30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

黄昏60きっぷで、送電鉄塔コースから景信山ー城山北東尾根

2011-04-09 | 登山

沢沿いに咲くハナネコノメ。陽春を浴びてわれ先にとスプリングエフェメラルが春の訪れを楽しんでいた


 山行日 2011年4月6日(水)日帰り
天気 
山域 高尾
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子6:12=6:25新松戸6:30=7:30西国分寺7:34=8:00高尾8:12(京王バス220円)=8:25日影バス停-9:10小下沢風景9:25-10:00送電線巡視路入り口-10:35送電鉄塔73号-10:41送電鉄塔72号-10:45縦走路合流-11:10景信山11:50-12:14小仏峠-12:40城山12:50-12:55城山北東尾根入り口-13:50日影沢-14:00日影バス停14:13(バス)=14:25高尾駅14:33=東京駅のエキナカ「長谷川酒店」で清酒購入=上野の桜見物=17:20我孫子駅
⇒コース地図


4月6日に高尾の景信山を歩いてきた。一般ルートを避けてバリエーションルートをコースに選んだので、静かな山歩きを楽しむことができた。バリエーションルートから縦走路に飛び出すと、やはりというか平日だというのに多くの人が歩いていた。沢沿いにはスプリングエフェメラルが花を咲かせて待っていてくれた。小さな花が陽春に輝き、その可憐さに心が躍り、安らぎをえることができた。

4月2日の山行は大震災による計画停電の影響で乗るはずの列車が運休して目的の山に行くことはできずに駅から家に戻ってきた。なんともお恥ずかしい。このような事態になるのを避けるため安全策として今回は近場の山を歩くことにした。

近場の山といっても、どこへ行こうかすぐに思いつかない。近場でおもしろいコースはないか。そんなとき役に立つのが、松浦隆康著「静かなる尾根歩き」と「バリエーションルートを楽しむ」の2冊である。いずれも関東周辺のバリエーションルートのコースをガイドしている。私にはなんともありがたい本で、何度も利用している。

景信山のバリエーションルートを見つけた。手頃なコースと思えた。コースは上記の地図を見てもらいたい。低山であっても、バリエーションルートを歩くととても静かな、それでいて少しばかり緊張する山歩きが楽しめる。

コースは同書に詳しい。それをコピーしていざ出発だ。


黄昏60きっぷ(またの名を青春18きっぷという)はこの日で2回目の利用となる。東日本大震災のため予定の山行ができないでいた。4月10日が利用期限だというのに残りがだいぶある。


登山口へは高尾駅前からバス。その乗り場にきて「えっ」。自粛ムードで山を歩いている人なんかいないのではと思っていたのだが、この登山者の列。平日だというのにである。
 

日影バス停から歩く。すぐに小下沢梅林。梅の花ともそろそろおさらばだ。


小下沢林道がはじまる。登山口までこの道を行く。


アブラチャンの黄色い花があちこちに咲いている。


小下沢林道は舗装されていない砂利道だ。林道歩きは嫌いだが、これなら我慢できるし、左に小下沢が流れているので気分よく歩ける。



林道わきにニリンソウを発見。うれしいものですね。スプリングエフェメラルは山の早春を彩る。まるで花が咲いたよう、とはよくいったもので、周辺は明るさに満ちている。それをみている私も明るさをもらうことができる。


スミレも多くの種類が咲きだしている。



日影のバス停から45分ほどで大きく開けた場所に出た。ここが野営場で「小下沢風景林」の看板が立っていた。左側にザリクボ沿いに景信山への道がある。ここで朝飯を食べながら15分ほど休憩。


先のゲートを抜けてさらに林道を行く。


ゲートのすぐ先の沢沿いにネコノメソウを見つけた。小さい花なので注意して観察していかないと見過ごしてしまう。同じ場所に3種、上からハナネコノメ、シロバナネコノメ、ヨゴレネコノメ? かわいいものですね。じっと見ていると、花の造形の精緻さにはいつも感心してしまう。

 

さらに、いままさに開かんとするニリンソウの蕾も。


浩宮殿下御誕生記念植林地の石碑。


送電線が見えてきた。「送電鉄塔コース」が近いことがわかる。


そろそろだなと入り口を見過ごさないように歩いてきた。ここだ。小下沢風景林から35分。林道の左側に「新多摩線72、73号に至る」の標柱があった。ここが鉄塔巡視の入り口だ。ここで林道と別れて左に折れる。すぐに小下沢を渡ると正面の細い道に踏み出す。左に細い沢が流れている。この左岸をほんの少し進みとすぐに右岸に渡り、右岸沿いに登っていく。ここまでくればあとは踏み跡がしっかりついているから、道なりに行けばいい。


この沢は伐採されたスギの枝で埋まっている。


ガイドブックにあった「緑を大切に」の看板。この道に間違いないことがわかる。ここから右手に斜面を巻いていく平らな道が続く。


細いが明瞭な道が続き、尾根に向かって登る。しだいに尾根の形になり、乗ったことがわかる。


目の前に73鉄塔。


続いて72号鉄塔。


鉄塔の下から大岳山を望むことができた。


すぐに縦走路に飛び出した。急に道が広くなった。これで登りのバリエーションルートは無事に登り終えた。道に迷うことはなく、入り口さえわかれば問題ないコースだ。

縦走路を景信山に向かうと、すぐに登山者に会う。細い田舎道から急に雑踏の大きな道に出た感があり、なんとなく違和感がある。それに山岳マラソンの若い人がグループで走っている。人気の縦走路だけに「人通り」が多い。


景信山山頂。まずは南西に富士の姿をさがす。


左に御正体山。

さらに左に目を移すと丹沢だ。山頂付近が白いのは雪かな。

景信山のベンチ。意外にも人が多い。この日は風がなく春の日差しに恵まれた。


あの鉄塔のある城山まで。

城山。ここもかなり人が出ていた。ここからの下りはバリエーションルートの「北東尾根」を取る。


北東尾根の入り口はどこか。城山の頂上から道なりに日影沢林道を少し下ると、右は高尾山への道になり、左には「小仏峠」の道標がある。そのすぐ左側が入り口だ。細いがはっきりとした道がある。ドラム缶が2つあるところだ。もちろん「北東尾根」を示す道標はない。

たぶんこの道だろうと、最初は右に日影沢林道を見ながら先に進む。すぐに「自然を守ろうNo.10」の標柱が出てきた。これが手持ちのコピーにある大事なコース確認の目安なのだが、「No.10」が破損されていた。代わりに手書きで「日影(森林コース)」と書いてあった。この道で間違いないことがわかりひと安心だ。

ちょうど伐採したばかりの切り株が目につく。周囲にいい香りが漂っている。これはヒノキだなとすぐに分かった。わが家は建て替えたばかりで、同じ香りがいつもするからだ。

さらに確認ポイントの「東京農工大学同窓会記念林」の立て看板があった。

この道は縦走路とは違って細い山道が続く。やはりこちらのほうが気分がいい。

バリエーションルートとはいえ、はっきりした道が続く。日影沢に下り、沢を渡ると日影沢林道だ。ここが北東尾根の終点。その沢にアズマイチゲを見つけた。私が好きな花、その清楚な姿はまさにスプリングエフェメラル。感激して涙、涙? 最後にこの花が待っていてくれたなんて、でき過ぎだ。

 


 

 

 

 





 

 

 
日影沢で汗と埃を洗い、さっぱりした。ここから出発点となった日影バス停まではすぐだった。

帰りは、東京駅のエキナカ「長谷川酒店」で清酒を購入し、上野公園で桜見物。家に帰ってわかったのだが、この日が満開だという。


登山者でにぎわう景信山でも、バリエーションルートを歩けば静かな山歩きを楽しめることがわかった。登りと下りのルートは入り口さえわかれば、踏み跡はしっかりしている。バリエーションルートを歩くときはどんなコースでも不安になるものだが、まったく迷うことはなかった。この日は静かなルートを楽しめたうえに、スプリングエフェメラルに出会えたことで心が弾んだ。 


        

 

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