30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

あいたくてあいたくてー2013丹沢のシロヤシオ

2013-05-28 | 登山

塔ノ岳・北斜面から丹沢山への稜線に咲くシロヤシオ


山行日 2013年5月27日(月)日帰り
天気 曇り
山域 丹沢
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅4:53(千代田線・小田急線)=6:01代々木上原6:06=7:10渋沢7:16(神奈川中央バス)=7:32大倉7:38-8:57駒止茶屋-9:15堀山の家-9:59花立山荘-10:36塔ノ岳10:45-(シロヤシオ観賞・撮影タイム約15分)-11:46丹沢山11:58-13:10塔ノ岳13:20-13:47立花山荘-14:21堀山の家-14:43駒止茶屋-15:40大倉15:52=16:05渋沢駅16:22=18:43我孫子駅


シロヤシオに惚れてしまった。思いは熱い。自分でも驚くほどだ。それなのに会えるのは年に一度だけ。開花するいまのに時期になると落ち着かない。ことしの“逢瀬”は今週末かと心ウキウキと考えていた。ところが、ネットで見てみるとことしは開花が早いことを知った。

これにはあわてた。今週末なら会えなかったかもしれない。すんでのところで間に合った。シロヤシオの花つきの具合は年によってかなり違う。一昨年2011年は「アタリ」、昨年2012年は「ハズレだった。ことしはどうか。それが一番気になる。ネットで見ると、今年の花つきはあまりよくないこと、それにもう見ごろだという。

それ急げとばかりに翌日に出かけた。このところ私とシロヤシオの逢瀬の場所は、丹沢の塔ノ岳から丹沢山への稜線だ。今年はどうなのだろう。やはり昨年とおなじく「ハズレ」なのだろうか。下山する人に尋ねた。「いいですよ」。印象は各人異なる。それでも期待が持てて心が明るくなった。

とにかく会いたくて急いだ。大倉から大倉尾根を伝わって塔ノ岳まで約3時間。2カ月ぶりの登山だとはいえ頑張った。塔ノ岳の山頂でおにぎりを口に押し込んで丹沢山方面に向かった。

すぐにいつもの場所のいつものシロヤシオだ。さあどうか。よかったですね。はじめてこれを見たした人はそう思うであろう花つき具合で、「ハズレ」ではなく、これなら「中の中」といったところか。2011年を「上」、2012年「下」とすれば、相対評価でそんなところかなと思う。ということは私にとってはよかったのである。これなら観賞するに十分である。

たとえ花つきが悪くても、会える喜びに変わりはない。今年も会えた。一年待っても会えるのは一時間足らず。つれないね、あなたはいつも。それでもうれしかった。


4月初めの「谷川岳」以来、2カ月近くも山を歩いていない。家庭菜園や花粉症で山を歩く気持ちがわいてこなかった。しかしシロヤシオとなれば話は違う。恋しくて愛しい人に会いに行くようなもので、心がはずむのが自分でもよくわかる。

しかし、2カ月近くも山を歩いていないと、たとえ日ごろ体力維持を意識しているとはいえ、平地と山とでは違う。出発地点の大倉は標高290㍍、塔ノ岳が1491㍍、丹沢山1567㍍。塔ノ岳まででも標高差は1200㍍ある。これを3時間で登ることを課している。ことし高齢者の仲間入りをした身には、、このタイムで歩くのはいっぱいいっぱいになってきている。

丹沢の5月中旬ごろは新緑が美しい。一年のなかでもベストシーズンだ。この日は曇り。たまに薄日が差す。目的はシロヤシオだから、ガスで展望がなくても我慢できる。見晴茶屋からの急登のあとはこんないい道が続く。

大倉尾根の最後の小屋「立花山荘」から富士の眺めはいい。楽しみにしているがこの日はガスの中。塔ノ岳もガスの中からようやくその姿を見せ始めた。

いよいよ頂上までわずかだ。このあたりはいつもならミツバツツジがたくさん咲いているのだが、ことしは開花が早かったようでちらほら見かける程度になっている。


塔ノ岳山頂。目標の3時間で着いた。よくがんばった。がんばりすぎて、くたくただ。やはり久しぶりの登山はつらい。
時間が早いせいか登山者は少ない。といっても時間がたてば平日でも休日と間違ってしまうほどは登山者は多い。たぶん今日もそうなるだろう。

塔ノ岳の頂上でゆっくりはしていられない。いよいよだ。なんとも気がせく。

丹沢山方面へ北斜面を下っていく。見慣れた大きなシロヤシオ。私が花つきを見る“標準木”だ。思っていたよりも上々だ。この花つきならけっして「ハズレ」ではない。ことしもシロヤシオに会えた。2011年に比べたら花つきは落ちるが、昨年に比べたらずっと姿見がいい。一年ぶりだね。あいかわらず清らかで気品がある。この姿に惚れました。毎年会いに来るんだらからそうとしか思えない。

ご機嫌になってここから観賞と撮影タイム。この時間を作るために休憩を短くして登ってきた。

 

 

塔ノ岳の北斜面を下りていくとキレットだ。昨年の「ハズレ」のときはこの先にシロヤシオは見られなかった。今年はこの先にも立派なシロヤシオが見え隠れする。登山道沿いに見られればそれに越したことはないのだが、斜面下の少し遠く離れたところに立派な、それも花つきがいいのを見つけると、わたしは斜面を下って近くまで行く。たいした危険もない。道はないのだが、戻りは尾根の高みを目指せば道に迷うことはない。

キレットを通過して、振り返るとシロヤシオ越しに塔ノ岳。いいね。


まだまだ続くシロヤシオの道。

人目のつかない、斜面の下に素晴らしいシロヤシオを見つける。そのたびに膝ぐらいの笹を分けて近づいていく。急な斜面だから足場を確かめてカメラを向ける。時間はどんどん過ぎていく。もっとゆっくり撮りたいものだと思いながら、右に左に移動しては眺める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

丹沢山。途中なんども足を止めてシロヤシオに見入った。山頂標識が新しくなっていた。 

丹沢山での休憩もそこそこに来た道を戻ろうと腰を上げて、ふと思い出した。丹沢三峰から宮ケ瀬方面への道に少し入り、ブナを眺めた。この道はブナがいい。さあ戻ろう。見逃したシロヤシオがないかと注意深く左右を見ながら。あきもしないで。

ことしも会えた。昨年よりずっといい。また来年だねと声をかけた。しかし、わたしは高齢者の仲間入りしたからあと何回会えるのか。これが別れになるかもしれない。カメラはもう向けないで、自分の目でその姿をしっかりと見て、頭の中に強く焼き付けなければならない。


   

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