伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

行政経営、地方政治、そのほか人生にプラスの楽しいこと eメールアドレスkucctada@mail.goo.ne.jp

人生は ほんとうの私にめぐりあうための旅

2017-03-06 18:03:41 | 心の時代
「まこ... 甘えてばかりで ごめんね
 みこはとっても しあわせ なの」

年配の方は、この歌『愛と死をみつめて』を
お聴きになったことがあるでしょう。

大学生のまこ(こうのまこと)と文通していたみこ(大島みち子)は、
難病におかされ、22歳の誕生日の前日に亡くなりました。
二人の3年に及ぶ文通が1963年に書籍化され、
160万部を超える大ヒットとなりました。
その後、ラジオドラマ・テレビドラマ・レコード・映画化されました。

命の教育を実践された教育者「東井義雄」さんの著書
「自分を育てるのは自分」の中に、
この大島みち子さんのお話がありました。

みち子さんは、高等学校に入ったとき、
顔の軟骨が腐る難病にかかりました。
鼻の奥などに軟骨はあります。

ご病気のため5年かかって高等学校を卒業し、
同志社大学に入学されました。
しかし病気が再発し、闘病生活がはじまりました。

みち子さんは、同じ病院に入院していた
河野實(マコ:こうのまこと)さんと出会いました。
まことさんは東京の大学に進学し、2人は文通をはじめました。

大島みち子さんは日記に書きました。

「病院の外に健康な日を三日ください。一週間とは欲張りません。
 ただの三日でよろしいから病院の外に健康な日がいただきたい」

三日間をどのように使うのか、みち子さんは書いています。

「一日目、私はとんで故郷に帰りましょう。
 そして、お爺ちゃんの肩をたたいてあげたい。
 母と台所に立ちましょう。父に熱燗を一本付けて、
 おいしいサラダを作って妹たちと、楽しい食卓を囲みましょう。
 そのことのために一日がいただきたい」

「二日目、私はとんであなたのところへ行きたい」

「あなたと遊びたいなんていいません。お部屋のお掃除してあげて、
 ワイシャツにアイロンをかけてあげて、おいしい料理を作ってあげたいの。
 そのかわりお別れの時、優しくキスしてね」

ここまで読んで、私は不思議に思いました。
一番大好きな、まことさんのところへ飛んでいくのは二日目。
人生最後の三日目に、みち子さんは何をしたいのでしょう。

「三日目、私は一人ぼっちで思い出と遊びましょう。
 そして、静かに一日が過ぎたら、三日間の健康をありがとうと、
 笑って永遠の眠りにつくでしょう」

人生の最後の日の願いとして、思い出をふりかえりたい。
人生に終止符を打つために、とても大切なことなのですね。

「年寄りは昔の話ばかりする」と世間で言われますが、
思い出をふりかえり、心の整理をつけていくことは、
自分の人生を肯定して受け入れるために
必要なことなのでしょう。

つまらなく思える日常の一つ一つを、
「いま」「ここ」を大事にして取り組む以外に、
人生を輝かす道はないのです。


 
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 高知大サッカー部監督 ご勇... | トップ | 未来へ向けて 意見交換 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

心の時代」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL