工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

真岡市(ハローワーク向かい)
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あなたの街のはり屋さん
お灸もやってます

神様の言うとおり

2009年12月15日 20時51分27秒 | 鍼灸・東洋医学
・・・昨日の飯田選手以来、何にも来ないなぁ(;´д`)
今日は何もなしか。残念だわ。



はいどーも。院長でございます。



昨日の一枚岩の松田監督の話を聴く限り、外国人FWとベテラン選手の加入は間違いなし。問題は誰が来るのか・・・。外国人選手に関してはうちのクラブが外国までスカウトに行く余裕はないでしょうし、あるとすれば国内でプレーしていた外国人選手の獲得だと思います。
まーね、焦ってもしょうがないか(;´∀`)
新加入情報はまた明日に期待しましょう!!カモン新加入!!



というわけで。



今度の日曜日、不妊症の治療に関する講義をしなくちゃいけないんですよ。臨床の講義ですからね、普段やっている事をそのままお話すればいいのでそんなには困ってないんですけど、一応ちゃんとした講義をするには古典も読んでおかなくちゃいけない。そんなわけで、ここ最近は暇があればずーっと古典を読んだり、話す事をまとめたりしております。

東洋医学的な事、西洋医学的な事、生理学や解剖学的な事などいろいろなお話しをしながら進めようと考えておりますが、鍼灸による不妊治療ってのは「妊娠させる治療」ではなく「妊娠しやすい体を作る治療」なんですね。ここが非常に重要なのでございます。
妊娠させるわけではないので、体の準備ができたらそこから先は「神のみぞ知る」。あとは待つしかないわけです。



・・・ふと思いました。



じゃ、神様が子どもを作る時はどんな感じなのよ(笑)?



頭の中に日本最古の歴史書、神話でもある『古事記』の冒頭が浮かんで参りました。



イザナギノミコトとイザナミノミコトというニ柱一代の男女の神が四国や九州など日本の島々を生んでいくわけですが、まぁいろいろあって(割愛・笑)まず最初にオノゴロ島ってのができるわけですよ。ちなみにオノゴロ島は今でいう紀伊水道の沼島、播磨灘の家島、紀淡海峡の沖ノ島、博多湾の能古島などだと考えられているそうですが、いまだによくわからないのだそうな。
そのオノゴロ島に降り立ったイザナギ(男)とイザナミ(女)。まずは天の御柱という大きな柱を建て、そこを中心に大きなお家を構えます。そして互いの体を見たイザナギがこんな事を申します。「あなたの体はどうなっていますか?」。イザナミは「ちゃんとできてるけど、ひとつだけ足りない部分があります」と答えます。するとイザナギは「私の体には余計な部分があります」と申すわけですよ。でね、なぜか「足りない部分と余計な部分を合わせて国を作りましょう」となるわけです。要するに「SEXでもするか」と言ってるわけですね。

神様もやる事はやるわけですよ(^^;)

イザナギはこう申します。「この天の御柱の向こう側でSEXしましょう。では私は左回りで向こう側へ行きますから、あなたは右回りで行ってください」。これは左尊右卑の考えによるものらしいのですが、陰陽論では右が陰・左が陽なので、陰である女性が右回り・陽である男性が左回りという考え方もできます。

ほら、東洋医学の概念と同じでしょ。

イザナギは左回り、イザナミは右回りで天の御柱を回り、柱の向こう側でふたりは出会います。「まぁ何てすてきな男性なんでしょう」。最初に声をかけたのはイザナミでした。「なんてきれいな女性なんだ」。遅れてイザナギが声をかけます。イザナギは「女性から声をかけるのはどうなんだろう?」と疑問に思いましたが、とにかくふたりは愛し合い、イザナミは子を孕みます。
ところが生まれてきた子はヒルコという失敗作でございました。もうひとり生んだものの、これまた形もよくわからない淡島。こちらも失敗作だったのです。

これ、どこかの市長みたいに障害者を差別してるわけじゃないですよ。
古事記にそう書いてあるのよ。

困ったふたりは天つ神に相談に行くと、「女性が先に声をかけるからダメなんだ」というアドバイスを受けました。
そこでふたりは最初からやり直します。天の御柱を回り、今度はイザナギが先に声をかけます。「なんてきれいな女性なんだ」。イザナミも「なんてすてきな男性でしょう」と答え、ふたりは愛し合います。その結果淡路島が生まれ、四国、隠岐の島、九州、壱岐の島、対馬、佐渡の島が生まれ、8番目に大倭豊秋津島(本州)が生まれたわけでございます。そんなわけで大小8つの島々から成り立つこの国を『大八島国』と呼ぶのです・・・。



はい。日本が出来上がったところで。



結局、女性から誘ったSEXでは国(子ども)が生まれなかった。ですからね、SEXには男性から誘うべきなんです。
つまり古事記の冒頭では「男のあり方」を示しているわけですよ。

ところがですよ。

過去に病院でタイミング療法の指導をされたご夫婦の場合、私の知るところではほぼ100%女性側から誘う流れになっています。それはなぜか。ご主人が基礎体温表を見ないからです。奥様の排卵時期を知らない・・・。これじゃタイミングを合わせるには女性から誘うしかないじゃないですか。
排卵時期を知らなくても定期的にSEXをしていればどこかでタイミングが合う時が来るものですが、普段からセックスレスと来ればもうどうしようもない。結局は排卵日に合わせて女性から誘う以外、精子と卵子が出会うタイミングが来ないわけです。



今日のまとめ。



女性に奥手な男性が『草食系男子』と呼ばれ、男性に積極的な女性が『肉食系女子』と呼ばれてもてはやされる昨今。
現代の日本人は本来持つべき「日本の心」を忘れてしまったのではないでしょうか。



すごい着地点だなこりゃ。
コメント
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