九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

ラジオ深夜便「明治の群像」から

2017年08月07日 | 日記
 2018年は明治維新150年。
 NHKラジオ深夜便では、近代日本「明治の群像」を放送している。
 今朝、聴いたのは福沢諭吉。

 【福翁自伝口絵写真から:萬延元年サンフランシスコの写真屋の娘と撮った】
                     □
 今日では一万円でお目にかかる福沢諭吉。
 小学生の頃、「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと云へり」と暗唱した「学問のすすめ」の著者。
 この本は明治5年に初編が出て、明治9年の17編まで30万冊ほど出たらしい。
 当時の日本の人口は約3500万人。
 識字率は50~60%ぐらいとして大したベストセラーだった。
                     □
 福沢のすごいところは、海外へ3度も出かけているところ。
 1度目は27歳の時、咸臨丸でアメリカ西海岸(サンフランシスコ)へ。
 2度目は29歳の時、ヨーロッパ(パリ、ロンドン、ベルリンなど)へ。
 3度目は34歳の時、アメリカ東部(ワシントン、ニューヨーク)へ。
 海外事情をつぶさに見て、実学の必要を説き、近代化への啓蒙・教育に努めた。
 演説(スピーチ)や経済(エコノミー)などの日本語は、彼の訳である。
                     □
 福沢は慶応義塾の創設者でもある。
 早稲田を創った大隈重信とは家族ぐるみの付き合いだった、という。
 大隈邸へ夫人や子供を連れて出かけ、二人は酒を呑んで大いに議論したらしい。

 
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« きょうは ヒロシマと向き合う日 | トップ | 第99回 夏の甲子園 開幕 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事