30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

水沢山を歩くースカイツリーが見えたからいいか

2014-12-20 | その他

登山の記録である。

12月18日と19日は1泊2日で群馬県北部の山を歩いてきた。18日は水沢山、19日は上州三峰山。この季節でも天気さえよければ問題なく歩ける。ところが17日(水)と18(木)は爆弾低気圧が全国的に強風と大雪をもたらすという予報。18日がこれにぶつかる。幸いにして水沢山は強風ではあったが降雪はなく晴れた。しかしその日に入った水上町は猛吹雪。まるでホワイトアウトの世界だった。19日は前日の強風と猛吹雪がウソのように晴れ上がった。

この山行は私が所属する共同ワンゲルが谷川温泉の保養所を利用して忘年会を兼ねておこなうもの。山を歩いて温泉に入りうまい酒を飲もうという趣向で、毎年の恒例行事になっている。わたしはふだんは単独行が主だ。団体山行は性に合わない。大の男がなんで行列して歩いているんだ、山ぐらいひとりで歩け、なんて日ごろ本気で思っているのに、この会の団体山行だけは年に1,2回参加している。これなら許容範囲だと自分言い聞かせそれなりに楽しんでいる。そんなもんだからわたしの信念だってあやしいものだ。

18日の共同ワンゲルの行き先は子持山なのだが、わたしは別行動でひとり水沢山を歩いた。まずは18日の水沢山の山行から。


  

 ↑水沢観音目指して車道歩く。右手に水沢山が大きく見えてくる。二つのピークが見て取れる。

↓水沢山の頂。全国的に強風と大雪の注意報が出ていたこの日。強風だがこの青空


山行日 2014年12月18日(木)
天気 晴れ
山域 榛名
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅4:43=5:16上野5:43=7:28高崎7:45=8:11渋川8:17(関越交通バス)遅れた=8:50水沢入口ビジターセンター-9:25水沢観音-11:00水沢山11:50-13:10水沢観音13:30-14:00水沢入口ビジターセンター14:17=14:38渋川駅15:03=15:42水上駅15:50-16:40共同通信谷温泉保養所


水沢山は展望の山だと最近になって知った。何十年も前から名物のうどんとともに知ってはいたが、展望がいいとは知らなかった。すぐにネットで山行報告を検索した。「聞きしに勝る絶景」とか「360度の大パノラマ」といった見出しが並ぶ。なんと大げさなと思いながらも、たしかに思っていた以上の展望が見込めそうだ。これなら歩いてもいい。山を歩く楽しみはいくらでもある。ジジイになってからは展望が楽しみになった。たぶん自分のあしあとをたしかめたいというのもその理由の一つだろう。

出発前に私の頭の中はガイドブックやネットからの情報でいっぱいになった。実際に歩くことなく山行報告が書けるほどの情報量だ。山頂からの展望が目に浮かぶ。狙いは展望だ。しかし待てよ、天気が悪かったらどうしよう。18日は爆弾天気圧で強風と大雪の注意報が出ている。渋川のこの日の天気予報は午前11時までは晴れてそれから曇りの予報。少々期待をしぼませて家を出た。

結果を書いてしまおう。予報どおり青空が広がった。しかし高崎駅を過ぎると雪雲が広がり始めていた。大雪警報が出ているのだからあたりまえなことなのだ。北部の山は雪雲に覆われて遠くの山々を眺めることはできなかったが、ほかの近くの山々はきれいに姿を見せてくれた。総合するれば、展望は期待度の半分ぐらいか。心残りではあったがあとの半分は機会があれば次回だなと自分に言い聞かせた。
 


コースは渋川駅からバスで水沢入口ビジターセンターへ。そこから車道を歩いて登山口の水沢観音を経て水沢山へ。当初の計画では下山を伊香保温泉へ取るつもりでいたが、すぐ下に林道が走っている。これじゃ面白くないと往路を戻った。

渋川駅から水沢観音までバスがない。伊香保温泉行きのバスに乗り、最寄りの水沢入口ビジターセンターで下車。ここが出発点だ。渋川駅では通学時間にぶつかった。女子高生満載のバスは遅れた。

水沢入口ビジターセンターから水沢観音まで2.5キロで徒歩30分。道路の両側は昨日降った雪が歩道に積もっていた。歩きにくく、それに車にも注意が必要だ。

すぐに赤城山の展望だ。雪雲が広がる。いまひとつはっきりしない。

その左手には子持山(右)と小野子三山(左)。こちらはきれいに見えている。



水沢観音の駐車場。水沢山がそびえる。

六角二重塔(右)と観音堂(左)



観音堂左手の急な石段を上がる。雪が凍りついている。帰りも解けずに凍っていた。下りは足を滑らせて転げ落ちてしまいそうで怖かった。



石段を登りきると飯縄大権現の社。この左手から登山道になる。

登山道は雪が薄く残っている状態だ。登山道は整備されている。だが侮ってはいけない。標高差は600メートル近く、急坂が続く。



しだいに雪が多くなってきた。凍結している。滑る。しかし登りだからまだアイゼンをつけることもあるまい。

もう下って来る人がいた。5人ぐらい登っているという。この山は毎日のように登る人が多いと聞く。平日でもあり、それに強風と大雪の注意報が出ているきょうは少ないと思っていたのだが、次々と登って来る人、下りてくる人がいる。なぜこんなに多いのかと尋ねると、山が市街地から近く、駐車場が広いためかなと。

下山してくる人が口々にきょうは東京スカイツリーがきれいに見えるという。

急坂を登りきると見晴らしのいいところに出た。尾根に飛び出した。石像がずらりと並んでいる。
この手前でアイゼンをつけた。

周囲を眺めていると、下りてきた人がスカイツリーが見えるでしょうと南の方角をていねに教えてくれた。でも目が悪いわたしはなかなか見えない。わたしよりずっと年上のご老体があそこだよといってくれるのだが、なかなか捉えられない。わたしよりももっと年寄りが見えるのにわたしには見えない。焦った。それなら双眼鏡を貸しましょうかといってくれた。ますます焦った。じっと目を凝らしていると見えてきたのである。間違いない。あれだ。ほっとした。ご親切にありがとうございました。

 石像からは細い尾根を伝わって少し下って登り返すと頂上になる。
この尾根は飛ばされそうな強風に身をさらす。突風の強さに思わず身をかがめてしまった。



細い尾根からあそこが頂上かと見上げる。



頂上です。目の先には榛名の山々。




北方面は雪雲で遠望できない。小野子三山の後ろには谷川連峰が、子持山の後ろには武尊山と至仏山、燧ケ岳が見えるはずなのだが雪雲の中だ。 

北方面の山座同定はあきらめて、東、南、西の山々を眺める。富士は見えなかった。
天気はいい。それだけに雪雲がなんともうらめしかった。大雪注意報が出ていたので覚悟はしていたのだが。こんなものか。

 

伊香保温泉に下山する予定でいた。山頂から眺めるとすぐ下に林道が見える。30分で下山してしまう。これならと往路を戻った。ビジターセンターまで歩いてそこから渋川駅までバス。

ここから劇的といえるほどに風景が変わった。

渋川駅から水上駅に向かう。出発してすぐに雪になった。あっという間の出来事だった。晴れの空から急にどんよりとした雪の空になった。舞台が回転したかのように激しい降雪になり、吹雪になった。違う世界に入り込んでしまったかのようだ。これにはたまげた。その中を電車が進む。豪雪地帯に分け入っているのがよくわかる。車内放送で水上駅から先は雪のため列車は動いていないという。前日に水上町のふじわらの積雪が177?センチといっていたが、ホントにそうなんだなと実感させられる。想像していた以上の吹雪だ。



水上駅に着いた。駅から目的の谷川温泉まで歩く。車内で上下ともに冬山のフル装備に整える。これで準備万端。

はたして谷川温泉までは辿りつけるのか。豪雪で老人が行き倒れーそんな不安も出てきた。温泉と酒が待っている。さすがに時間がかかった。到着したときちょうどほかのメンバーが子持山からも帰ってきた。積雪と吹雪で運転が難渋したという。さあ温泉に入って温まろう。

⇒翌19日は上州三峰山へ。天気は一転して晴れた。


      
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