30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

2011北アルプス(1)ー新穂高温泉から笠新道を経て笠ケ岳へ

2011-08-21 | 登山

笠新道からの槍ヶ岳と穂高連峰の展望


夏山第2弾として、北アルプスの水晶岳を含む周辺の山々を5日間にわたって歩いてきた。今回はまだ頂を踏んでいない水晶岳が目的だ。一昨年にこの水晶岳を目指したが途中で体調が悪くなり撤退した。再挑戦である。

今回はすべて小屋泊まりにした。小屋はお盆のときは案外と空いていると聞いた。たしかに4泊ともふとん1枚にひとりで寝ることができた。

天気はあまり良くなかった。出発前の予報では晴れマークが続いて、これはいいぞと期待したのだが、実際の山の天気は違った。明け方は展望がよく、その後はガス、昼前後に晴れてすぐにまたガス、夕方になると雨というパターンが5日間とも続いた。

それだけにガスが晴れて峰々が姿を現したときは、壮大な展望に強く胸を打たれた。なんども見慣れている風景とはいえ、やはり北アルプスの景観は一番だ。

コースは、新穂高温泉から入り、笠ケ岳、弓折岳、鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳、北ノ俣岳、薬師岳を登り、太郎兵衛平から折立に下りた。

計画を立てながらもこれだけの長丁場を歩けるのかと不安であったが、日を追うごとに体が慣れて快調に歩くことができた。老いぼれてもまだまだ歩けるものだと自信をもらった。 


期日 2011年8月13日(土)~8月19日(金) 4泊5日小屋泊&夜行便2日
メンバー 単独
日程
8月13日 我孫子駅=秋葉原駅21:55=竹橋(毎日アルペン号)22:30 

8月14日 5:15新穂高温泉5:50-6:50笠新道登山口-10:55抜戸岳南尾根11:30-13:10笠新道分岐ケ岳-14:30笠ケ岳山荘(宿泊手続き、休憩) 15:30-15:40笠ケ岳16:30-16:40笠ケ岳山荘(泊)

8月15日 笠ケ岳山荘5:30-6:20笠新道分岐-7:25秩父平-9:05大ノマ乗越-9:40弓折岳-9:55弓折乗越-11:10双六小屋11:30-(巻道経由)-14:20三俣山荘(泊)

8月16日 三俣山荘4:05-5:05鷲羽岳-6:05ワリモ北分岐6:15-6:50水晶岳分岐-7:30水晶岳7:45-9:10ワリモ北分岐-9:20岩苔乗越-黒部源流コース-11:20三俣山荘11:50-12:40三俣蓮華岳13:00-14:40黒部五郎小舎(泊)

8月17日 黒部五郎小舎5:05-7:15黒部五郎岳7:25-10:25北ノ俣岳-11:50太郎平小屋12:30-14:30薬師岳山荘15:00-15:35薬師岳15:45-16:10薬師岳山荘(泊)

8月18日 薬師岳山荘7:45-8:35薬師峠8:45-9:10太郎平小屋-12:10折立12:30=亀谷温泉=有峰口=富山駅22:50(夜行バス)

8月19日 5:10池袋東口=我孫子駅 


第1日
新穂高温泉から笠新道を経て笠ケ岳へ

 
杓子平からの笠ケ岳 

8月14日 5:15新穂高温泉5:50-6:50笠新道登山口-10:55抜戸岳南尾根11:30-13:10笠新道分岐ケ岳-14:30笠ケ岳山荘(宿泊手続き、休憩) 15:30-15:40笠ケ岳16:30-16:40笠ケ岳山荘(泊)

1日目は新穂高温泉から笠新道をたどって笠ケ岳を目指した。新穂高温泉の1090㍍から笠ケ岳は2898㍍だから標高差1800㍍をひたすら登るというハードコースだ。この笠新道はたしかにきつかった。計画の段階で、かみさんが登っているのだから私もたぶん大丈夫だろうと高をくくっていたのだが、これが間違いだった。水は2㍑持った。しかし日差しが強くてのどが渇き、水が足りないのではと心配するほどだった。それに夜行バスによる強行軍だから体力もかなり消耗した。つらかった。ほんと。このつらさに耐えたおかげで、体が慣れて翌日から快調に歩けたのだから、体というのは不思議だ。

笠新道登山口に立つ。ほとんどの人がここを素通りしてわさび平に向かっている。ためらいながらも「さあ、行こうか」と自分を鼓舞する。天気は快晴だ。すぐに焼岳(左)と、雲間に乗鞍岳(右)が見えた。昨夏の焼岳からは笠ケ岳から抜戸岳への稜線がすばらしかった。



さらに槍ヶ岳と穂高連峰が見えてきた。見事だ。笠ケ岳とは蒲田川を挟んで対峙しているからこその大観である。 



左の槍ヶ岳をアップ。 



右は穂高連峰だ。ジャンダルムもはっきりと見える。

 

高度を上げるとますますいい眺めになる。

また槍ヶ岳をアップで。



こんどは穂高連峰をアップ。



最初は展望のよさに気をよくしていた。ところがいつまでたっても長い急登が続く。それに日差しが強い。景色どころではなくなった。この先どうなるのか。暑さがこたえる。日を遮る木陰がない。ようやく抜戸岳南尾根を乗っ越すと、杓子平がひろがる。ここで大休止。笠ケ岳が姿を見せてくれた。いい眺めだ。初日からついている。疲労困憊だっただけに、やっとここまで来ることができてひと安心感。それにこの景観のすばらしさにしばし見とれ、疲れが少しは取れそうだ。しかしこの先も急登が続いた。
 

 



杓子平はカールの地形。稜線までまもなくだなと思いきや、疲れた体にはここからが長く、つらかった。とくに稜線近くになると傾斜がきつくなる。

やっとのことで、笠ケ岳と弓折岳を結ぶ縦走路と合流した。ここまでくれば、なんとか行けそうだ。しかし疲れが脚にきて思うように進まない。それに悪いことにしだいにガスってきた。

 



近くなった。まもなくだ。



小屋手前にテント場。水場は左の雪渓だ。笠新道をテントを背負って登ってくる若者が前後に2人。道々、話ながら登ってきた。やはりテント単独行はカッコいい。さすがにテント場は若者が多い。私もそうしたいのだが、この長い急登では、途中で引き返さざるを得ない?事態になっていただろう。一昨年同様に撤退となったのではとつくづく思う。やっぱり小屋泊まりにしてよかった。かつては紅顔の美少年、テントをかついで歩いていたが、いまやまさに憐れむべし半死の白頭翁。時の流れの速さよ。



すぐそこが笠ケ岳山荘だ。テント場から目の前なのだが、足が重くなかなか小屋に着かない。



やっと着きました。うーん、長かった。



宿泊手続きをして、しばらく休憩してから空身で頂上へ。笠の頂上はここから10分ほどだ。あれほどいい天気だったのに、すべてガスの中になってしまった。

頂上標識と三角点。なにも見えない。



ガスの中だが風がなく穏やかな頂上だ。ガスってはいるが、時折太陽が姿を見せる。そのたびにガスが晴れるのを期待するのだが、ふたたびまたガスに包まれる。太陽が一瞬姿を見せると、反対側にブロッケン現象だ。私の姿が、まるで光背が輝く仏様に見えた。

小屋に戻ると、すぐに着替えて、汗で湿った帽子、上着、ズボン、靴下などを乾燥室に持ち込む。
そして、夕飯までの時間、念入りに脚のマッサージに励む。

夕飯がすむと、山は静かさを取り戻す。午後6時ごろ、笠ケ岳山荘から見る抜戸岳。



初日から笠新道を登ってフル稼働の体だが、登ってしまえば、それまでのつらさがうそのようだなと、夕暮れの笠をぼんやりと眺めている。

→2日目は、笠ケ岳から弓折岳を経て三俣山荘へ。


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