は重い。そうなると浜石岳から下山のときに買うのがベストだ。しかし予定のコースからすれば、この缶詰所はコースの始めにある。買ってからザックに入れて登ることしかないようだ。うまいものを食べられるのならこれくらいの苦労はいとわない。

再開の山歩きは天気がいい日がいい。しかし3月はずっと天気が悪かった。晴れマークが出てきたのが3月11日。よし、この日に決めようと青春18きっぷを買ってきた。

晴天だった。朝から真っ青な空だ。久しぶりに見る青空だ。
由比は遠い。由比駅から浜石岳へのコースを外れて缶詰所へ直行した。すぐに直売所はわかった。係の人と話していると「もしかしたら朝日新聞を見て来られたのですか……」という。
「なにか朝日新聞に?」
「そうじゃなかったのですか。私どもの缶詰が朝日新聞に載って、その問い合わせが全国から殺到して、てんやわんやなんです」
その朝日新聞の記事を見せてくれた。3月8日付け夕刊の「至福の一品」というコラムだった。なんのことはない。数日前だった。私はこの記事を見逃していたらしい。人のよさそうな方で、よかったらこの新聞をもっていってくださいという。職場は弾んでいるようだ。イヤミで言わせてもらうと評判になると味が急に落ちると聞くから、そうならないよう望む。


(由比缶詰所の直売所)


(マグロの綿実油漬け(左)とオリーブ油漬け(右)




(その晩にかみさんが作ってくれたツナサラダ)

山から戻ったその晩に、かみさんがすぐにツナサラダを作ってくれた。「たしかにうまいわ。これまではツナをそのまま食べることはなかったのに、これはそのまま食べてもうまい」という。かみさんは魚の目利きだ。その点だけはいつも信頼している。そのかみさんが「うまい」というのだから、やはりうまいんだろう。そう言われるとザックに缶詰を入れて山を登ってきた苦労が報われるというものだ。

山行記のはずが味の探訪記になってしまった。
次回はその山行記になります。
この稿続く→。

               

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