男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

チシャなます・・サニーレタスの酢味噌和え

2015年05月01日 | 野菜類

「ちしゃなます」のちしゃ(萵苣)はレタス類の和名です。レシピはその「ちしゃ」を酢味噌で和えた
料理で、山口の郷土料理です。関ヶ原の戦いで敗れて防長二州に減封され、貧窮した毛利家の
家臣が考案した料理と伝えられ、晩春から初夏にかけて・・丁度今頃が旬の料理とされています。

生家では、焼いたメバルの身をほぐし酢味噌に混ぜて食べました。今は高級魚のめばるも、その
頃はごく普通のさかなでした。めばるは「春告魚」とも呼ばれ春が旬のさかな・・ちしゃの旬も春・・
「ちしゃなます」が美味しいのは、主な食材二つが1年で一番おいしい時季に当たるからでしょう。

ちしゃ=レタスの葉や茎を切ると乳に似た白い液が出ます。ために古くは「乳草=ちちくさ」と呼び
それが「ちくさ」→「ちさ」→「ちしゃ」に変化しました。英名「Lettuce」はラテン語の「Lactuca」から・・
その語源は乳を意味する「Lac」と言い、命名は洋の東西を問わないようです。

前回お伝えした墓参の旅で山口・熊毛半島にふれましたが、半島の突端「上関」まで車を走らせ
道の駅をのぞきました。地元の海産物の売り場で「黒メバル」を見つけます。13~14センチ程の
小振りなのが3尾・・1パック500円・・産地は祝島産とあり2パックをゲットし夕食用に煮付けました。

魚体は小振りながら煮付けたメバルはまさに「the メバル」・・ここ10年以上口にしたことない細や
かなおいしさでした。帰途一泊した広島・鞆の津の宿の夕食でも黒メバルの煮付を食べましたが、
味は似て非なるものでした。産地が違うとこうも違うものか・・と再認識します。

鞆の津で宿を辞して阿伏兎観音までレンタカーを走らせました。近くの沼隈町の道の駅の海産物
の棚をのぞくと「オコゼとカレイ」「オコゼとメバル」のパックがあり2つ合わせて520円。「カメのテ」
もありこれは300円、この3つをゲットします。オコゼもカレイも14~15㎝の小魚でした。

レンタカーは12時までの契約。あとは福山駅から姫路駅まで新幹線「こだま」で、姫路駅で新快速に
乗り替え尼崎駅で降車します。姫路駅で夕食用に買ったのが「まねきのあなごすし」でした。おかず
はオコゼとカレイとメバルの造り三種盛りと、アラで作った味噌汁・・美味しい夕食になりました。
沼隈道の駅で求めた「カメのテ」の料理は、紙数の都合で別の機会にお伝えします。


かつては、レタスのことをチシャ(萵苣)と言いました。チシャはレタスの仲間全体の和名です。
チシャなますは山口の郷土料理で、冠婚葬祭や来客のもてなし料理の一品として作りました。
酢味噌は、焼魚で作るのが本来ですが、いりこの方が簡単で栄養的にも優れモノと思います。


材 料
サニーレタス 2株 200g ・・サニーレタスの別名は「赤ちり緬チシャ」・・食品成分表より
いりこ 40尾 15g ・・頭と腸を取り除く
白味噌 大さじ 1.5 15g
さとう 大さじ 2 20g
日本酒 大さじ 2 20cc
酢 大さじ 3 30cc
溶きからし 適宜
鰹まる 小さじ 1 4cc

作り方
サニーレタスの下こしらえ
サニーレタスは適当な大きさに手でちぎって
ボールに入れ、塩少々を振って軽く混ぜる。
・・レタスは金気を嫌うので包丁は使わない・・
全体がしんなりしたら軽く絞り、水洗いして
塩分を落とし固く絞る。

酢味噌の作り方
いりこを電子レンジにかけて、パリパリにして
すり鉢にとり、粉状になるまで良くすりつぶし、
白味噌・砂糖・日本酒を加え、良くすり混ぜる。
・・この段階では、全体がねっとりとした状態・・
酢・鰹まる・溶きからしを加えムラなく混ぜる。
味見をして、足りないものを加える。
・・いりこをすりつぶすのが面倒なら、粉鰹で
作ると簡単でできあがりの色もtきれい・・



食べ方
絞ったレタスと酢味噌を合わせ、レタスに酢味噌
をなじませて器に盛る。
レタスと酢味噌を別の器に盛り、レタスを酢味噌に
つけながら食べても良い。










コメント
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