正月に出現した奇怪なヤツ
ニンジンの栽培は長い菜園生活でも昨年がはじめてだった。なぜこれまで作らなかったかといえば、私があまり好きでないからだ。すべてがこの調子で作っている。ところが、かみさんに、ニンジンはなにかと出番が多いから今年も頼むわね、といわれてしまった。
7月下旬に種をまいて、10月下旬に初収穫。初めての挑戦だけに手間がかかった。栽培のポイントは3点。うまく発芽させたなら成功したも同じで、さらに間引きして、キアゲハの幼虫を退治することにある。やはり実際にやってみなければわからないことばかりだ。
ニ
ンジン畑の土壌の状態が悪かったのか、面白い形のニンジンができてくる。昨年10月には下のような「裸体美人」が、正月に掘ったなかには上のようなまるで
「小便小僧」としか思えないものが混じっていた。自然の造詣は面白いとはいえ、そこから私が連想する対象は偏りがあってどうも品がよくない。