J2最下位に沈むザスパクサツ群馬。北関東のライバル、というか我々最大のライバルである群馬というクラブには、負けが込んでいても例年であれば夏頃から勝ち始めて気付けばJ2中位でシーズンを終えるというイメージがあります。ところがここ数年、どうも内部の様子がおかしいのです。
昨日こんなリリースがありました。
『【トップチーム】佐藤遵樹選手、志村駿太選手、早坂龍之介選手 tonan前橋へ移籍のお知らせ』（ザスパクサツ群馬公式）
『【トップチーム】藤原雅斗選手、中村俊貴選手 tonan前橋へ期限付き移籍のお知らせ』（ザスパクサツ群馬公式）
『【トップチーム】ハン ホドン選手 tonan前橋へ移籍先決定のお知らせ』（ザスパクサツ群馬公式）
一気に6人もの大量移籍、しかも全員がtonan前橋。同一クラブへの移籍です。試合経験を積ませたいなら同カテゴリのJ2クラブやJ3、JFLへの期限付き移籍という手段があります。何も関東2部までカテゴリを落とさなくてもいいはずですが…。
実はtonan前橋の菅原代表が群馬のGMを兼務しており、現体制になった2015年以降、加入したばかりの選手が群馬からtonan前橋へ大量移籍することが常套化しているようなのです。
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ここでひとつ疑問。一クラブの代表を務める人物が、他クラブのGMも兼務することには問題はないのでしょうか？
Jリーグとしては何の問題もないという解釈なのかな？と思って調べてみたら、『Jリーグ規約 第3章Jクラブ 第26条〔役職員等の禁止事項〕(1)-①』にこんな一文がありました。
「他のＪクラブまたは当該他のＪクラブの重大な影響下にあると判断される法人の役員または職員を兼務すること」
うーん。tonan前橋はJクラブではないにしてもJリーグ百年構想クラブではあります。まぁこの体制で数年経過しているのだからJリーグとしては問題ないという解釈なのでしょうけど、菅原GMのケースはかなりグレーゾーンですね。
菅原氏がGMに就任した経緯、そして群馬とtonan前橋の群馬県内での立場や関係性は以下を読むと何となくその輪郭が見えて来ます。
『【ザスパクサツ群馬】 菅原宏GMに聞く―。「サッカーで地域を元気にする」群馬から発信するfootball 前編 【J2】』（CHANT）
『【ザスパクサツ群馬】 菅原宏GMに聞く―。「サッカーで地域を元気にする」群馬から発信するfootball 後編 【J2】』（CHANT）
財政難に陥るも、クラブの成り立ちやJクラブになるまでの経緯から、地元では誰も手を差し伸べてくれない状況になっていた群馬。一方で、古くから前橋で活動しているtonan前橋は地元に根付いたクラブであり、規模は小さくとも地盤がしっかりしている。もし敵対視されていたtonan前橋の協力が得られれば、群馬としては前橋でのクラブ存続への道が望めるかも知れない…と考えたのかも知れません。
tonan前橋には頼らずクラブライセンスを諦めるか、tonan前橋を頼ってクラブライセンスを取得するか…。菅原氏にGM就任を要請するという行為は悪魔に魂を売ったようなものです。当時の群馬はそんな選択を迫られるほど逼迫したクラブ状況だったことが窺えます。
『ビジョンなき経営方針の陥る罠。債務超過のサッカークラブは募金で本当に救われるのか？』（フットボールチャンネル）
そういえば去年の8月、こんな記事が出ていました。今思えばこれも群馬の内部がおかしくなっていた兆候だったのかも知れません。
『[SEVENDAYS FOOTBALLDAY]:必要とされるこの場所で(盛岡・八角大智)』（ゲキサカ）
群馬が持つ「J2クラブ」という看板はやはり大きいと思います。仮に最初から関東2部のtonan前橋へ加入させる目的で群馬の名前を使い、有望な選手をアマチュア契約で獲得しているとしたらどうでしょうか？先ほどのGMインタビュー後編にはtonan前橋との公私混同の指摘がなされていますが、仮に八角選手がtonan前橋への移籍を拒否して退団に至ったと考えれば、こんな想像もあながちあり得なくはないと思えてしまいます。
何となく思うんですけど、群馬の低迷はフロントが原因なのかも知れませんね。来季J2で再戦したいと思っていますけど…正直な話、うちも他所さんを心配している余裕はありません。自分達がJ2に昇格するため必死です。
我らが栃木SC、今日は夕方からアウェイYS横浜戦です。私は仕事で現地へ行けませんけど、仕事が終わったらDAZNでしっかり応援したいと思います！
昨日こんなリリースがありました。
『【トップチーム】佐藤遵樹選手、志村駿太選手、早坂龍之介選手 tonan前橋へ移籍のお知らせ』（ザスパクサツ群馬公式）
『【トップチーム】藤原雅斗選手、中村俊貴選手 tonan前橋へ期限付き移籍のお知らせ』（ザスパクサツ群馬公式）
『【トップチーム】ハン ホドン選手 tonan前橋へ移籍先決定のお知らせ』（ザスパクサツ群馬公式）
一気に6人もの大量移籍、しかも全員がtonan前橋。同一クラブへの移籍です。試合経験を積ませたいなら同カテゴリのJ2クラブやJ3、JFLへの期限付き移籍という手段があります。何も関東2部までカテゴリを落とさなくてもいいはずですが…。
実はtonan前橋の菅原代表が群馬のGMを兼務しており、現体制になった2015年以降、加入したばかりの選手が群馬からtonan前橋へ大量移籍することが常套化しているようなのです。
【お知らせ】2月１日付で当クラブ代表の菅原宏が ザスパクサツ群馬のＧＭに就任致します。『ぐんまちゃん』筆頭に ザスパクサツ群馬・tonan前橋共々闘いますＩ温かいご声援の程宜しくお願い致します。群馬Ｊ１応援隊
— tonan前橋 (@clubtopics) 2015年1月21日
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ここでひとつ疑問。一クラブの代表を務める人物が、他クラブのGMも兼務することには問題はないのでしょうか？
Jリーグとしては何の問題もないという解釈なのかな？と思って調べてみたら、『Jリーグ規約 第3章Jクラブ 第26条〔役職員等の禁止事項〕(1)-①』にこんな一文がありました。
「他のＪクラブまたは当該他のＪクラブの重大な影響下にあると判断される法人の役員または職員を兼務すること」
うーん。tonan前橋はJクラブではないにしてもJリーグ百年構想クラブではあります。まぁこの体制で数年経過しているのだからJリーグとしては問題ないという解釈なのでしょうけど、菅原GMのケースはかなりグレーゾーンですね。
菅原氏がGMに就任した経緯、そして群馬とtonan前橋の群馬県内での立場や関係性は以下を読むと何となくその輪郭が見えて来ます。
『【ザスパクサツ群馬】 菅原宏GMに聞く―。「サッカーで地域を元気にする」群馬から発信するfootball 前編 【J2】』（CHANT）
『【ザスパクサツ群馬】 菅原宏GMに聞く―。「サッカーで地域を元気にする」群馬から発信するfootball 後編 【J2】』（CHANT）
財政難に陥るも、クラブの成り立ちやJクラブになるまでの経緯から、地元では誰も手を差し伸べてくれない状況になっていた群馬。一方で、古くから前橋で活動しているtonan前橋は地元に根付いたクラブであり、規模は小さくとも地盤がしっかりしている。もし敵対視されていたtonan前橋の協力が得られれば、群馬としては前橋でのクラブ存続への道が望めるかも知れない…と考えたのかも知れません。
tonan前橋には頼らずクラブライセンスを諦めるか、tonan前橋を頼ってクラブライセンスを取得するか…。菅原氏にGM就任を要請するという行為は悪魔に魂を売ったようなものです。当時の群馬はそんな選択を迫られるほど逼迫したクラブ状況だったことが窺えます。
『ビジョンなき経営方針の陥る罠。債務超過のサッカークラブは募金で本当に救われるのか？』（フットボールチャンネル）
そういえば去年の8月、こんな記事が出ていました。今思えばこれも群馬の内部がおかしくなっていた兆候だったのかも知れません。
『[SEVENDAYS FOOTBALLDAY]:必要とされるこの場所で(盛岡・八角大智)』（ゲキサカ）
群馬が持つ「J2クラブ」という看板はやはり大きいと思います。仮に最初から関東2部のtonan前橋へ加入させる目的で群馬の名前を使い、有望な選手をアマチュア契約で獲得しているとしたらどうでしょうか？先ほどのGMインタビュー後編にはtonan前橋との公私混同の指摘がなされていますが、仮に八角選手がtonan前橋への移籍を拒否して退団に至ったと考えれば、こんな想像もあながちあり得なくはないと思えてしまいます。
何となく思うんですけど、群馬の低迷はフロントが原因なのかも知れませんね。来季J2で再戦したいと思っていますけど…正直な話、うちも他所さんを心配している余裕はありません。自分達がJ2に昇格するため必死です。
我らが栃木SC、今日は夕方からアウェイYS横浜戦です。私は仕事で現地へ行けませんけど、仕事が終わったらDAZNでしっかり応援したいと思います！
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