ザワークラウト(Sauerkraut)はドイツ産キャベツの漬物で、Sauerはドイツ語で酸っぱい、Kraut
はキャベツを意味し、合わせて「酸っぱいキャベツ」になります。キャベツには活性酸素の働き
を抑える抗酸化物質が豊富で、がん抑制の効果があると言います。
デザイナーズ・ピラミッド・・アメリカの国立がん研究所が1990年に発表したがん予防が期待さ
れる食品37種類を効果の高いものを頂点にしたピラミッド図で、キャベツは2番目にあります。
関連URLを二つ下に置きます。関心ある方ご検索ください。
デザイナーズフード・ピラミッドって?・・MY First JUGEM より
がんを予防するために食べたい野菜・・「がんのきほん」より
レシピはキャラウェイやディルなど耳慣れないスパイスを使いました。これらの独特の匂いが
気になるときは唐辛子と黒胡椒だけでも美味しくできると思います。
この漬物作りで一番の作業は大量のキャベツの繊切りです。粗く刻むなら、キャベツを四つ
割りして端から刻むと手早くできますが、軸のところが大きく残りきれいな繊切りになりません。
軸をとり除いて繊切りした方が出来上がりがきれいで、食べた時の食感もよろしいと思います。
加熱しないためビタミンCが壊れず、乳酸発酵によりさらにビタミンCが生成されます。
これから夏にかけて恰好な食材です。体力維持・増強に、この夏お試しください。
ザワークラウト Wikipediaより
ザワークラウト作りはキャベツの繊切りが大仕事で、きれいに繊に刻むのは難しいもの。今回
試した刻み方は下の通りですが、これだとばらけずに長さが揃って、きれいなザワークラウトが
できました。ソーセージや茹でたジャガイモとの相性が良い漬け物です。
材 料
キャベツ 大 1こ 2キロ ・・芯・軸など除いた正味量は1.4キロ
スパイス&調味料
とうがらし 2本 ・・タネをとって細く切る
ローリエ 2枚 ・・みじん切り
黒胡椒 5粒 ・・金槌で叩いて潰す
キャラウェイ 大さじ 1
ディルシード 大さじ 1
塩 大さじ 3
作り方
スパイス塩を作る
5種のスパイスをすり鉢に入れてすり潰す。
細かくなったらザルで漉して塩を混ぜる。
キャベツを刻む
芯をくり抜いて根元から1枚ずつ剥がす。
葉の中央の軸を切りとり3枚に切り分ける。
3枚の切り口をそろえて繊切りする。
繊切りキャベツをスパイス塩で揉みこむ
繊切りしたキャベツにスパイス塩を振りかけ
全体ムラなく混ぜ合わせてしばらく置く。
キャベツに塩が回りしんなりしたら、水がでる
まで揉みこみ、漬け物器に入れて重石をする。
3~4日しと白いカビが出たら、ジップロックに
入れて密封、常温におく。
発酵してガスが発生し、ジップロックが膨らんだら
ガス抜きし、3日ほどでキャベツが酸っぱくなったら
できあがり。袋のまま冷蔵庫に保存する。
右の写真はザワークラウトとウィンナの盛り合せ。
ザワークラウト 130g にんじん 30g
ジャガイモ 120g ウィンナ 60g
ジャガイモと人参はマヨネーズ、ウィンナには粒マスタードを添える
この一皿の熱量は376KCal、蛋白質11.8g。