伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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改善は、今のやり方の延命でしかない

2016-11-05 19:10:18 | 大きな時代の変革期
(改善の盲点)

行政の予算は年々厳しくなっており、国や自治体は
業務効率のアップや人員削減に取り組んでいます。

これらに熱心に取り組むのは、
とっても良いこと、と思われるかもしれませんが、
意外な盲点があります。

「効率アップや改善」は、今やっているやり方の延命でしかないのです。

今のやり方を更に効率よく行えるよう改善する、
ということは、
今のやり方を続けることの強化なのです。
それに注力しているだけでは、新しいやり方は生まれません。

今のやり方が通用する間は、改善は良いことですが、
社会環境や仕事を行う前提が大きく変わってしまった場合、
これまでの「やり方」では、
どうにも行き詰まってしまう事態が生じます。

例えるなら、モノの片づけ。
あふれかえるモノを片付けるために、
収納場所を増やすことでなんとかしようとするやり方は、
いらないものを効率よくためこむだけ。根本的解決になりません。

片付けコンサルタントこんまりさんによれば、
「片づけ」とは、「過去に片をつける」こと

理想の暮らしを考えて、
まずは、「捨てる」を終わらせる。

その結果、人生で何が必要で何がいらないか、
何をやるべきで何をやめるべきかが、
はっきりとわかるようになるのです。

「行政評価」も、今やっていることを評価するだけの作業なら、
やっている事業しか見えません。
結果は、現在のやり方の効率化、あるいは取捨選択です。


(根本的な解決をするには)

行政の「予算枠」という「入れ物」が年々小さくなりますので、
そこへ何(事業)を優先して入れるべきか決めなくてはなりません。
事業を評価して優先順位をつけるには「価値観」が必要です。

これまで先進国が政策の中心に据えてきた価値観(経済成長至上主義)は、
行き詰まりました。
先進国の経済成長や金利が低下している状況は、
資本主義の終焉
を表しているともいわれます。

それに代わる新しい「価値観」を提示することが政治の仕事であり、
それを行政に反映したものが「行政改革」です。
大きな時代の変革期に必要なのは、新しい価値観の創造。
(社会主義や共産主義を勧めているのではありません)

今はまだ存在しないけれど、あるべき姿を描き、それを目指して変えていく。
変えるべきは、モノの「入れ方」ではありません。
新しい「入れもの」と、「入れるべきもの」です。


(どのような価値観を持つべきか?)

資本主義の価値観は「資本の増加」すなわち「もうける」ことが第一。
しかし機械化が進み生産性が上がるほど雇用が失われます。

ガンジーの言葉です。
・無職の人を放置したまま機械を導入する余地はない。
・すべての人に仕事がなければならない。空気や水のように。

ヒマラヤのふもとにあるブータンでは、
GDPの代わりにGNH(国民総幸福)という考え方があります。
多くの人の幸せを目指すならば、
「すべての人」が「有意義な時間(人生)」を
過ごせることが第一ではないでしょうか。

資本主義の根源的な間違いは、
「人間」よりも、「資本」の増加を、
第一に据えてしまったことです。

ならば、人間性を回復するためには、
「人間」を価値の中心にすえた「人間主義」の社会が実現すれば、
多くの人の幸せに結びつくのではないでしょうか。

私はそう考え「人間主義」という言葉を作りました

人間は利用され・消耗される「資源」や搾取の対象でなく
「主体(主役)」であるべきである。

人間が主体ということは、生きている時間の過ごし方の質が問題。
「すべての人が仕事を持って稼げて、
 その収入で生活に必要なものが入手できることが、
 仕事の効率化や一部のヒトの金儲けよりも優先されるべき」
と広く共通認識される社会が
「人間主義」の社会ではないでしょうか。

私たちの代では、
放射能による環境破壊や、巨額の財政赤字を作ってしまいました。
次の世代にとって大きな負担です。

本来ならば、次の世代が生活しやすくなるための
「恩恵」を残すべきなのに、逆に「負担」を残してしまい、
申し訳ない気持ちでいっぱいです。

私は政治家として、今の時代の大人の一人として、
「子どもたちに、よりよい社会を引き継ぎたい」
そういう思いで仕事に・人生に取り組んでいます。




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