伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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政策の人文学的分析

2017-07-16 21:00:57 | Weblog
昨日、facebookに次のような投稿をしました。

 (視察の報告書作成中)
  広島市の大規模公営住宅団地は、老朽化、少子高齢化、商店街の不振など、
  まるで日本の縮図、将来像のようです。活性化対策のための計画が
  さまざま練られています。私としては、そもそもなぜ活性化が必要なのか、
  行政が活性化を主導しなければならないのか、という根本から問い直しています。

  例えば、高齢化は解決すべき「課題」ではなく、これからの日本の地域における
  「与件」であると、私はとらえています。
  幸せ、地域コミュニティの在り方、地域や都市の盛衰など、時間的にも、
  対象的にも広い視点から検討中です。

この投稿に対して、お一人から「超いいね」を頂きました。
ありがとうございます。

政策は、社会における人の暮らしがより良くなることを目的としています。
「より良く」とは何か?
所得が増えればよいのか?箱モノが増えれば良いのか?
人の幸せはそんな単純ではありません。

TOC理論を教えている岸良裕司さんは、
業務改善を行うにあたって、
「対象は人間であること」を忘れてはいけないと強調されます。

ヒトは機械ではありません。
感情や体を持った生き物です。

会社や組織の中で、人がどのように働くことが、
組織や仕事にとって、最も効率的に成果を上げられるのかを
テーマにされています。

会社の業務における「効率化」だけでなく、
行政の仕事においても、対象は住民という人間ですから、
人間として多角的に捉えて政策を考えたり、評価する必要があると思うのです。

このような気持ちを背景にして、
「幸せ、地域コミュニティの在り方、地域や都市の盛衰など、
 時間的にも、対象的にも広い視点から検討中です。」と述べました。
「超いいね」を押してくださった方は、それが分かっているのだと思います。

これはどのような分析方法なのかと、
自分なりに考えてみたたところ、
きっと「人文学的分析」なのだと思い当たりました。
私が造ったことばです。
私は大学の人文学部卒です。

人文学とは、
社会や歴史、文学、芸術、哲学、倫理学、言語学など、
人間の心の面を探求する学問だと思います。

政治の目標を「GDPの2%増」というような、
即物的で一面的な価値観だけでとらえてしまうのは、
とても寒々とした世界観だと思います。

損か得か、自分の役に立つか、たたないか、
敵か味方か、というような判断基準は、
幼稚で自己本位的な考え方ではないでしょうか。

いろいろな人がいて、多様な価値観がある。
一人一人が尊重されるべき存在であり、
心や感情を含めた、人間丸ごと全体をとらえた幸せと、社会の在り方を
追求していきたいと考えています。


P.S.
写真は山陽小野田市にある「ニュートンのリンゴの木」です。
ニュートンの生家にあったリンゴからできた木です。

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