30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

笊ケ岳ー椹島から往復12.5時間(3)

2013-08-22 | 登山

 

 トラバース道は細く、2時間も続き、途中6本の沢を横切っていく。とにかく慎重にと自分に言い聞かせた


←笊ケ岳ー椹島から往復12.5時間(2)

山行詳報
2日目

コース&タイム
8月18日(日) 椹島ロッヂ・テント場4:30-4:45登山口-5:10鉄塔-6:52標柱7:00-7:12一ノ沢-7:43三ノ沢-8:23五ノ沢-8:59上倉沢右岸-9:03上倉沢左岸-9:13涸れ沢出合い-9:29涸れ沢から樹林帯へ-10:16椹島下降点10:25-10:58山頂11:35-11:50椹島下降点-12:35上倉沢左岸12:40-13:45三ノ沢-14:20一ノ沢-14:35標柱14:55-16:25鉄塔-16:45登山口-17:00椹島ロッヂ・登山小屋(泊)

[今回は復路編]

帰りの歩行時間を考えると山頂からの展望にうつつを抜かしてばかりもいられない。11時30分には頂上を後にしたい。時間を気にしながら、展望を楽しみ、山を同定し、若者に登頂記念の写真を撮ってもらう。あっというまに時間は過ぎる。もっと見ていた。それがかなわない。「もう出発する時間だろう。暗くなったらどうするんだ」。わかっている。あと5分楽しませてくれ。

笊ケ岳からの西の展望。繰り返しになるが、南アルプスが揃い踏みだ。南北に走る山脈を横から眺めるのだから、迫力のある展望になるのはわかっているが、ここまでとは・・・。

山脈を南から北へ順に目を移していこう。

左から黒法師岳(あれだねとわかるひとはスゴイ)、光岳、茶臼岳。上河内岳、そして聖岳(右端)



アップしてみると、光岳が同定できる。聖岳の姿がいちばんよかった。

 聖岳(左)、赤石岳(中央)、荒川三山(右)



左から赤石岳、小赤石岳、荒川前岳、荒川中岳、悪沢岳



左から悪沢岳、丸山、千枚岳、そして右に塩見岳

塩見岳、蝙蝠岳、そしてずっと右に間ノ岳が見える。その隣が北岳になるのだがいまはガスの中だ。たぶんじっと見ていたら一瞬見えたかもしれないと思いたい。



パノラマ撮影してみた。全容を見ることはできるが、圧倒的な重量感と大きさが全く感じられない。実際の目の前の風景はこんなもんじゃない、もっともっと迫力があるよと言いたくなる。

西側はこんなに展望に恵まれているのに、東側に目を移すとガスだ。富士山はその中にある。小笊の上に富士山が浮かぶ写真をなんど見ている。これが見えないのが残念! それでもここまで南アルプスを見られたら満足しなきゃ。ここまで苦労して登ってきたのに、すべてガスの中ということだってありえるのだから。幸運だったといえよう。ありがたいことだ。

最後に登頂記念写真を撮ってもらおう。若者がいてくれてよかった。笊ケ岳ー椹島から往復12.5時間(1)では静岡側の山頂標柱で撮ったので、こんどは山梨側の山頂標柱で撮ってもらう。同じポーズで。



セルフタイマーでもう一枚。これは静岡側の標柱にカメラを載せて撮った。うまく撮れるものである。



三角点

もうこれ以上はゆっくりできない。さあ下山開始だと自分言い聞かせた。
振り返ると笊ケ岳。さようなら。



一気に下る。椹島下降点を左に曲がる。



涸れ沢に出る。




涸れ沢を下って来ると、倒木で柵がある。ここでストップして右に曲がるのだが、うっかりこのまま下ってしまいそうになる。あっそうだ、ここを曲がるんだとひやりとした。この分岐は注意だなと思った。



上倉沢の左岸に出た。右岸の取り付きは往路に確認しているから安心だ



トラバース道に入る。今回はよく水を飲んだ。沢を横切るたびに飲んだ。



帰りは、このトラバース道を歩くのにだいぶ慣れた。登っては下りの繰り返しだ。ここで気を抜くわけにはいかない。脚に疲れが出ているから、もっと神経を集中して注意しなければならない。それでも帰りのタイムのほうがいくぶん速いかなと往路のタイムと比べてみたら、同じく2時間かかっている。



2020メートルの標柱に着いた。すでにテントは撤収されていた。ここまでくればもう安心だ。標柱には椹島ロッヂまで120分とあった。もっと短縮できると思いきや、やはり2時間かかってしまった。

これからは下り一方だ。スピードを上げたいのだが出ない。さすがに太ももが悲鳴をあげている。下りは登りに比べると踏みあとが鮮明に見える。ふとブナの林を歩いているのに気がついた。ゴールも近いのでやっと余裕がでてきたようだ。



鉄塔。ゴールはもうすぐだ。

そしてゴール。ほっとした。無事に歩き通せた。心配していた膝の痛みもなく、脚の筋肉が攣ることもなかった。事前の準備が良かったせいだろうか。頂上を踏むことができて、体にも異常がない。気をよくした。ここから椹島ロッヂまでは凱旋している気分だった。やったぞという充実感である。

椹島ロッヂ到着は17時だった。16時30分の予定だったのだが、さいごにばてた。

 

今夜もテントというわけにはいかない。東海フォレストのバス利用は、東海フォレストが運営する山小屋に少なくとも1泊することが条件だ。テントは対象外。そこで今夜は「登山小屋」を申し込んだ。素泊まりと思えばいい。この登山小屋もきれいに管理されている。わたしは登山小屋を申し込んで料金を払ったが、ここには泊まらずに、やはりテントに寝ることにした。最後の夜をいびきに悩まされて不愉快な気分になりたくないからだ。

 

椹島ロッヂではテント組も含めて風呂が使える。これはありがたい。熱い湯につかると生き返った心地だ。夕飯を作り、ビールのロング缶、焼酎を買って飲む。自分に乾杯だ。

明日はここを13時出発のバスで帰る。それまでたっぷり時間がある。そこで椹島ロッヂの隣りというか、裏にある「鳥森山」を歩くことにした。山と高原地図にも載っている。以前ここに来たとき気になっていた山だ。

ストレッチを入念にして寝袋にはいった。昨晩と違い、今夜はまったく緊張感がない。体がくにゃくにゃなこんな気分もいい。

⇒椹島から鳥森山へ続く


   

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