30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

平ケ岳ーはるかな頂へ12時間(2)

2010-08-04 | 登山

平ケ岳 

山頂の一角に飛び出すと展望が一気に広がり、
視野いっぱいに地塘が輝いていた。山上の湿原だった 


←7月31日(1)から続く

登山本番の日。予定は朝4時に出て、夕方の4時から5時に戻る予定でいる。下山後もきょうはこのキャンプ地に泊まるから、万一遅くなっても暗くなる前の6時半までに下山すればいい。たぶんそこまではかからないだろうが、気分的には楽である。
昨晩、日が暮れるのが何時か見ていたら7時ごろだった。7時過ぎたら一気に暗くなった。

準備で気になったのは水だ。夏の長丁場コースだからたぶん飲むだろう。結局は2㍑持った。途中の白沢清水と山頂の水場で補給できるのだが安心のためだ。


 8月1日 清四郎小屋・鷹ノ巣高原キャンプ場3:30=鷹ノ巣・平ケ岳登山口4:00-6:10下台倉山-7:10台倉山-7:20台倉清水-8:08白沢清水-9:22池ノ岳(姫ノ池)-9:55平が岳10:30-11:05玉子石11:15-11:40池ノ岳(姫ノ池)12:00-12:41白沢清水-13:25台倉清水-13:39台倉山-14:37下台倉山-16:05登山口=16:15鷹ノ巣高原キャンプ場(泊)

3時には体を起こし、ヘッドランプをつけながら湯を沸かした。スープだけを口に入れた。朝食は道々取ることにしよう。それに昼食用の「アルファ米 お赤飯」に湯をそそいだ。テントから顔を出すと登山口まで同乗させてくれる人も起きだして準備していた。急いで支度だ。

3時30分キャンプ場を出発。暗い道を登山口までは車で3分ぐらいで行ける。登山口のすぐわきの駐車場はほぼ満杯だった。ほとんどが車中泊だろう。テントを張っている人はいなかった。

明るくなるのは4時過ぎになる。ここには立派なトイレがあるから用足しなどしてしばらく休む。車中泊の人たちが起きだし準備に取り掛かるようになった。

(登山口の駐車場。出発時は暗かったので下山時に撮った)


4時。ヘッドランプをつけて登山口出発。
(出発時は暗かったので下山時に撮った)


4時10分
分岐点。ここを右折し、登山道にはいる。
暗かったので下山時に撮った)


4時56分。
下台倉山まではヤセ尾根を行く。両側が切り立っていて、ナイフエッジが2、3カ所あった。高所恐怖症の私にはありがたくない状況だが、登りのときはそれほど神経を使うほどの道ではない。要所にはロープが下がっている。しかし帰りの下山のときは慎重に歩いた。



燧ケ岳。やはり目立つ。



5時12分。
山の端から日が出てきた。きょうは晴れるのかな。日差しが強くなると困る。この時点でもう汗びっしょりだ。私は汗かきだからタオルでねじり鉢巻きしている。そのタオルがすでにぐっしょり濡れている。水を意識して飲む。



急登が続く。福島の郡山からきた夫婦とは頂上まで抜いたり抜かれたり。



6時24分。
ヤセ尾根を登り切り、少し下ると、こんどは下台倉山への登りが待っている。全体のコースでここが一番急坂だった。汗、汗、汗。



6時10分。
下台倉山。
やっと着いた。最初から急登の連続だった。厳しい登りだった。
ここままでくれば第一関門突破、といったところか。
このあと池ノ岳への登りに取り付くまではアップダウンが続くだけだ。



6時24分。
平ケ岳が遠望できる。遠いなあ。ズームで撮ったから近くに見えるのだが、実際は、はるかかなただ。



下がらガスがわいてきた。お天道様が出てきたのできょうは一気に晴れるのかなと思っていたら曇ってきた。汗だくだからこの天気はありがたい。



7時10分。
台倉山。三角点を見て通過。



7時20分。
台倉清水。まだ水があったので水場は確認せず小休止。少しめまいがした。あわてて腰かけて水を飲む。飲む水の量が足りなかったのだろうか。大丈夫だ。



8時8分。
白沢清水。冷たくてうまかった。おすすめです。がぶがぶ飲んだ。おかげで元気を取り戻した。出発前にこの水場をネットで調べると「枯れ葉や虫が浮いていて汚いので飲む気がしなかった」「こんなうまい水はない」と両極端の意見があった。どんなもんだろうと思っていたのだが、この日の水は最高にうまかった。たぶんわき出しているのだろう。たしかに小さな虫もいるのだが、飲んでみると格別だった。みなさん、ここの水は見た目よりもずっとうまいです。山頂の水場の水と飲み比べてもこちらのほうが断然うまかった。





8時38分。
白沢清水から30分ほど歩くと、池ノ岳への登りとなる。ここからの登りが第2の関門となる。



8時54分。
高度をあげていくと平ケ岳が見えてきた。下の写真の右手がそうだという。だいぶ近くなった。



木道が出てきた。登りから開放されたようだ。いよいよだな。この期待感はわるくない。




9時22分。
木道をたどると目の前に湿原が現れた。山頂の一角に飛び出したのだ。急に視界が広がった。山上湿原の姫ノ池だ。地塘が輝いている。なんとも清々した風景だ。湿原にはキンコウカが金色に輝いている。この花が咲くと湿原の花たちもまもなく終わる。このおだやかな山容が頂上まで続くようだ。しばしたたずんで眺めていた。
この姫ノ池の背後には平ケ岳がそびえているはずで、これが一幅の絵になるのだが、あいにく雲で3分の2が隠れている。それでも撮っていればよかったのだが、いま撮らなくても帰りにガスが晴れたときに撮ればいいやと平ケ岳に向かってしまった。これがいけなかった。この後急速にガスが出てきて、ガスがとれることはなかった。あの時撮っておけばよかったと悔やんでみても後の祭りである。








姫ノ池から平ケ岳山頂へは木道が導いてくれる。玉子石へは山頂を踏んでから帰りに寄ることにした。姫ノ池に着いた時点ですでに安心して肩の荷を下ろした気分になっているから足取りは軽い。ルンルン気分だ。
山頂から下山してくる人が多い。これはきのう述べたように宮様コース(中ノ岐コース)を利用してきた人たちだ。この時間でもう山頂を踏んで戻るところだ。
「こんにちは」
きのうバスの中で知り合った人に会った。この人は銀山平の伝之助小屋に泊まり、宮様コースを歩いてきた。ちょうど山頂から下ってきたところだ。
「12時半までに下山しなければならない。下にマイクロバスが待っている。山頂でゆっくりしたかったのだそうもできない」
やや不満そうだった。
尋ねてみると、この日の宮様コースというか中ノ岐コースを登ってきた人は80人から90人だそうだ。銀山平からのマイクロバスが3台、それに7,8人乗りの車が続いたという。このコースはいまやすっかり定着してしまった。かたや鷹ノ巣コースのほうはといえば、40人ぐらいではなかったろうか。利用登山者数からすれば、いまや逆転しまったかのようだ。



9時55分。
やっと山頂だ。木道からちょっと横に入ると山頂標識と三角点があった。宮様コースから来た人たちが次々と下山を開始してひと気がなくなってきた。記念写真を撮るには相手がいるからあわてれ撮ってもらった。出発してから6時間。まあこんなもんだろう。どうにか登れたなという安心感が顔に出ている。



下山まで一気に書いてしまおうかなと思ったのだが、“注意信号”が出てきた。gooブログは一回分の制限文字数が1000字だ。山頂到着でちょうど1000字になったのは偶然なのだが、なんとなくできすぎだ。ここで中断しなければならない。
この先の続きは明日にしよう。


   

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 平ケ岳ーはるかな頂へ12時間... | トップ | 平ケ岳ーはるかな頂へ12時間... »
最近の画像もっと見る

あわせて読む