工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

真岡市(ハローワーク向かい)
電話 0285(83)3182
あなたの街のはり屋さん
お灸もやってます

咳で骨折!?

2007年12月20日 20時23分11秒 | 鍼灸・東洋医学
・・・雑用が終わりません。
当院の仕事はもちろんですが、いろんなお仕事を同時に抱えた状態でしてねぇ。やらなきゃいけない事が年内だけでも6つほどございます(すでに期限切れの仕事まである状態・・・)。
はぁ、何とかせねば(^^;)

はいはい、院長でございますよ。

本日ご来院頂いた妊婦さん。10月下旬からずーっと咳が止まらないそうで、今月に入ってからは咳のし過ぎで肋骨にヒビが入ったのだとか(゜Д゜ )
妊娠中でただでさえしんどい時期なのに、咳で骨折って・・・(゜A゜;)
脈を診ますとね、肺に熱が入っているような、そういう脈をしておりましたよ。咳が出始めた原因はさておき、今の状態は肺熱による咳だと推測致しました。

東洋医学的な生理では、肺はお水が入ったお鍋に例えられます。肺には水分がたっぷり含まれており、そのおかげで常に冷えているんですね。肺は外界と接している臓なので、冷えている方が調子よく働く事が出来るというわけでございます。
ところが。
空気が乾燥してくると、肺の水分が乾いてしまう事がございます。そうなると肺を冷やしている水分が減りますから、肺は少しずつ熱を帯びるようになって参ります。熱を帯びれば余計に肺が乾燥致します。その結果、肺熱となって咳が出ると。本日ご来院頂いた方の咳は、そういう病理状態によるものだと思われます。

当然ながら鍼で肺熱を取れば良いんですけどね、ご自身での養生も非常に大切です。
それでは、そういう時はどうすれば良いのか。

肺を湿らせて冷やす事が最も簡単な方法でございます。加湿器などで湿度を上げるだけでもずいぶん違うと思います。
そしてもうひとつ。これ以上肺を乾燥させないようにマスクを使用する事。要するにお鍋に蓋をして、水分が逃げるのを防ぐわけですね。マスクは慣れるまでちょっぴり息苦しいですけどね(^^;)、意外と効果がございます。

秋から咳が止まらないという方、どうぞお試しあれ。
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