30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

子持山ー上越の春山を歩く(1日目)

2010-05-01 | 登山

子持山 

 赤城、榛名、武尊の展望台となる一等三角点の山
岩場の連続だから気が抜けない



「名物」は獅子岩。その通りの風貌をして、周囲ににらむをきかしている


山行日 2010年4月24日(土)~26日(月) 2泊3日
天気 晴れ
メンバー 登山仲間14人
コース&タイム(子持山 4月24日)
我孫子駅6:40=7:12上野7:23=8:06高崎8:17=9:42渋川駅=10:20七号橋駐車10:30-11:45獅子岩(昼食)12:20-13:05柳木ケ峰-13:35子持山13:50-14:10柳木ケ峰-14:40大タルミ-15:30七号橋駐車場=15:50空恵寺16:10=17:10共同通信・谷川保養所  


←予告編から続く 

高崎駅を過ぎると、すぐに左手に榛名山が、右に赤城山が見えてくる。赤城山の稜線は長く、車窓からはいつまでも見えている。次は子持山が左手に現れてくるのだが、赤城ばかりに目が行っていると子持を見逃してしまう。高崎を過ぎると右に左にと山が続き、目があきることを知らない。

JRで渋川駅まで行き、そこでピックアップしてもらい3台の車で子持山へ向かう。これから3日間、谷川温泉にある保養所に泊まって山を歩く。まずはじめに子持山だ。天気予報では3日間とも晴れるというから心が弾んでいる。



子持神社から林道に入る。細い道がくねくねと続く。そろそろ登山口かと思うのだが、まだまだ先に道が延びている。やっと登山口となる7号橋の駐車場に着いた。すでに車が3、4台ある。意外に少ない。ここから歩きはじめる。ガイドブックによると歩行時間は3時間20分だ。初日の足慣らしにはちょうどいい。

この日のコースはこの駐車場からぐるっと回る。獅子岩から柳木ケ峰を経て子持山へ、帰りは柳木ケ峰から大タルミを経てここへ戻る。



杉の林の中を行く。しばらくは歩くのに集中する。尾根に出てやっと杉林から開放される。獅子岩に登るには分岐を左にとる。しだいに岩場になり、獅子岩に近づくほど急坂だ。足場が悪い。道は細く、左側は切れ落ちているから、緊張して慎重に登ることになる。年をとってバランスが悪くなった。バランス感覚が悪いのはいまに始まったことではないのだが、岩場では足を一歩前にすすめるにもバランスがいる。どうしても腰が引けてしまう。



にょきっと天に突き上げる獅子岩。ハシゴと鎖を使って登る。



天気予報の通り、天気が急速に回復してきた。午前中はまだ少し雲が残ったものの、しだいに眺望がきくようになった。獅子岩から子持山(左)を眺める。子持山へは右の尾根を登り柳木ケ峰を経て行く。青空が広がってきた。



さきほどからなんども武尊山の頂上を眺めている。どうしても雲に邪魔されてはっきりと見えないのが残念だ。



獅子岩で昼食をとり、子持山を目指す。分岐にいったん下るのだが、獅子岩からのこの下りもいやな道だ。転落しないように注意しながら下る。下ったら柳木ケ峰への尾根を登る。振り返ると獅子岩(左)がよく見える。なるほど「獅子」だ。遠くどこを見ているのだろう。



尾根を登って2つ目のピークが柳木ケ峰になる。1つ目のピークにサンシュユが咲いていた。この花を見ると必ずといっていいほど<♪庭のサンシュの木…>とくちずさむ。宮崎・椎葉村の稗搗(ひえつき)節の有名な冒頭のフレーズだ。今回もつい口に出た。「サンシュはこのサンシュユのことなの? 私はサンショウだと思っていた」。同行のメンバーから指摘された。この山行記を書いているいま調べたら、指摘の通り正しくは「山椒(サンショウ)」のことだという。わたしはサンシュユだとこれまでずっとそう思っていた。日向地方の方言で山椒(サンショウ)のことを、「サンショ」とか「サンシュ」と言うそうだ。これで一つ頭がよくなった。恥はかくべきもの?



ここが柳木ケ峰。帰りはここから大タルミを目指すことになる。

柳木ケ峰から山頂までは岩場の急登だ。右が切れているから気が抜けない。ロープが付いている一枚岩をすぎると子持山の山頂である。一等三角点にタッチする。山頂には「十二山神」の石碑と「子持山山頂」の看板が置いてあった。その山頂標識を手に持って記念写真。見ての通り参加メンバーの平均年齢は60歳をはるかに超えている。ジジババ仲間なのだが、皆さん驚くほど元気だ。



山頂をあとにして、柳木ケ峰まで戻り、「浅間」へ右のコースをとる。はじめは急な下りで、左手が切れている。左に獅子岩が見える。「大タルミ」で「浅間」への道と別れて、直角に左に曲がる。



だらだらと道が続き8号橋を渡るとまもなく登山口を左に見る。その隣にある子持神社奥の院へお参りし、7号橋駐車場に戻った。
ゆっくり歩いて、ちょうど5時間の行程だった。無理のないペースだったから、足への負担がない。あすが本番だから 初日にこれくらい歩いておいたほうがいい。

 


これから宿泊する谷川温泉に向かうのだが、せっかくだからとリーダーが近くのお寺に案内してくれた。「空恵寺」という。この寺は白井城の城主・長尾家の菩提寺である。

境内にある枝垂れ桜とソメイヨシノがちょうど満開だった。桜をまた拝めるなんて、実に素晴らしい。



これは山門。



山門にたたずみ眺める満開のソメイヨシノ。逆光のため、まばゆいほどに華やかで晴れやかな桜だ。



本堂の先の高みには長尾家のお墓が並ぶ。



→2日目は「平標山」です。


                 


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