秘境という名の山村から&道後湯の町暮らし

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)の山村暮らし&湯の町暮らし

菜菜子の気ままにエッセイ( マイクとハットとモーニング♪ )

2017年04月05日 | Weblog


某歌手が一夜限りの復活コンサートをされると、メディアが伝えておりました。
彼女とワタシ。当然何の接点もありませんが、彼女のヒット曲の一曲には、ほろ苦い思い出がある。

小学校の高学年だったか、中学一年だったか、記憶は定かではない。
場所は東祖谷中学校の旧体育館。
舞台は村の『のど自慢大会』

近所に住んでいた、同級生のK代ちゃん。
家庭は裕福で、頭が良くてスポーツ万能で、サバサバした性格。
お弁当のおかずには、いつもキッチリと赤いウインナーと、卵焼きが入っていて、彼女は大口でパクパクと食べ
食べ終わったらお弁当を包んでいた真っ白な布で、口元をキュキュと拭く。

話す時の主語は、『ワタシな~』ではなく、
『K代なー』から始まる。
そんな彼女が、
『K代な、のど自慢に出る』と言った。
言ったとしか、書き様がない。教室だったのか放課後だったのか、覚えていない。もう一人の同級生のI代ちゃんも、出場すると言った。
彼女も身長が高くて頭が良くて、スポーツ万能。
今、書きながらふと思うが、私の少女期に影響を受けた人達には、名前に『代』が付く。

そんな彼女達に影響を受け、何故かワタシも、村ののど自慢大会に出場してしまった。
声も悪い、容姿も悪い、歌も下手くそなのに、何を思ったか?今でも思いだせない。

着ていた服は覚えている。昔、父が買ってくれた、花柄のベストを、白いシャツの上から身に付けた。
で、何を勘違いしたのか、選曲に合わせて、エンジェルハットを被った。
K代ちゃんは森昌子さんの『せんせい』
を歌い、I代ちゃんは『ひまわり娘』だったと思う。私はエンジェルハットで
『わたしの青い鳥』
おまけに、クッククックと、指で振りも付けた。

幼い頃テレビを見て、歌手の方々が、マイクを離しながら、歌い上げるのを、上手な人達のテクニックだと
勘違いしていたワタシは、クライマックスの
『クッククック、クッククック~青いとり~』
と歌いながら、マイクを離したり、くっ付けたりを、無駄に繰り返した。
本人は、超満足っ!感無量。

結果は散々だった。
K代ちゃんは、子供部門で優勝した。
私は審査員から、後半に何を歌っているのか、聞こえなかったと、コメントされた。
マイクを離しすぎた。

K代ちゃんと一緒に、真っ暗になった道を、帰った。真っ暗になるまで、遊んでから帰ったんだと思う。
暗闇の向こうから、心配して自転車で迎えに来てくれた、父の姿が見えた。
何故か、父に申し訳なかった。申し訳ない気持ちをK代ちゃんにごまかしたくて、
『父ちゃん!K代ちゃん、スゴイよ~優勝した!!』
と、報告をした。

父は、自転車を押しながら、ポツリと呟いた。
『蛙の子は、蛙ばい…』
暗闇の中に感じた、父の背中は哀しそうに、見えた。数キロの夜道は、とても長く感じた。
ほろ苦く、忘れる事の出来ない、汚点の様な、お粗末な思い出だ。

では、いつものお知らせです。
日時・9日日曜日
場所・落合集落の上の方
時間・8時から11時
詳細は、なこちのホームページか、秘境で毎日いろいろ頑張っている
つむじんこちゃんのブログで、確認して下さいね。
美味しい時間は、人生の栄養になりますよ~
かしこ






























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